KIKIモンゴルの草原に立つ



1:KIKI交通機関で苦労する

2:KIKIウランバートルにて様々なホテルに泊まる
3:草原へのツアーPART1〜日記風に〜
4:草原へのツアーPART2〜KIKI大迷惑編〜           
5:KIKIのウランバートルでの過ごし方  

草原の国モンゴル。昔NHKでチンギスハーンを絡めたルポを見て以来、「絶対KIKIもモンゴルの
草原を歩き、ゴロゴロするんだ〜。」と固く決めていました。折角だから中国も旅に組み入れ、
北京から飛行機で向かいました。まだこの当時はKIKIも自由旅行の仕方がヘタだったし
(今もかな)
モンゴルも自由旅行がしにくかった(今はどうなのかは謎)。そんな中苦労したお話を書いてみます。
ただし、何年も前のことだし、相変わらず役には立たないと思うので、
あ・し・か・ら・ず。




1、KIKI交通機関で苦労する

さてさて話はモンゴルの飛行機、MIATからウランバートルの空港に降りたった時から
始めましょう。滑走路の外は早速草原が海のように広がります。飛行機から空港の建物
までは歩くのですが、こんなにその国が実感できる空港はないでしょう。
「やったー♪モンゴルに来たのよー。」 と感激のKIKI。

そして入国はあっという間にできました。まずは市内に向かわなければなりません。
バスが出てるって聞いたけど、全然分からない。
まごまごしているうちに、他の入国者達にはお迎えの車が来ていて、さっさと消えて行っちまう〜。
タクシーしかないのか!?と慌ててまわりを見ると、白タクしかなく、
しかもモンゴル語で話かけてくるので、何言っているのかさっぱり分からない
いくらで、何処まで連れて行ってくれるのか分からないのに、さすがに乗れへ〜ん
困った困った。とキョロキョロしていると、オ、まだ日本人がいる!

「すいませ〜ん。」と声をかけると、ラッキーなことにウランバートルに留学している人でした。
彼は親切にもタクシーの運ちゃんにモンゴル語で交渉してくれ、無事にKIKI達は$5で、
ウランバートル市内にたどり着けたのでした。
あのお兄さんがいなければどうなっていたことやら…

ウランバートル市内は、バスか白タクか歩きで移動。最初は道路が超広いし、車も人も
あまりいないし、建物の間隔も妙に空いているので、距離間隔が狂ってついつい歩き過ぎて
しまいます。
途中からよし、バスに乗ってみようと路線図もあまり分からず乗っていました。
バス停に数字が書いてあるのがヒント。どうやらバスに「3」と書いてあったら、「3」の数字の
バス停を通過するらしいことに気づいたので、多分あそこには何番やったと思うってな感じで
乗っていました。ってよくよく考えたらかなりな直感やぁ・・・

でもたまにあてにならない時もあります。ある日、全然知らない場所に向かうので、まわりの
人に何処へ行くのか聞いてみると、皆も分からないとの事。「え〜??」と思っていると
なんやらだだっぴろ〜い広場に停まり、皆運転手にブリブリ怒って降りて行く。
KIKIも降りたけど、モンゴルの人すらどこに行くのか分からないバス。
なんだかロシアンルーレットみたいでいいですね(よくないってば)。

2、KIKIウランバートルにて様々なホテルに泊まる

ウランバートルでは諸事情があり、何軒もの安宿に泊まりました。
そんなに滞在してないのになぁ。なにが問題だったんだろう・・・(-_-;)

・マンドハイホテル。中華系のホテルで有名ですね。わりにキレイだし人気があるある。
 そのせいですぐ部屋がいっぱいになり、受付で断られることもありました。まぁ快適でしたが、
 お姉さんの話す英語がすごい。「NO1」が「ナンバルワン」とかなり巻いています。

