ベダリアテントウ(vedalia beetle ;甲虫目テントウムシ科)

春らしい陽光にあふれる日、野川の川岸を歩いてみた。膝丈ぐらいまで伸びだしたイネ科植物(名前不詳、護岸工事などによく使用される)にテントウムシらしいのがいた。よく動いていて落下したので思わず手に受けた。
これが、果樹園農業関係では有名な移入種ベダリアテントウであった。わたしは初見。ワタフキカイガラムシの天敵で、生物防除として全世界的に使用されている。原産地はオーストラリア、日本に移入されたのは1901(明治43)年。この種は日本に「そのまま定着し、今に至るまでワタフキカイガラムシは対策の必要がない水準に抑えられている」(ウィキペディア)。
ヨツボシテントウの黒斑は楕円形だが、ベダリアテントウは半月形やさらに強く変形する。

('15) 3月25日撮影 於小金井市
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