く ろ ま つ(慶珊寺)

 
 慶珊寺の境内には手入れの行き届いたくろまつが見事な枝をひろげています。
 裏山に眠る当地の元領主豊島父子を静かに見守っているかのようなたたずまいです。 

 「まつ」の名のおこりは神がその樹に天降るのを待つところから来たという説もあり、お正月の門松に代表されるような松への信仰は日本人の最も一般的な風習ですが、一年中緑に茂る木に永遠の繁栄を託したものでしょう。

 ・樹齢200年、幹周2.5m、横浜市指定名木

慶珊寺へのあし   京浜急行富岡駅より徒歩15分またはシーサイドライン南部市場駅より徒歩15分


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クロマツ(オマツ)まつ科

 南は九州から北は東北地方にわたって海岸地方に広く分布している常緑の高木。多くは自生しているがしばしば植樹される。高さ40m、直径2mにもなる。樹皮は黒っぽく下部は粗厚なべっ甲状にさける。材は建築、土木などに用いられ幹から松脂をとり葉から香油をとる。
 [日本名]クロマツは幹が黒っぽいからという。
  (牧野新日本植物図鑑、抄)