サホコカゲロウ(佐保小蜉蝣;カゲロウ目コカゲロウ科)

緑の葉の上に赤い斑点が2つ見えた。体長7~8mmで、長い線状の尾が伸びていて、透きとおる翅がかろうじて見える。カゲロウらしいということが分かったが、揺らめいていて写すのは難しかった。腹部も透明感がある。
これはサホコカゲロウ♂成虫であることが分かった。浅間山公園には水場はなく、せいぜい水溜まりぐらいのものだが、ネット上の書き込みを見ると、水のない雑木林での撮影など報告されている。特徴ある形状の赤い複眼は「ターバン眼」というそうだ。学名は Baetis sahoensis で -ensisは地名に付けるというので、奈良の佐保川の佐保であろうと考えて漢字表記にした。わたしの憶測です。

('15) 5月23日撮影 於府中市
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