KIKIトルコに一人で向かい、良い人と悪い人に会う


ギョレメのちびっこ(*^_^*) - - - 目次 - - -

 1-
まずはイスタンブルでKIKI困る
 2
-屈辱的な一言
 3-オトガルはいったい何処!?
 4-カッパドキアは日本人村だった
 5-トルコ人は日本女性がお好き
 6-KIKIイスタンブルにもどる
 -KIKIは空港に行きたい


まずはイスタンブルでKIKI困る

さてさて、ダーリンとチュニジアでバイバイしたKIKI、イスタンブルへ降り立ちました。
う〜ん。久々の一人旅。ドキドキするわ。特にイスタンブルは悪い人が多いって
聞くからね。そしてもっとドキドキするのは、所持金がそんなに残ってないってこと。
昨夜そっと数えてみたら、$170と¥5000しかなかったもの!
飛行機に乗るのは9日後だから、それまで二万円ちょいでやってかなければ
ならない
…(-_-;) 

ぐるぐると考えて、「うん、1日¥2000以内におさめて頑張ろう」
普段旅している時にはこんなことここまでハッキリ決めたことのなかったKIKI。
(せっかく来たんだしこれもやっとこう!って感じです。普段は。)
様々な欲望に打ち勝つことができるでしょうか!?しかしさっそくムズムズ。
「カッパドキアははずせないよな〜。」 お金がない割に我が侭なKIKI
我ながらバカですねぇ。
さ〜て、この予算内でいけるでしょうか、ヒッチハイクなんぞはしませんよぅ。

スルタンアフメトに向かいます。トラムの乗り方分からなくてマゴマゴしていると、
さ〜〜っそくやってきました。しかも見かけは西洋人のロンゲのおっさん
「私はただの親切な人ですぅ。お嬢さん困ってますねぇ。助けますぅ。」
あっやしー。でもしっかり助けてもらったKIKI。(どうやってまこう)と悩んでいる
間にスルタンアフメトに着きました。すると本当にいい人だったのか、そこで
バイバイしてくれるじゃありませんか!(ホッ)
「ありがとう。」 とKIKI。
「お礼はいいです。日本に帰ったらイスタンブルにはトトっていう優しい外国人が
いるって伝えて下さい。」とのことでした。
トト〜!?一応この場でお伝えはしましたが、(律儀だ)本当にいい奴なのかは、
知りません。だって格好からしてアヤシかったもぉぉん

さて、宿探しです。ご存知の方もいらっしゃるでしょうけど、ここってば日本語で
話かけてくるお兄さんが超多いところです。KIKIも追いかけまわされます
無視してたけど、しつこいしつこい。宿はゆっくり探したいのにぃ〜。
逃げるため思わずちょっと高そうなとこに入りました。割にキレイだしKIKIなんぞ
足元にも及ばないなと思いつつ、NOMADOじゃ。かわいいっしょ?
「お金があと$200しかないんですぅ。」
と言ってみると、$12にまけてくれました。
暖房、トイレ、シャワー付き。シャンプーとか
アメニティもあった。しかも部屋はかわいい。
(後で聞くと、誰もそんな値段で泊まってなかった。
お姉ちゃんありがとう。)

KIKIにとったら$12でも高かったのですが、
外を見るとまだ奴ら(追いかけまわす日本語
しゃべれる兄ちゃんら)がいたので、
ここ、NOMADOに落ち着くことにしました。




屈辱的な一言

朝トラムに乗ってお出かけしようとし、ホームでトラムを待っている時でした。
相変わらず奴ラは日本語で「どこ行くのー。」「僕とデートしようよ。」
だのホームの外から声をかけてきます。無視はしてるけど、なんだかなぁ。
うざいうざいうざいぞー!

すると無視されるのにむかついたのか、突如奴らは、
「コンヤあなたとヤリタイですーー!!」(しかも日本語)
とでかい声で言うのです。ムッカー。なんちゅーこと言うねんっ!!
朝っぱらから!・・・夜でもイヤやがな。
んな事日本でも言われたことあらへんのにぃいい。(すみません、実はあります)
キッと振り返り睨みつけたもののなんと言えばよいのかよい毒ゼリフが
思いつきません。四文字言葉で返そうと思ったものの、KIKIはフト宿屋に
帰って来る時ここを通るので、また追いかけられたりしたらやだなぁって考え、
とりあえず自分を押さえました。
ほんまに奴らは失礼きわまりありません。プンプン。




オトガルはいったい何処!?

