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5/25 夜盗虫・・・ヨトウガ

夜盗虫(ヨトウムシ)・・・植物を育てると必ずといっていいほどお目にかかる虫です。
そもそもヨトウムシというのはヨトウガの幼虫の事を指しますが
ヨトウガ、ハスモンヨトウ、シロタエヨトウ、カブラヤガetc.・・・をひとまとめにした俗称でもあります。
それぞれ習慣や生活史が違い、一括できるものではありませんが
現れる被害が似ているのでまとめて「ヨトウムシ」と呼ばれています。

ヨトウガ

バラの葉に産み付けられたヨトウガの卵
ふつう春から初夏と秋の年2回の発生です。
とても雑食性が強く100種類以上の植物に加害します。
成虫の蛾は夜間活動して葉の裏に卵を固めて産み付けます。
孵化したばかりの頃は群生して葉裏の葉肉を囓り、食べた部分が白く透けたようになるのでよくわかります。
葉の表に産み付けられていますが
これは葉っぱが裏返しになっていたため
蛾から見れば葉の後ろ側に産み付けたのです
たぶんヨトウガの若い幼虫だと思います。
ヨトウガの若い幼虫はこんな淡緑・・・・


※蛾の幼虫の種の特定は難しいです。
特に脱皮途中の若い幼虫は種を完全に断定
するのは非常に困難です。

大きくなったヨトウガの幼虫
このころには夜盗虫の字のごとく、日中は葉裏や土の中に潜み、夜間に植物に加害します。
集団発生すると夜間に葉を囓る音がするくらい旺盛に食べ、エサがなくなると集団で移動するそうです。

ちなみにカブラヤガ(ネキリムシともヨトウムシとも呼ばれる)もUPしてますのでご覧ください!



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