オゾン療法とは?
  →ペットでの実際のオゾン療法の様子はコチラをクリック☆

【オゾン療法の歴史】

オゾン療法は日本国内ではあまり知られてはいませんが、1957年にドイツでオゾン発生装置が開発されて以来ドイツ・イギリス・スイス・イタリア・オーストリア・ロシア等のヨーロッパ諸国では、既に確立、認知されたオゾンガスを用いた様々な治療法で、アンチエイジング、動脈硬化疾患、関節、筋肉などの運動器疾患、そして癌治療にまで応用されています。

オゾン治療は、オゾン治療の専門病院が存在 するほど、スタンダード、かつ安全な治療法です。

英国のエリザベス女王の母クィーンマムは、週に2回オゾン療法を受け、大きな病気をすることも無く、長生きしたのでイギリスでもオゾン療法が注目され、新聞記事にもなりました。(2003年に享年101歳で逝去)



オゾン療法の効果
オゾン療法はどのような疾患に効果があるのでしょうか?
ヨーロッパなどでは、B型・C型の肝炎や、HIVのウィルスの増殖を抑えるために用いられています。
虚血性疾患に対しては、保険適応にもなっていて、狭心症や心筋梗塞など、虚血性心疾患の後にオゾン療法が治療として行われています。他にも、老人性網膜変性疾患、アトピー性皮膚炎などアレルギー・自己免疫疾患にも用いられます。(投与量により免疫調整作用)、また、免疫力を上げる作用に優れ、ガンの補完療法としても外科手術後に使用されています。

ガンの補完医療では、週2回、5週間を1クールとして、年1・2回繰り返すという形です。また、歯科領域でも使用されていますが、これはオゾンガスの直接的な殺菌作用が主で、上記のような医科でのオゾン療法とは作用機序が少し異なります。

【オゾン療法の作用】
作用としては、免疫細胞である単球及びリンパ球を増加させたり、免疫細胞から産生するサイトカインに基づくことが明らかにされつつあります。また、オゾン療法は、併用療法の効果を増大させる作用が知られており、自律神経免疫療法と併用することにより、細胞の活性化や免疫力の強化における相乗効果を発揮するものと考えれられます。

体にオゾンガスを取り込むことによって、

1、体内の酸素化(特に普段、酸素が行き渡らない虚血部位の酸素化)

2、血液流動性の改善による末梢循環の改善

3、免疫機能の向上

4、細胞を活性化することによってATP産生の増加、SOD等の上昇で抗酸化力を向上させる

5、アンチエイジング効果

などが期待できます。

当院が、今回このオゾン治療法を始めたのは、血液のオゾン化という即効性のある手法であった事と、下記のように、様々な生理的な特徴があり、様々な病気に効果が期待できるからなのです。

【オゾン療法によって治療効果の期待できる疾患】(人間の場合を引用)

◆肩こり、慢性疲労、冷え性
 ・血液循環の改善、細胞の修復効果

◆肝炎、HIV、インフルエンザウィルスの除去効果
 ・血液とオゾンの反応でインターフェロン等が産生

◆慢性関節リュウマチ、頚椎捻挫、腰痛等の症状改善
 ・局所の血流を改善、消炎、鎮痛効果あり

◆ガン、悪性リンパ腫、白血病への効果
 ・免疫機能を活性化する

◆動脈硬化に起因する脳血管疾患
 ・脳循環を改善する

◆狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患
 ・冠血流を改善する

◆末梢循環の改善
 ・糖尿病性末梢神経障害、下肢静脈瘤の症状の改善

◆抗アレルギー作用
 ・アトピー性皮膚病、気管支喘息、花粉症



人間で行われる大量自家血オゾン療法では、100〜200ccの血液を専用瓶に採血し、そこにオゾンガスを混合し、オゾン化した血液を体の中にゆっくりと戻すという治療法です。
オゾン自家血療法はだいたい1回10000円〜25000円の費用がかかります。

高齢者や子供や犬や猫など多量の採血が難しい場合では、自家血オゾン療法と同等の効果があると言われている直腸経由でオゾンガスを注入する注腸法という方法が主になります。
この療法は1回数千円で行う事ができます。

しっかりとした治療のためには週に1回すると効果があると言われていますが、健康維持やアンチエイジング、疲労回復が目的の場合は、1〜4週間に1回程度の間隔で継続すると効果的です。

東洋医学では腸と皮膚は密接な関係があると言われています。
オゾン注腸法によって腸を整える事によって、アトピー性皮膚炎の改善にも役に立つと考えられます。

他院に通われているワンちゃん・ネコちゃんも現在の治療に+(プラス) オゾン療法だけでも当院に受けに来ていただいても結構です。
オゾン療法がいろんなペットたちのお役に立てればと思っています。
お気軽にご来院くださいね。

→ペットでの実際のオゾン療法の様子はコチラをクリック☆

 



直線上に配置


COPYRIGHT(C)1999 動物病院 神戸市 北区  あきペットクリニック ALL RIGHTS RESERVED.