カッパドキアに行こうとオトガルにバスの切符を買いに行くことにしたKIKI。
「地球の歩き方」に載っていたトプカプに向かいました。すると???
どこにもバスなんぞありゃしません。人は沢山いるけれど、露天市って感じです。
フッと考えます。実はKIKIの持ってた「地球の歩き方」は3年前のものだった
のです。ありゃ〜探し直しやわ。と周りの人に聞こうとするものの、英語を話せる
人がいません。
ついて直ぐKIKIってばなんだか場違いって思ってたぐらいなので、他に観光客の
姿はありません。でもさすがはトルコ人、英語が分かりそうな兄ちゃんを引っ張っ
てきてくれました。
「ドイツ語分かりますか?」 とお兄ちゃん。
「そんなん分からへん。」 と無学なKIKI。
結局、彼は英語を話せませんでした。こうなったらひたすら「オトガル」とつぶやき
続けます。(※オトガルとはバスターミナルの事です。)

するとある優しいトルコのおじ様は、KIKIを1台のミニバスの前まで連れってって
くれました。
「オトガル。」 と指差しておじ様。 
「オトガル?」 とKIKI。
「オトガル。」 と確信にみちた声でおじ様。
これに乗れば行けるのね。信じるしかありません。感謝をおじ様に捧げ、
運ちゃんに念の為聞きます。
「オトガル?」 運ちゃんも英語は話せませんでしたが、まかせとけいって感じで
した。KIKIには運ちゃんの隣の席が与えられました。しかもお金はいいって言って
くれるのです。ラッキー♪

関係ないけど魚売りッス人が集まり、出発するもののなんだか
住宅街を回っていて、一向に着きそうも
ありません。外は真っ暗になってきます。
そして一人で旅する時のお約束、
【連れがいない時は暗くなる前に
      宿屋に 帰りつくこと。】

というのが破られつつありましたので、
KIKIはどうしようもなく不安な思いで窓の
外を見ていました。

KIKIの意図が全く通じてなかったらどうしよう。とゆう思いと、何故か湧き立つ
この感情・・・おなかすいた・・・
すいません。KIKIは食欲大魔王なのです。
どんな時でもご飯を食べないと気がすまないのです。*空腹だとクラクラするの〜。
するとグッドタイミング♪運ちゃんに差し入れする人がいたのです。もちろん優しい
運ちゃんはそれをKIKIにもくれました。(ひょっとしたらKIKIが羨ましそうに見たか
らかもしれないけど)クレープの皮で野菜とかお肉を包んだもの。おいしーい。
運ちゃんは器用にも運転しながら食べてます。
お腹はなんとか納まったけど、オトガルは?

真っ暗な中、ミニバスは停まります。運ちゃんはバスの中からトルコ人の女の人を
呼び寄せ、KIKIにこの人に着いて行けっていいます。(こうゆう事は身振りでわかるのよ)
言葉は全く通じなかったけど、ありがとう、運ちゃん。特に今朝はスルタンアフメトで、
暴言を吐かれたばかりなので、余計にジンワリしちゃいました。
婦人には夫と娘さんの連れもいて、もちろん言葉は通じないけど、KIKIを不安にさ
せないようにっこりとし、KIKIの手を引いて歩いてくれます。
(ひょっとしてお子様に思われていた?)
暗い中歩いて行くと、お〜〜あったあったオトガルー。光も眩い!
KIKIはこうして親切な人達に助けられながら、カッパドキアへの切符を手に入れる
ことができました。




カッパドキアは日本人村だった

KIKIはギョレメを起点にしました。さすが、カッパドキアは寒いですねぇ。
でもとんがり岩が多くて、ガウディの作品の様。(反対かもね)ファンタスティックで
気に入りました。
KIKIも人のこと言えませんが、トルコって卒業旅行生に大人気。ギョレメには沢山の
日本人の大学生(しかも90%以上卒業旅行)がいました。
KIKIが泊っていたウォールナッツハウスは客全員が日本人でした。すごい・・・。
(多分歩き方に載ってたんだろうなぁ。KIKIのには載ってなかったけど)
あ、でもキレイでよい宿ですよ。兄ちゃんナンパしてきたけどサ。 
 ここに人が住んでたんだよ〜                             
ギョレメ野外博物館

