Home 

2/20  トンネル虫の正体はハチ

バラの剪定の季節です・・・オヤ?
変な枯れ方だな〜〜〜 あれれ??黒い頭? こんなん出ました〜〜(^^;


バラの剪定の季節です・・・その2!オヤオヤ??
やっぱり穴があいてる〜〜 削るとな、な、なんと・・・詰まってる やっぱりこんなん出ました〜〜

冬、バラの剪定の季節です。おや?バラの髄に穴があいていました。
とりあえず切ってみると・・・黒い虫の頭?が見えました。コレは?さっそくカッターナイフで削いでみました。
中から出てくる虫は頭は黒く、胴が緑色だろう!まさにチュウレンジの幼虫をイメージしていました。
案外硬いバラの枝を力一杯ナイフで削っていると、はずみで虫がポトっと落っこちてしまいました。
??オッコチタ??フト見ると何と想像とは全く形が違う、ハチのような虫がいるのでした。どういうこと?
庭に出てバラをよく見てみるといくつも穴の空いた枯れ枝があるではないですか・・・
どうやら、これはこの虫が冬眠している穴のようです。枯れ枝に長いトンネルを掘って順々に入っていったようです。しかも私が頭だ!と思っていたところは実はお尻の方だったんですね!
ところで、この真っ黒で1pにも満たない小さなハチのような虫は一体何者なのかしら・・・・
そう言えば、私が見つける前にyukikoさんも言っておられたなぁ!!
我が家だけに出現するのではなさそうです。それ以後、私は気になって仕方ありませんでした(笑)
結局、よくお邪魔している大阪市立自然史博物館のサイトに問い合わせをしてみました。

すると・・・「ツヤハナバチかギングチバチのなかまだと思います」と回答をいただきました。
さらに詳しく知りたければ標本を送ってくださいと嬉しいお言葉!!それは送らない訳にはいかないです(^^ゞ
そしてついにお返事をいただきました♪♪
「やはり,ツヤハナバチのなかまで,Ceratina iwatai イワタチビツヤハナバチという種でした.
国内では北海道から九州まで広く分布しています.」

あぁ〜〜スッキリしましたー!!!
さて、ツヤハナバチとは・・・

このなかまは日本に9種いて,どれもススキ,ヨモギ,セイタカアワダチソウ,バラなどの
植物の枯れ茎に穴を掘って巣にします.
成虫は花粉を集めて幼虫のエサにするという生活を送ります。
8月頃羽化した成虫は,育った巣をさらに掘り進め,その中で何匹か集まって越冬するようで
す.大きさは全然違いますが,系統的にはクマバチと近いものです.

そっか〜!クマバチに近いのか〜〜納得する私なのでした。
クマバチは枯れ枝にトンネルを掘ったり、甲虫が掘ったトンネルを利用して育児室をつくり
卵を産み付けます。幼虫のエサはもちろん花粉団子です。
バラの枝は掘り進められて枯れてしまったものもあるけれど、
居心地がよかったのか?我が庭を選んでもらえたのでヨシとしておこうと思いました。



 Back