ニジオビベニアツバ幼虫(虹紅帯厚羽;チョウ目ヤガ科)

浅間山公園の木道の柱に焦げ茶っぽい大きめの虫が這っていた。無数の黒い長い突起を振りながら歩いてくるので、ギョッして気味悪く感じた。わたしはこの手の異様な生物を怖がらない方なのだが、これは見当がつかず、正直言って尻込みする気持ちが湧いた。まるでムカデのようなイモムシだ、と思った。長さ3cm(と、「みんなで作る日本産蛾類図巻V2」に書いてあった。正直なところ、10cmもあったような記憶だった)。
「イモムシ ムカデ」で画像検索して、試行錯誤しているうちに、ニジオビベニアツバ幼虫ということが分かった。南方系の種のようで、九州地方では普通だそうだ。東京では2009年ごろから知られるようになったという。

('16) 12月1日撮影 於府中市
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