モクゲンジ (自然公園の花と樹)

 
 モクゲンジの英名は「golden rain tree(金雨の木)」ですが
その名のとおり、夏の盛りに多数の黄色の花を円錐状に咲か
せます。

 中国原産ですが日本でも西日本の海岸近くには野生のもの
があるといわれます。

 モクゲンジの名前の由来はムクロジの中国名である木患子
を誤ってモクゲンジにあてたため、木患子の日本語読みであ
るモクゲンジになったと言われます。

 花は黄色の染料にされたり目薬に使われたりしますが、中
国では葉を煮詰めて膏薬をつくりました。

 種子は硬く古くから数珠やネックレスにされ、江戸時代の
俳諧辞書「類船集」(1676年刊)には“道明寺の木患子のこの
みとりて数珠とせし也」”とあります。
 
 
 ムクロジ科モクゲンジ属
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花の見ごろ 6月下旬〜7月中旬
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