2007年に武蔵野公園のニホンミツバチの営巣を写している。その巣は撮影の数ヶ月後に公園側によってコンクリートで封じられてしまった。そのコンクリートの跡は痛ましく愚劣な公園側処置としてその前を通るたびに苦々しく思い出された。しかし、数年後に、コンクリートは剥がれて取れてしまった。 昨年(2014年)のいつの頃からか、同じ洞に、ニホンミツバチが戻ってきて営巣しはじめた。公園管理者は、“手を出さなければ安全です”というような注意書きを付けた柵を周辺に設けた。活発に巣に往復するニホンミツバチの群が見られたのだが、幸いほとんどの人は無関心のようだった。冬を迎えて徐々にミツバチの姿が減っていったが、厳冬期のこの日も数秒間に1匹ぐらいの割合で、巣に出入りしていた。写真の下部の数匹がそれである。写真の上の方には、あまり動かずにいる大群が写っている。 |