KIKIネパールにて教訓を得る


ポカラの山中にてKIKIピンチ!!

チトワン国立公園〜恐ろしきシヴァラートリー〜

カトマンドゥ、TOM君登場す

ネパール写真館 

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*インド編からの続きです。って全然続きっぽくないけえど…(-_-;) まぁようはインドの
ヴァラナシから  スノウリ経由でバスにてポカラにやってきたってことよ。
経路は、インド→ポカラ→チトワン国立公園→カトマンドゥ→帰国。(旅は97年3月)
ここでもKIKIのツボをつかんでいる親友M嬢の登場です。

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ポカラの山中にてKIKIピンチ!!

ポカラ滞在中のことです。ある旅行者に、ポカラの近くの山のお寺がすごくお薦めと
聞いたKIKI達。歩いて登るのはだるいなぁ〜と思ってました。
(怠惰だと責めないで)
すると同じ宿の世界一周中でありながら、ポカラで沈没しちゃってるKさんが、
「バイクで行こう!」 と提案しました。
「そいつぁいいアイデア。」 だと思いましたが、バイクってKIKI原チャしかのれない
のよねぇ〜。(当時)
レンタバイク屋に行くと、KIKIでも運転できる原動付自転車がありました。
OK,OK。これなら大丈夫。
点検をして、KIKIは原チャ。M嬢はKさんの運転するバイク
(多分YAMAHAのオフロード)
に乗り、まずはチベット難民村に向かいました。

KIKIが難民村で気になったのは、子供達が来ているTシャツでした。彼らはなんと、
BON JOVI とか RATT とかのメタルバンドのツアーTシャツを着ていた
でした。メタル大好きのKIKI。
う、羨ましい。KIKIも欲しい。」とポツリとつぶやきます。
おバカですね〜。難民の子供達の着ているものを欲しがるなんて・・・。
きっとアメリカからの物資だとは思いますが、余ったツアーTシャツ!?それともバッタ
もんの余りでしょうかねぇ。ま、どっちでもええけどね。

お昼ご飯も食べ、いよいよお山に向かいます。ブルンブルン。エンジンも快調です。
ガソリンもばっちりです。道路状態も悪くないし、車もめったに通ってない。ツーリング
するには快適快適。山を越えたり下ったり。気持ちいい♪
結構走っているうちに、「そろそろ目的地かなぁ?」と気になり、確認することになりま
した。地図を見つめ3人でうーん、、、。「行きすぎた。」とKさん。ま、バイクだし〜
すぐ戻れるや、と引き返すことになりました。

パスッパスッ。「あれ?」キックでエンジンをかけていたKIKI。何故か調子悪く、かか
らない。こかしてもいーへんのに変だ。ガスもちゃんと入れてきたし…
しかーし、キックを20回やってもエンジンはかかりません (T_T)
ちょっとやばいなぁ〜と思いつつ、Kさんの方を見てみると、Kさんのバイクは問題は
ありません。
「Kさ〜ん。KIKIのバイクなんか変。」とKIKI。
3人の間にイヤな予感がしました。次はKさんが色々トライ。それでも原チャのエンジ
ンはうんともすんともいわない、、、、。

ポツリとKさん、「壊れた。」 ガーン))))

ここってばポカラから結構離れた山の中。
観光客の姿らしきものもありません。ていうか車ほとんど通ってないやん!

どうしよう。3人で話合います。幸いにもKさんのバイクは動きます。だから山で野宿
っつーのはまぁありえないやろうけど、KIKIの原チャはどうしましょう!?
デポジットにパスポートを預けているので、絶対返さなければなりません。
こんなとこ置いといたら万が一盗られたらやばいし、、、。
Kさんのバイクを手で掴んで帰ろうかとも考えたが、それをするにはあまりの山
道だし、遠くまで来てしまったし、、。