・自然博物館のホテル。博物館の剥製が不気味だが気にしなければ問題なし。
 しかしKIKIはここのおばちゃんと料金(部屋代)について上手く意思疎通がはかれていなく、
 大喧嘩の末、ななななんと部屋に鍵かけて閉じ込められました
 「警察呼ぶから待ってな!」って。
 オイオイ、やだよそんなの。それにKIKI達最初にちゃんと値段交渉したじゃん。KIKIは
 悪くない。って思ったので、ちょうど1Fだし窓から逃げることにしました。
 (自分でも発想がたまにコワイです。)荷物を外へだし、窓枠に足引っ掛けてるところへ、
 おばちゃん戻って来る。
 「……。」結局は警察沙汰にならず、解放されたのでした。チャンチャン♪

・幼稚園(summar garden)。こちらはガーナさんて方が夏に旅行者に幼稚園の部屋を
 貸してくれる という宿屋。トイレはあるがフロはなし(言えばガーナさんの家で貸して貰えるそう)
 昼は開けっぱなし。薄い布団一組のみ置いてある。これで$5はちょっとぼったくりよなぁ。
 と思いながら、KIKIは泊まりました。ほんとに普通の幼稚園で、翔け布団が足りないため、
 KIKIはカーテン をはがして眠りました。(だって〜寝袋とか持ってなかったもん。
 ちゃんと朝にははり直したでぇ。)
 しかし、カーテンを引っ掛けて寝ていると「私モンゴルにまで来てなんでこんなとこで
 寝ている
んやろー。」と少し悲しくなりました。今でもやってるのかなぁ。
 モンゴルで「お泊り保育」を体験したい方(いないってば)、探してみて下さい。

・アエロフロート近くのホテル。看板とかに名前はまじで書いてなかった。「HOTEL」って
 書いてあるだけ。場所はアエロのオフィスのすぐそばです。KIKIはここが一番気に入った。
 キレイだし、英語は通じないけど、優しい「おばちゃん」がいました。泊まっていた日本人
 の間で毎日日本語で「おばちゃん」と呼びかけていると、彼女は最後には自分で
 「おばちゃん」だと名のってくれました。ただこのホテルは売春婦がうろついていて
 夜は部屋をノックされる
のでドアを開けないように。と「おばちゃん」に注意されました。
 
本当に夜にノックされたので、ドキドキたけど開けなかったので、問題はなかったけどね〜。




3、草原へのツアーPART1〜日記風に〜

最初ブルド、エルデニゾーに行く時は、国営の旅行社ジュルチンに頼みました。
3泊4日でゲル、ご飯、車、運転手付きで、一人$300!高い〜。
運転手はサガさん。英語は通じませんでした。
とりあえずKIKIはロシア語で自己紹介したところ(注*KIKIのロシア語は挨拶のみしかできません)
さすがオヤジキラー、すぐに気に入られました。サガさんが運転中手袋をはめる時は
助手席のKIKIがハンドルを固定したり、サガさんが怪我をしたら、1番にKIKIのとこに来る
ので手当てをしてあげたり、同行の友人、M嬢曰く『恋人同士』のようだった
「や、やめてーなー。ただの太ったモンゴルオヤジやん。」

そう、ホンマに太った只のオヤジ。
自分で入れるガソスタ。無人だもん。この人がサガさん

日目 ウランバールから草原をかっ飛ばし、5時間半。
ホントどこを見ても、草の海。おお〜モンゴルー。さすがだーモンゴルー。
KIKIのアドレナリンは爆発しっぱなし。まだ最初なので、飽きることはありませんでした。
そして泊まったところはブルドのツーリスト・ゲル。囲いの中にキレイなゲルが20個程
立ち並んでいます。トイレ、シャワーは共同ですが、シャワーは冷水しかでません。
マジで冷たすぎ、手を洗うのも辛かったですが、西洋人のおばさまは根性が違う
あの冷水を毎日浴びていらっしゃいました

