きつつき工房(top) > ペーパクラフト > 立体切り紙のつくり方
◎用意するもの ![]() 色厚紙(色画用紙、色上質、ラシャ紙、タント、キャンソン、レザックなど) *動物用は裏と表が両面ともきれいなもの。 1匹につき葉書くらいの大きさが必要。 *台紙用はかなり厚めで葉書サイズ。 画材屋さんに行くと何色か入ったパックで売っています。 メッセージ・カード用紙(動物が持っているもの。どんな紙でもよい) 穴あけパンチ(手芸用品店、ホームセンターなどの皮工芸コーナーにあります) 接着剤(速乾性で乾くと透明になるものがよい) はさみ、カッター、カッターマット、ホッチキス、ボールペン、定規 |
◎つくる手順 1.型紙 型紙をA4の紙に印刷します。 ブラウザやプリンターによっては自動的に縮小印刷される場合があります。余白を調整して100%で印刷してください。 1枚に何匹分か入っていますので1匹ずつに切り分けます。 2.切る準備 ![]() 型紙も中央線から二つ折りにして厚紙にかぶせて重ね、ずれないようにホッチキスで1〜2か所とめます。 当然のことながら、身体の外側部分でとめてください。 3.折り線 型紙の上から定規を当て、折り線をボールペンなどで強くなぞって折り目をつけます。左右両側とも行います。 あんまり力を入れすぎると型紙が破けますから、ほどほどにしてください。 4.目・鼻 目の穴を開けます。 動物によって、穴あけパンチ(たいていの動物は直径2mmを使っています)かカッターを使って切り抜きます。 カッターの場合は一度に切ろうと思わず、両側から1枚づつ切るようにします。 5.切り抜き 動物を切り抜きます。 まず、口吻(あご)の部分を最初にはさみで切ります。 頭〜尻尾の線は、どちらからでも自分で切りやすい方から切り始めます。 ![]() 滑らかな曲線を切るには……、よく切れるはさみと経験です。 もし型紙の線からずれてしまったら、急角度で元の線に戻ろうとせず、滑らかなカーブで徐々に戻るようにします。 まぁ、多少ずれてもあまり気にしないでください。 6.折り ![]() じつは、これが造形上のポイント! この一ひねりだけで、とたんに顔が生き生きして見えます。 (しおりやキーボードメモの場合も、身体と顔を反対向きに折ってください。立体感がでます) 台紙につける足の「のりしろ」も折ります。 動物によっては尻尾や鼻も折ってください。 7.貼り付け 動物を台紙に貼りつけます。 台紙はヨコに二つ折りにし、動物を置いてみて、たたんだときに動物がはみ出さない位置を確かめます。鉛筆で薄く印をつけておいてもよいです。 動物の足に接着剤を塗り、まず片足をつけ、真上から見て背中の線と台紙の折り線が重なるようにして、もう片方の足もつけます。 (モビールの場合、糸通しと竿の取り付け) モビールでつるす場合は、足の「のりしろ」は要りません。二つ折りにしたうえで、下から針を背中に当てて、身体が水平になる重心の位置を確かめてから穴をあけます。穴を少し広げてから、糸を通して止めます。 竿に取り付けるときは両端に動物をつるしてから、真ん中の糸を結んで、少しずつずらしながら竿が水平になる位置を確かめて固定します。 位置が決まったら、透明なボンドを少し糸に着けて固めると後からずれなくなります。 8.メッセージ・カード ![]() 紙の方にも手に当る部分に2mmくらいの切れ込みをいれて、動物の手の切れ込みとはめ合わせます。 この段階で、動物の手の切れ込みを切り忘れているのに気がついた人は、そっと切っておきましょう。 9.楽しみ方 できあがりです。 ![]() 人目を避けて、何度も開いたり閉じたりして楽しみます。 あげるのが惜しくなったら、もう一枚つくりましょう。 (注意) 動物カードのデザイン(型紙とそれを使った作品)は、きつつき工房の著作物です。 ご利用は私的な使用に限ります。商用利用や販売等はご遠慮ください。 作ってみた時は感想などを教えてもらえるとうれしいです。 学校や生涯学習等の教育的使用については、事前にご連絡くだされば、無償での利用を許諾しますのでメールをください。 <kitutuki0309@goo.jp> |