KIKIがフランスに…。何が目的だったのでしょうか? @チュニジア行きのチケットを購入するため。 |
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「ルルドの奇跡の水」とは
〜フランスとスペインの国境に近いピレネー山脈辺りに、ルルドという町
があります。ここは聖母マリアの幻が現れた聖地として知られています。1858年、ルルドに貧しい粉屋の娘でベルナデッタと呼ばれる少女が
いました。ある2月の日、ベルナデッタは村外れの洞窟で、ロザリオを
首からかけた不思議な女の幻を見たのです。
女はベルナデッタにルルドの洞窟の岩陰を掘れば、そこから泉が涌き出て、
その水は万病を治すことができるだろうと予言しました。
その話は村中に広まり、ベルナデッタが見たのは聖母マリアに違いないと
噂されました。そしてベルナデッタが洞窟の岩陰を掘ると、予言通り泉が涌き出てきまし
た。そこへ噂を聞きつけていたある母親が病気の子供を連れてき、子供を
聖水につけました。その直後に子供に変化はありませんでしたが、
翌朝、死にかけていた子供は立ちあがり歩く事ができるようになりました。
この時よりルルドの人々は泉の奇跡を信じるようになり、奇跡の泉の話は
フランスはもちろん世界中に広まり、多くの人がルルドを訪れるように
なります。目が見えない人が見えるようになったり、重病の人が回復する
ようになります。その後、ベルナデッタはヌーベルのサンジルタール修道院で神に仕える
生活を送りますが、1879年35歳で亡くなってしまいます。
不思議なことに彼女の遺体は硬直せず、皮膚の色も変わりませんでした。
30年後(1909年)司教局が遺体検証のため、ベルナデッタを掘り出した
ところ、埋葬した時のままでした。白骨化していなかったのです。
1925年にはローマ法王庁によって公式に聖女として認められる事となり
ました。現代でもルルドを訪れる病人の数割は病気が治るそうです。〜
- - - おしまい - - -
ちょっと簡潔に書かせて頂きましたが、このような話です。ウエ。宗教くせー。と
思われた方、まあまあまあまあ…。それじゃあ何?KIKIはこの話信じているワケ?
ってきますよね。フフ。実はKIKI、中、高等学校とカトリック系の学校に通っとり
まして、この話を聞かされたのです。そして校門のトコにはルルドの岩屋を
モチーフとしたオブジェがおいてあり、毎日それを何気なく見ていたのです。
その時はホンマかいなぁそんな事って聞き流していました。、、、が。残念ながらKIKIは洗礼を受けてるわけでも、イエス様を盲目的に信じているワケ
でもないです。(この話はややこしいので、またの機会に述べます。)
ただ、学校を卒業してしばらくたってフランスに行くってな時にフト思い出したのです。
「奇跡の泉」見てみたいものだと。ま、単なる好奇心ですわね。
KIKIの旅行はこの好奇心を満たすためにしているので、当然行くわよっ。注)今回はなんだかガイドブック調ッス。
パリよりTGV(フランスの新幹線っす)で5時間半。遠い…。でもルルドって小さ
な駅なのにちゃんとTGVが停まる。さっすが聖地だね〜。KIKIが訪れたのは
シーズンオフ中だったのか、宿屋、土産屋、レストラン街は軒並みクローズ。
シャッターが昼間っからおりまくっている町は、ゴーストタウンみたいで怖かった。
駅近くの宿はやっていたので、そこに泊まりました。
町は小さくて、歩いて回れる。宿屋のお姉ちゃんに
ルルドの観光マップをいただく。
まずはやっぱりルルドの岩屋に行かなくちゃ♪
岩屋には立派な教会が建てられているし、ルルドの
奇跡の話も人形劇っぽく展示してあるミニミュージア
ムもあります。そしていよいよの奇跡の泉。←ルルドの泉入り口
![]()
↑ これがルルドの岩屋。中で泉が湧いてる ↑右上のマリア像(ポストカードより)思ったより小さくおまけに泉が涌き出ているところはガラスに覆われていて、
お水には直接触れない。ブーブー。ちょっとガックシだぞ〜。そのかわり岩屋の横手
に沢山の蛇口が並んでいる。
ここでお飲みなさいってか?……ゴクン。こ、これが奇跡の水か〜。ゴックン。
エビアン水みたいな普通の味である。ほ〜。ここでKIKI、大変重要な事を思いだし
ます。「あ、KIKIなんも病気やあらへん…。」そう、KIKIは健康だったのでした。
だから水を飲んでも変化があるワケやあらへん。
アンタ何しに来たんや!?おいおい。せっかくなので、お土産に水をくんで帰ることにする。3年は腐らないそうです。
近くのお土産屋さんにはたくさんのプラスチックの容器が売ってました。
小さなサイズからポリタンクまで。ちなみに自分用に持ちかえったお水、飲むの
もったいなくてまだ残ってます。そろそろ飲まないとくさっちゃうのよねー。さて、泉の後はベルナデッタの生家を見に行きます。
今ではベルナデッタの資料館として残っています。
![]()
家の外観と中
こんなものでしょうか。って全然役に立ちそうもないじゃん。ダメじゃん。
まぁ1日あったら十分です。マップを宿屋とかから手に入れればすぐに回れます。
パリで宿屋のムッシュウにルルド行って来たって言ったら、
「君はクリスチャンか?」と聞かれた。フランス人でもあんまり行かないそう…。
そうそう、上記お話のベルナデッタの遺体ですが、残念ながらルルドにはなく、
ヌーベルの教会にあります。今でもガラスケースに入れられ、亡くなった時のまま
だとか…。(毛沢東やレーニンみたいだな。)
←ポストカードです。
ついでに見ときたかったなぁ。。。
---オシマイ---
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