散策路に添った雑草の傍にしゃがんだら、ヒラタアブが空中に止まっていた。クモの巣にひっかかっていると思ったが、そうではなかった。ミナミヒメヒラタアブの空中交尾であった。上が♂、下が♀。♀は翅ごと掴まれているので羽ばたいていない。♂だけの羽ばたきだが大変安定しており、カメラの自動焦点が十分作動した。植物観察らしい団体のお客さんが来たのでわたしが撮影を止めて移動するまでの10分間ほど、彼らはあまり位置を変えなかった。 この小さいヒラタアブは、キタヒメヒラタアブと言っていたが、数年前にミナミヒメヒラタアブに変更されたそうである。 |