トルファン→柳園(ここは敦煌への拠点の町)間は列車の硬臥(※)で行こうと
思い、オアシスホテル横のCITSに頼んでいた。
「オフシーズンだし、全然余裕よぉ。当日に渡すわね。」
ってお姉ちゃんに言われてて安心してた。
※中国の列車には軟臥(コンパートメントでゆったりベッド)、硬臥(硬めのベッド)
軟座(軟らかめの座席)、硬座(硬めの座席。。。そのまんまやん!)とあるの。
値段は全然違ってくる。
が、当日のお昼前言われた時間に取りに行くと
「ゴメン。手に入らなかった。自分達で駅で買ってね。」
なんてほざきやがる。(-_-メ;) 簡単に手に入るって自分が言ったくせに〜。
(`ε´)ぶーぶーぶーぶー!
推測だけど、実はその前の日に行った一日ツアーの料金のことでちょっとした
揉め事があったのだ。最初3人のつもりだったのに、運転手が勝手に人数を
増やしたので、かる〜くクレームを入れといたのだ。
それを根にもったなぁ〜。
ま、当日に切符がないぐらいでは慌てないKIKIとM嬢やけどさぁ。
仕方ないので自分達で買いにいったけど、残席は18もあって、全然余裕な状態。
自分達でも簡単に買えた(硬臥151元)。「仕事さぼったなぁ。」
トルファンって駅から街遠いんだよ〜。バスで1時間半以上かかるんだわ。
しかも運行状態よくないし…。そんなワケでトルファンのCITSにはちっと
ばかしムカついてます。いや、ちっとどころじゃないな(-"-;)

トルファンでは野外ビリヤード場があった★何故かバイクには絨毯がかけられてる
夜行列車は深夜2時過ぎに発車予定。
でも夜中にタクシー女だけで乗るのは危ないから、7時過ぎに乗ったんだけど、
例によって乗合タクシー(30元)。運転手の他に男の客2人が乗っている。
なんかあったら負けるな…。とちょっとヒヤヒヤしながら乗る。
しばらく乗ってからさっき切符買いにバスで通った時に曲がった道を曲がらない。
(田舎だし道もほとんど1本道しかない。覚えられるのだ。)
「えっ」と一抹の不安。。。しかも辺りは真っ暗になっていく。道路の回りは
石ジャリジャリのなんにもない砂漠。家なんてもちろんないし、街灯もない。
中国語で「道違う気がするんですが..」な〜んてわからへんし…。
壮大な地平線に夕日は沈んで行き、美しいのだけれども、気分的にはドキドキ。
「だ、大丈夫さ。」とゆう思いと「変なトコ連れてかれたらどうしよう。」
とゆう思いがグルグルまわる。自分では旅慣れたつもりでも、暗くなるとやっぱし
ドキドキしちゃう。何回やってても、こうゆうシチュエーションって慣れないわ。

脱線(笑)。↑ナン売り。ウィグル系のお年寄りって絵になるのよね〜。
まぁ用心するにこした事はないんだけどね。
結局別の道があって、バスで通った道よかはるかに早く駅に着く。(^。^;)ホッ。
駅前のご飯屋で時間を潰し、寒いガランとした待合室に行くと...
切符買いに来た時にバスが一緒だったウィグル人のおじいさんと再会する。
向こうはとっても嬉しそう。意志疎通たいして図れなかったとゆーに…。
おじいはんは歩き方の後ろについてるプチウィグル語
辞典を見つつ、日本語を教えて欲しいとゆう。
(彼は中国語ダメらしい)おじいはんが羊の絵など書い
てKIKIが「ヒツジ」と発音。それをおじいはんが
ウィグル語で書きとめていく---。
※言い忘れ〜。トルファンは中国の中でも新彊ウィグル
自治区ってとこにあり、 大半の住人はウィグル人な
のだ。それを言わば華人が支配してるんですよね。
ウィグル語もちゃんとあるのだ。
っておじいはんその日本語どうするつもりなんでしょ?
うーん。分からん。
奥さんは空いたベンチでガーガー寝てはるしぃ。
で「男」って言葉教えた時横にいたこれまた別のウィグルじいさんがその発音を
気に入ったらしく、「オトコ」「オトコ」「オトコ」----とずっとつぶやいてる。
なんか知らんけど罪悪感が…(謎)。
その頃M嬢はベンチで女駅員と闘いながら、うたた寝。
え?何を闘ってるのかって?待合室はガラガラで、真夜中なのでこれ以上電車ない
からどう考えても人はこなく、また空ベンチも山ほどあるとゆうのに、女駅員は
「手持ちのカバン全部床に置け」と五月蝿いのだ。
M嬢はバックパックはしぶしぶ床に置いたのだが、女駅員はカメラなど貴重品を入れてる
小さなカバンも床に置くようにネチネチ言ってくるのだ。
「別にいいじゃ〜ん。ベンチに置いても。ガラ空きなんだよ〜。それに床に置いて
置き引きされたりしたらヤだよ〜。」
とM嬢拒否。しかし、女駅員はしつこく何回も言ってくる。
ムカつくのは彼女、がたいがデカク、コワそうに見える西洋人のお兄ちゃんには
注意しないのだ。感じ悪いぞぉぉぉ。
夜行列車には無事深夜2時過ぎに乗れましたん♪