メシはおいしかった。何がでたのかすっかり忘れてしまいなしたが、その夜モーレツな
下痢に襲われた
のは忘れられません。20分に1回ぐらいの割合で暗い中、トイレ小屋
に向かわねばならなかったので、とても眠れたものではありません。
(メシはそれなりにおいしかったのに何故!?何があかんかったのぉぉぉお@@@@@)
苦しかった。いっそトイレにずっといようかと思いましたが、他にもKIKIと同じ症状の方が
いらっしゃり、真夜中にもかかわらずトイレは人気スポット化となっていました。
いったい何をいれたんやー夕食にぃぃー。

いい景色でしょ?o(^o^)o 草原です♪

日目 カラコルムのエルデニゾーに向かいます。昨日とかわり、超デコボコ道。
ガッタンガタガタまるで暴れ馬に乗っているかのよう、、、。幸い車酔いしないKIKIでしたが、
でも苦しい。昨夜のお腹イタもまだ続いています。走行中度々車を停めてもらっては、
用を足します。場所?も・ち・ろ・ん、草原
ほとんど木とか岩などの物陰がないので、死角(車からのね)を探すのは大変、しか〜し
大空の下、広がる大自然、、、、気持ちいー♪
変にきちゃないトイレに入るよかよっぽどいい。人間大きくなれた気がするゼイ!
とKIKIは思いました。フフッ。

カラコルムはやはり遠い。「オレはこんな草原でも近道知ってるんだぜ。」といいところを
KIKIにみせたかったのでしょうか?(ほんまか!?)サガさんは途中ガタガタの舗装道路を
反れ、草原の中を走りだします。ドワァ〜!!ただでさえ暴れ馬状態なのに、もぉ〜ロデオ
に変わってしまってます。
「ク、、苦しい。コワイヨ〜。」車のどこかを掴んでいなければなりません。またまたしか〜し、
もっとコワイ事がKIKI達の身にふりかかりました。獲りつかれたようにはりきっていた
サガさんが、いきなし急ブレーキを踏んだのです。

KIKIマニ車を回すって言っても見にくいか・・・キキーッ))KIKIはおもいっきりフロントガラスに
額をぶつけた。
「イッテ〜何すんだよこのオヤジはよぉっ!!」
とサガさんを睨みつけると…サガさん何だか顔面蒼白!?
前を見ると前がありません。
って分からへんやないのっ!
そう、崖っぷちだったのです。10mは落差があった…。
まさに草原マ〜ジックッ!一面草原なので、区別
がつきにくくなっているのでした。

オイオイオイ、一歩間違ったら車ごと落ちてたん!?
落ちてたらこんな道から外れた車なんかなかなか発見
してもらえへんやん。それに団体旅行でもないしさー。
ハ〜〜〜〜ァッやばかったぁー。
それからちゃんとした道にもどってエルデニゾーには
行けたけど、二度と道から外れないでね♪サガさん。

←んでもってエルデニゾー内のお寺です。



2日目はカラコルムのツーリストゲルに泊まる予定でした。が、天下のジュルチン社の手配にも
かかわらず、KIKI達の宿の手配はされてませんでした。何故にー!?テントだったらある
なんて言い出して許せません。だって$300払ったんやでー。結局昨夜泊まったバヤンゴン・
ツーリストに戻ることになりましたが、高いお金払って(KIKI達には大金なのよ)手配不備とは
許せません。
トイレを借りた際しっかりトイレットペーパーをパチらさせて頂きました
(せこいでしょ?実はあまりの下痢Pさに手持ちのトイレットペーパーが危うくなっていたのさ。
売店なんかいないしなぁ。)

日目 さてさて今日は何しよう。草原を満喫しなくてわっ。
モンゴルに来るからにはもちろんチェックしていました*椎名誠さん*
やりたかった事は、ジャジャーン♪≪川で洗濯≫そして≪馬に乗って乾かす≫
……我ながらおバカな企画です。KIKI達は椎名誠氏に習ってそれを実行しようとしていた。

