ミイロツメボソクモバチ(三色爪細蜘蛛蜂;ハチ目クモバチ科)

公園入り口のケヤキの樹表、地上から50㎝もないところを飛び回っている黒っぽいハチがいた。1cm程度。樹表の表面をなめるようにしつつ、素速く飛ぶ様子から“狩蜂”だなと思わせる。田仲義弘『狩蜂図鑑』にばっちりの記述があった。田仲さんは2003年に初めてこの、ミイロツメボソクモバチを観察したが、2011年現在で「南関東では随所で見られるようになった」と書いておられる(前掲書p78)。ハエトリグモなどを狩るという。
複眼の横の白斑、肩口のとてもよく目立つ白帯、飴色の腹部前半の様子などから決めた。なお、写真は翅を上一杯に上げている瞬間。

('15) 9月5日撮影 於府中市
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