本当は岩を刳り貫いた宿に泊ろうかな
って考えていたんだけど、とりあえず寒そ
うだからやめました。後述のFちゃんが
泊っていたので見せてもらったけど、
夏なら楽しそう。
「思ったより寒くないよー。暖房も夜には
つくよ。あ、でも夜中には消えるけど
とのこと。

一瞬泊ってみようかと心動かされましたが、KIKIはスペインで一度寒くて眠れなかった
ことがあり、そうゆうのは絶対イヤ〜。って思っていたので、挑戦しませんでした。

ギョレメ発のツアーに参加。2日参加したけど、やっぱりほとんど日本人の大学生。
しかも1日目には、なんか聞いたことあるノリ(!?)の関西弁が聞こえてくるなぁって
思っていたら、同じ大学の男の子達だった(知らない人だったけど)。
ツアーはおなじみの地下都市、ゼルベ、ウチヒサールとかをまわるものだった。
ウフララ渓谷近くの村でご飯食べた時、結婚式やっていて、村人がダンスを踊って
いた。KIKI達もチャイをよばれて、ダンスに参加させて頂きました。
こうゆうのってなんだか嬉しいよね。とウルルンするKIKIであった・・・。



トルコ人は日本女性がお好き

ツアーで一緒だった女の子と話してたんだけど、トルコのお兄ちゃんってハンサムな
人が多いし、それでいてアジアっぽさがこちらのガードを甘くさせるよねぇって。
うんうん。タイとかどこでもそうだけど、女だけで旅していると、ホントしょちゅう声を
かけられる。
「キレイ。」だの「あなたに恋してしまいました。」だの耳にタコができるくらい。
もうええっちゅうねん。聞き飽きた。
ギョレメでもKIKIは宿屋のお兄ちゃんに追いかけられ、外でご飯食べていても、
他の宿屋で友達になった人と話ていても「やぁ。」ってやってくる。(ツケテルのか!?)
まぁ、KIKIはおりこうさんなので、こんなワナにははまりません。

ところが、はまる人いるんですねぇ。ある日Fちゃんという19歳の女の子とご飯食べる
ことになりました。彼女は、夏に初めてトルコ来て、気に入ってしまい、その中でも特に
ギョレメに入れこんでいるとのこと。フーンって聞いていたら、Fちゃんと仲がいいとゆう
旅行会社のお兄さんがやって来て、同じテーブルに着きました。早速彼はKIKIに
「あなた美しいですねぇ。」 とやりだす。
「僕とここで暮らしませんか?」 だって。いや〜。いまやトルコのお兄ちゃん達も
ラテン化しているんですねぇ。リップサービスが行き届いているぅ。
「またまた〜。ま、考えとくわ〜。」 と適当に返すKIKI。
するとFちゃんは「なんでそんなに軽く返すんですかぁ〜?」 と真剣に聞いてくる。
「だってこれリップサービスでしょ?」 とKIKI。
リップサービスという言葉が聞こえたのか、お兄ちゃんは退場。

Fちゃんは、「実は……。」と今ムラト君というトルコ人に交際を求められている事を
語り始めました。ムラト君は長距離バスから降りてきたFちゃんを捕まえて、
「今朝君がギョレメにやってくる夢をみた。まさかと思ってバス停に来たら、本当に
君がきているんだもの。運命だよね。」 と言ったそう。くさっ!
それをFちゃんは真に受けてどうしようか悩んでいるとのこと。

オイオイやめてくれよ〜。KIKIもムラト君しってるけど、
彼ってば旅行会社の客引きだぜ〜。思わずKIKIはお姉さんしてしまって、
女一人で旅にでたらそんなセリフ言われるのはあたりまえな事。
トルコでは日本女性は落ちやすいというので有名な事。
トルコの兄ちゃんは徴兵制を逃れるため、外国人と結婚したがる事。
等々お話しました。それらを踏まえた上で、
*この人はそんなんじゃない。これは本物の恋よ。だから私は恋に落ちるのよ*
っていうのはもちろん個人の自由だけどね。

でも正直いうと、引っ掛かって罠にはまってる人みると
なんでアンタそんなに頭弱いんじゃー!って思っちゃいます。
ま、私も人のこと言える脳味噌は持ってませんが(^-^;)



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