こうやって乾したのヨン(^_^)v
幸い川は近くにありました。よーっし洗うぞー
ジーパン等を冷たい水の中手を痺れさせて
洗います。ジャブジャブ
当たり前ですが馬の調達はありません
 ゲルの周りを周回するポニーしかいなかった
フーム。気分が盛り下がる…。
これではイケンとM嬢は思ってくれたのか、
手でジーパン振り回して乾かしてみるわ
果敢なる挑戦をしてくれます。
乾かへん、乾かへん。
仕方なくゲルの屋根の上に乾したのでした


する事がない。昼からツーリストゲルの周りをブラブラしているKIKI達を見かねて、日本人の
方達のツアーガイドさんが「あなた達何しに来たの?」と質問をあびせます。何って、、。
「草原を見に来たんですが。」 (他にすることあるん?)
「ブラブラするだけならもったいないから、私がサガさんに言って近くのゲルを訪問
するよう手配してあげます。」
と言ってくれるじゃないの、いい人だー。自分の利益にもならへんのにー。
で、サガさんに連れられて一般ファミリーのゲルに向かうKIKI達。最初は屋根に乾してある
超固くてすっぱいチーズ、アーロールや馬乳酒、アイラグなどを頂いたり、写真を撮らせ
て頂いたりしていたが、ま、間が持たない。通訳がいるわけでなし、サガさんも含め、
モンゴル語しか通じないもの。「バイルラー」とありがとうを言い、立ち去るKIKI達であった。

ゴビ砂漠に来たつもりなのだ。次もまたツアーガイドさんに教えてもらって、
近くの砂丘にお散歩。ゴビ以外にも砂丘が
あるんです。来るまで知りませんでした…
そんなに大きな砂丘ではありませんでしたが
スケールでっかくお砂場遊びができちゃう♪

そしてツーリストゲルへの帰り道、時は夕方。
草原の道にはウワサの蚊柱がわいていた
げげっ!マジで蚊が柱と化している!
包まれたら全身の血が吸いとられて
貧血で死んでしまう
のではないのか!?
と思ったKIKI達は上着を頭から被りダッシュで
走り抜けました。
「刺さないでー。お願いー。」コワイコワイ。

日目 今日はウランバートルに帰る日です。行きは感動した草原も帰りはさすがに疲れて、
車の中ではウトウトと眠りにつくKIKI達とサガさん。ZZZZzzzxxx。えぇ!?ちょっと待て!
なんであんたまでウトウトしてんのよっ。サガさん!!
あんたひょっとして昨夜酒盛り
でもしてたの?KIKIも眠いけど、運転しているサガさんが眠そうなのを見るのもヒヤヒヤ。
その割にスピード出しているし・・・。確かに道は一本しかないし、景色変わんなくて単調やわ。
それに毎日毎日長時間運転しているんで疲れている。ウム。それはワカル。
でもなんで客であるKIKIがあんたが寝ないように見張ってなあかんの!?
しかも言葉が通じないので、話かけて眠らないようするのは無理。
途中サガさんの要望により草原でお昼寝タイムを設けましたん。


この兄ちゃんグラサン取ってもハンサムやねんでぇ。親切でカッコええモンゴル兄ちゃん!

それでもまだ眠そうなサガさん。運転変わってあげたいけどKIKI AT車しか運転できへんのよ。
しかもまだ教習所に通っている身だし…(途中でモンゴルなんかに来てるなってば…)
するとサガさん、ちょっとでも変化を取り入れて眠気を少なくしようと計画。なんだろな
≪バイクの後ろにKIKI達を乗っけてもらって、サガさんが車で追いかける。≫てなもの。

早速サガさんは通りすがりのバイカーを捕まえて交渉。
すると1発目にしてデールを片腕脱いだ、かっこえーモンゴル兄ちゃんがOKしてくれる。
ヤッター。バイクの後ろで草原の風をきれる。しかもラッキーなことに兄ちゃんはハンサム★
乗せてもらったのはそう長い距離ではないけれど風はバリ気持ちよかったですー♪           

こうして第1回目の草原ツアーは終わったのでした。


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