Flight No.0024トップページへ 愛車フェアレディZ33にサスケを乗せて…
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□■ 砂丘写真 ■□
No.01-a
Trip to Tottori


第1章「飛行機に酔う」の巻き




羽田には飛行機がいっぱい♪




顔面蒼白で鳥取空港に到着
2008.10.21(tue)〜22(wed)
「鳥取砂丘へ」1日目

特別番外編:母娘2人で行った鳥取砂丘の旅行記です。長いです。(笑)
サスケはドッグホテルでお留守番だったため登場しませんのであしからず。


9:00 サスケを預け、その足でそのまま駅へ向かう。地下鉄の駅ホームで母と待ち合わせ。電車の乗り継ぎや飛行機の搭乗が時間的に結構儀ギリギリだったので、焦り気味でホームに降りていくと、母の姿あり。既に並んで電車を待っていた。手を振りながら近寄り、喋っていると、母のすぐ後ろにいたスーツ姿の男性に声をかけられた。
ビックリ〜!なんとピアノの生徒さん。すごい偶然!(笑)途中まで3人でお喋りしながら電車に揺られ、乗り継ぎも間に合い、無事に羽田空港到着。なんせ15年ぶりの飛行機。空港はすっかり様変わりしてるし超ドキドキ。スキップサービス?何だそりゃ?って感じだよ。でもまぁ、アタフタしつつ保安検査場も問題なく通過し、「鳥取行き最終の搭乗案内です」というアナウンスに少々焦りつつ、機内へ。
ほどなくして機体が動き出す。ノロノロ…バックしたり、止まったり、地面を移動。「混雑している」とのことだったけど、滑走路の順番待ちとかあるのかな?早く飛ぶなら飛んでくれ!このノロノロ運転、飛ぶ前から嫌な予感が…。

ゴオォォオオオーーーー!!やっと加速し飛行機は大空へ。晴天だったから下がよく見える!どんどん街が小さくなっていくよ〜。そして、ちょっと飛んだらもう山々が見えてきたよ〜。飛行機って速いんだね〜。(当たり前だ!笑)と、笑っていられたのも束の間。うぅ…、この感じ、やっぱり、どうにもこうにも弱い。…気持ち悪いぃ〜。(´д`lll)

12:25 たった70分で鳥取空港に到着。たった70分、されど70分。ワタクシ、顔面蒼白。かろうじてエチケット袋のお世話にならずに済んだけど、かなりヤバイ状態。フラフラしながら飛行機を降り、空港のロビーのベンチに倒れ込み…死ぬ。(泣)少しラクになったところでトイレに行って、鏡に映った自分に驚き。顔色土色。死人のようだョ。(ノД`)
もう少し休んでから移動しよう、という事になり2階レストランへ。タクシーも何台も停まってるし大丈夫だよね?と、お昼ご飯。30分程度休憩し元気も復活!ご馳走様でした〜。さぁ、タクシーで砂丘へ行こう、行こう!

…あれ?タクシーは??

あんなに停まってたタクシーが1台もいない。ご案内カウンターも誰もいない。空港の電気、色々と消えてる…。人もいない。シーーーーーン。(汗)どうやらフライト時刻(1日4本)に合わせて、空港は機能しているらしい。飛行機がいなくなったら人もいなくなるって事か。
気を取り直し、電話でタクシーを呼んで目的地の砂丘へ。タクシーの運転手さんに「随分とユックリでしたね〜」と言われたよ。飛行機に酔って動けなくなる人なんて、いないのか!?(汗)


親切なタクシーの運転手さんに色々と情報を貰いつつ、車は砂丘へ。(らっきょう花畑は時期が少し早く、まだ花が咲いてないらしい。残念!)
15分程度で到着。砂丘会館のロッカーに荷物を入れ、「砂丘入り口」の階段を登る。…と、目の前に広大な砂丘が!

どこまでもドーーーーーンと広がる砂丘。足元の砂の感覚を楽しみながら、早速歩き出す母と私。スニーカーは砂が入り大変な事になる、貸出しの長靴が存在する、という前情報を得ていたので、それならば…と、2人揃ってブーツスタイルで来ていた私達。これが大正解〜!結構、皆さん砂と戦って大変そうだったけど、全然平気だったョ♪
入り口付近の「ラクダ乗り場」と「遊覧馬車乗り場」を過ぎ、まず目指すは定番中の定番、馬の背。遠くのほうで、アリンコが一生懸命に砂山を登っているように見える、あそこが馬の背だ!結構キツイ登りで、深い砂に足をとられ思うように歩けず苦労するらしい。覚悟して登る。あれれ?全然ヘッチャラだよ。うはは〜、楽しい!
母は夏に足の甲を骨折し、更にその後も足の指を捻挫したりしていた為、大変そうではあったけど、それでも、もともと登山が趣味、肉体労働OK!カモーン!というパワフル母さんなので、骨折から完治してないというのに、ぐんぐん登る。さすがです。(笑)

