は   ぎ(宝戒寺)


 お彼岸の頃、北条氏ゆかりの宝戒寺の境内には、古都鎌倉に秋の訪れを告げる沢山の白い花がその姿を見せています。
 鎌倉幕府と共に滅亡した第14代執権北条高時の安らかな眠りを祈るように静かに時が流れています。

 「はぎ」の花言葉は「想い」でいにしえの時代を連想させてくれます。

●あ  し JR横須賀線鎌倉駅より徒歩20分

●み ご ろ
 
9月中旬〜10月上旬
照会先 鎌倉観光協会0467-22-3050)

 「萩の寺」として有名な宝戒寺は北条氏滅亡後、その慰霊のために後醍醐天皇が足利尊氏に命じ、建武2年(1325)に建立されました。
 門を出て左に進むと北条高時らが自刃して果てた東勝寺跡と、高時腹切りやぐらが残っています。
 「太平記」はこの時亡くなった一族郎党は870余人と記しています。



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はぎ(萩)         
 マメ科の亜潅木。ハギ属の総称。茎高約1.5メートルに達し、叢生。葉は複葉。秋、多数総状に紅紫色または白色の蝶形花を排列。後、莢を結ぶ。種類が多い。鑑賞用とし、家畜の飼料に適する。秋の七草の一。湖枝花。普通にはヤマハギを指す。(広辞苑)