2007年10月29日

笛南中の学校給食の継続を!

甲府市・中央市中学校組合議会10月定例会(10月29日)

会議録ではありませんが、発言原稿から作成していますので内容的には正確なものです。

山田厚質問

3点ほど質問させていただきます

@ まず、笛南中学校の耐震化計画についてお聞きします。

笛南中学校は、校舎が昭和41年、体育館が昭和42年に建設されたました。 建築基準の耐震性が強化された昭和46年とか56年以降の建物でないばかりか、築40年をこえており、いうまでもなく耐震性が極めて不十分です。
 また、地震予想で有名な曽根丘陵活断層も近隣にもあります。 笛南中学校の耐震化が校舎と体育館の改築つまり新築としてもとめられています。
 見解をお聞きします。

A 2点目ですが、笛南中学校周辺と通学路の水防対策についてです。

笛南中学校は間門川の流域にあり、広域浸水しやすい位置にあります。2000年9月の豪雨では国道140号も通行禁止となっています。中学校施設と中学生の生徒の通学路における水防対策が求められています。抜本的な改善は間門川の改修だと思いますが、見解をお聞きします。

B 最後に、笛南中の学校給食の評価と存続についてお聞きします。

私は、笛南中学校を視察させていただきましたが、特に直営自校方式の学校給食が立派なことに驚きました。献立は自校の独自献立で、生徒からの要望も取り入れて栄養士さんが作成しています。また、食器はアルマイトやポリプロピレンではなく、瀬戸物の強化磁器です。
 甲府市の他の中学校では業者の弁当方式です。ウチの2人子どもも甲府市の市立中学生ですが、市立中学校の生徒たちはウチの子も含めて「汁物がない 冷たい おいしくない」「小学校の時の方がズーと良かった」といいます。私などは中学校の給食試食会でときどき試食させていただくときは「まずくないのになー」の感想です。しかし、毎日、毎日がつめたい弁当では確かに「あきてしまう」「おいしくなくなる」と思います。
 現に生徒の食べ残しの量が違います。甲府市立中学校では、20%から献立の日によっては40%も食べ残しがありますが。笛南中学校では多くても5%程度の食べ残しとお聞きしました。
 食の教育が強調されていますが、教育の観点からも、笛南中の直営自校方式の学校給食の存続が求められています。見解をお聞きします。

宮島雅信甲府市長答弁

笛南中学校の防水対策について

 笛南中学校が位置する中道地区を流れる間門川(まかどがわ)の改修につきましては、山梨県が「統合一級河川事業」として鋭意、事業推進を図っているところであります。
 中学校組合といたしましても、甲府市を通して、山梨県に対して早期完成を要請しております。また、改修整備が完了するまでの間、甲府市により重要防水箇所に位置づけられ、土のう配布、巡視など、防水体制が強化させているところであります。
 これからも、甲府市と連携を図るなかで、学校施設及び通学路の安全確保に努めてまいります。

 奥田理教育長答弁

@笛南中学校の施設の耐震化計画について
 現在の笛南中学校はの施設は、校舎が昭和41年12月、屋内体育館は昭和42年3月に整備された施設であり老朽化が著しい状態となっております。
 耐震化の計画につきましては、組合としてはありませんが、甲府市においては、「全ての学校施設の耐震化整備を、平成23年までに完了する」との方針でありますことから、解散後には、笛南中学校の施設についても同時期に整備することが望ましいと認識しております。

A笛南中学校の学校給食について
 現在、笛南中学校では、自校直営方式による学校給食を実施しております。
 本中学校の給食は組合立であることから、県費による専任の栄養士を配置し、生徒の嗜好等を考慮の上、献立を作成しており、生徒及び保護者にも好評を得ているところであります。こうしたことから、組合立で中学校を運営している間は、現行の運営方式を続けてまいります。

山田厚の再質問と要望

 間門川の改修工事はぜひ急いでいただきたい このことは強く要望させていただきます。
 笛南中の学校施設の耐震化については、平成23年度をめどに甲府の市立中学校と同じく耐震化つまり改築をするのが「望ましい」という前向きなご答弁をいただきました。学校施設そのものが避難所ですから、ぜひ具体化していただきたい。
 なお、根本的な耐震化は 学校施設の新築ですが、地震は、いつ起こるかわかりません、明日かもしれないし、今日かもしれません。そのため当面の対策として「建築営繕課」にもお願いして、専門家による目視点検を実施していただきたい。その結果、応急対策として、見かけは悪くともしっかりしたパイプやコンパネを設置するだけで、その安全性はかなり異なるとされています。当面の対策としての目視点検については再質問いたします。
 なお、笛南中学校の直営自校方式の学校給食は、ご答弁にも「好評を得ている」と言われたように、大変立派な学校給食です。これまで経過を見ても「消毒保管庫」や「オーブン」なども購入され組合立として大切にされてきたことがわかります。
 要望ですが、ぜひ、立派な笛南中学校の学校給食を、甲府市の、山梨県のお手本として今後とも存続していただきたい。

※ なお、再質問に対して、教育長は、目視点検の実施を約束してくれました。 内容の説明については、このホームページの 「ウィーク私の主張」の10月30日をご覧下さい。