馬の背に登り切ると、目の前に日本海が広がっていた!風が気持ちイイ!海が綺麗!そして、振り返ると頂上を目指しやってくるアリンコの数々。(笑)みんな、頑張れ〜。頂上はもうすぐだ!
殆どの人は馬の背まで登り、日本海を眺め、砂丘を眺め、気持ちの良い風を浴びると、再び来た道を下って行く。…が、しかーし!我々親子はそう簡単に砂丘を終わらせない!人の行かないほうへズンズンと歩く。まだ人が踏み入れていない砂地を探し、歩みを進めると、あったよ!あった!砂と風が作り出す芸術、「風紋」。馬の背あたりの砂じゃ〜、皆に踏まれまくってるから風紋は見られない。やっぱり、こういう所まで歩いて探さないとね!はぁ〜、なんて綺麗なんでしょ。

感動する私と母の前に、5人組のご婦人が遊覧馬車から降りてこちらへやってきた。そのうちの1人が小走りに私達のいる丘の上までやってきて、海を眺めると、くるりと振り返り仲間達にこう叫んだ。
「ない、ない、な〜〜んにもない!ただ海が広がってるだけ〜!」
すると、他の人達はこちらへ来る足を止め、その人が戻ってくるのを待っている。極めつけは、先発隊となりやってきたご婦人の最後の一言。
「大丈夫、写真撮ったから!」
そしてご婦人グループは、馬の背にあがることも無く、遊覧馬車で来たので砂丘をさほど歩くこともなく、足元にある風紋にも気がつかず、そのまま砂丘入り口へ戻っていった。これにはビックリだよ。自然を楽しめない、自然に感動できないって、物凄く寂しいことじゃない??ただの海、ただの砂、それはそうかもしれないけど…あまりにも好奇心とか無さ過ぎ。自然を感じて感動したり、ワクワクできない人間に、私はなりたくないなぁ〜。
私と母、呆然。( ゚Д゚) ポカーン!な出来事でした。

風紋探しをしつつ、今度は緑の地帯へ。意外かもしれないけど、砂丘にも色々な植物が生えているのだ!見たこと無い不思議な植物を観察しながら歩いていると、たくさんのアリ地獄を発見。嘘〜?こんなところに?「絶対、ジロコタロコだよ」と母が言うので、「どれどれ」と確認。(笑)アリ地獄を手で大きくすくって砂を少しずつふるい落す…と、いた!ウスバカゲロウの幼虫(アリ地獄)のジロコタロコ発見〜!私の手から落ちると、後ろ向きにサササ…と砂の中へ消えていったョ。砂丘に住んでいるだねぇ。ちなみにジロコタロコとは母の出身地:茨城県でのアリ地獄の通称だよ。

そんなこんなで砂丘を堪能しながら、「砂丘入り口」まで戻り、ちょっと歩いて近くにあるサンドパル鳥取「砂の美術館」へ。砂で作られた彫刻が色々と展示してある砂丘お決まりの観光スポット。「ほぉ〜、すごいねぇ〜」と感心して本日の砂丘終了。

ちょうど良くバスが来たので、バスで鳥取駅に向かう。鳥取の町は、
何ていうか…、地味だった。(笑)

第2章「砂丘の魅力に酔う」の巻き





母も痛い足で馬の背を目指す
砂山に登るアリンコとなるのだ!




左上の小さい点は人影
馬の背が高いことがよくわかる






砂で作られた万里の長城


第3章「梨ワインに酔う」の巻き



次から次へ運ばれてくるお料理
どれも美味しいけど…
お腹がはち切れる〜!
鳥取駅からタクシーに乗り、宿泊する旅館「観水庭こぜにや」さんに到着。従業員の方々が一斉にお出迎え。丁寧な接客、笑顔いっぱいで腰が低く、雰囲気はとっても良い!けど、何か違和感が…。はて?で、気がついた!フロントにいる人達、全員男性。(笑)部屋に案内してくれた方も男性。なんか不思議だったな〜。

部屋で一休みして、貸しきり露天風呂(家族風呂)で疲れを取り、お風呂からあがると豪華な夕食。「お部屋食」ができるのが嬉しい!母と2人、自分達の部屋でゆっくりと食事を堪能。鳥取らしく「梨ワイン」というものがあったので注文してみた。これがフルーティーで爽やか!結構イケる。次々と運ばれてくる美味しいお料理をどんどん口に運び、梨ワインをぐびぐび〜♪く…苦しい、もう〜入らない〜!お料理多い〜!
120%まで食べて飲んだワタクシ、この後、再び顔面蒼白です。昼間の死人、再び…(苦笑)

21:30頃、明日に備え早めの就寝。…のはずが、く、苦しい。苦しくて寝るどころじゃない。(´д`lll)胃が重い。脹満感とはこういう事を言うのか?お腹がいっぱいになり過ぎて気持ち悪いような…って、あれれ?そこへ更に頭痛な予感。お酒弱いのに飲み過ぎたか?ウゲェ〜、どんどん痛くなるよ。うわぁ〜、どうにかして〜!死ぬぅ〜!
2:00頃、胃がラクになってきたので、常備している頭痛薬を飲んで、やっとウトウト…。

飛行機に酔って、砂丘の魅力に酔って、梨ワインに酔って…と、色んなモノに酔っ払い過ぎの1日目となりました。

※2日目はコチラから
※砂丘の写真はコチラから