3人でゴネゴネしていると、近くに住んでいる(一軒だけ家があったの)ネパリが
心配そうにやってきます。英語は通じなかったものの、バスが通る道であることが
分かりました。
とりあえず、ヒッチや。はたして原チャを乗せてくれる車はあるでしょうか、、、、。

かなりの時間が経ちました。ホンマにここ車通るん?3人とも呑気な性分で少し困り
ながらもヨタ話しながら道に座り込んでいました。正直言ってKIKIもそうだし、Kさんも
M嬢もあまり本気で困ってませんでした(多分)。何故でしょうか?きっとネパールの
のどかな空気を吸っており、頭がノホホ〜ン化していたせいでしょう。なんだか山
の中でいつ通るか分からないバスを待つって童話チックじゃないですか。フフッ。

そしてKさんが何本タバコを吸った頃でしょうか、
遠くの方で大型車のエンジンの音が!!
ヒュー。見えてきた見えてきた、
バスだ〜い。わーい!でもコレ乗せてくれるの?
とりあえず手を振りバスに停まって頂きました。ここからがドキドキです。
断られたらさすがにKIKIも困るだろうなぁ。3人で身振り手振りでポカラまで乗せて
行ってと運ちゃんに頼みます。するとあっさり
「ええよん。」とのこと。よかったぁ〜。さっすがネパリ!

当たり前ですが、原チャは出入り口のステップのとこまでしか乗っかりません。
Kさんはバイクで後を付いてくる事になりました。うわ〜こんな重いものずっとKIKIは
支えてられるでしょうか?
いえいえ、さすがネパリ。
レディにそんなことはさせません。他のお客様が支え
てくださりました
(←一応敬語)。ダンネバード(ありがとう♪)です。
感謝しつつもKIKIは密かに(この支えてくれてる兄ちゃん、おっちゃんら途中で
手ぇ放したりせえへんやろか、、。
)とヒヤヒヤしてました。

こうしてなんとか山を下り、ポカラに帰ってきたものの路線バスがレンタバイク屋まで
送ってはくれません。バスの運ちゃんは私達の足元をみて
100Rp請求しました。
やれやれ。
悔しいけど、ここまでは運んでくれたしなぁ。シブシブ払います。
そしてKIKIとM嬢は原チャと共に救援待ちです。Kさんはひとまず宿にもどり、
宿屋の主、アルジュンに助けを求めます。
ひょっとして車を出してくれないか?と期待して、、。

Kさんは1ヶ月以上滞在してるし、KIKI達も結構長逗留。
それぐらいのサービスは… と淡い期待。
しかし、Kさん曰くアルジュンは昨夜の雹にやられた植木の世話に忙しく、
「ああ、そう大変だねぇ〜。」と言っただけだそうです。
明らかに植木の方が大事じゃボケ〜って感じだったそうです。
アルジュンはハンサムでおしゃれさん。カッコいい兄ちゃんやなぁ〜って思ってた
けど、やはり冷たかった。これだからハンサムな野郎は嫌いさっ
(偏見)
こりゃあかんとKさんはとりあえず洗濯ロープを借りて、戻ってきてくれました。

レンタバイク屋までは牽引です。Kさんのバイクにロープで繋いで引っ張られる
KIKIの乗った原チャ。日本と同じように白いハンカチでもロープにぶら下げな
あかん
のでしょうか。結構道行く人にジロジロ見られ、恥ずかしかったのですが、
なんとか帰りつきました。

バイク屋ではクレームをとばしつつ、修理代請求されたらムカツクなぁと思っ
ていたら、バイク屋の手で簡単に直ってしまいました。
これでKIKIは問題はないけど、 絶対またこの原チャは壊れるはず。
     きっと次にレンタルしたやつもギャフンって言わされたはず!
今回の教訓は・・・
≪楽したらいかん≫ ということですかねぇ。
レンタバイクで、チェックする時注意しててもこんなこともあります。

やはりポカラは歩きかレンタサイクルするのがよいでしょう。
あ、でもレンタサイクルでチェーン外れて困ってる人もいたなぁ(笑)

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