桜の古木の、根元から簇生している若木の葉の上で撮影。地上から50㎝ほど。アリそっくりで、5~6mmとかなり小さく、せわしなく動き、葉から葉へ移動する。なぜか、急にしばらく停止してくれたのでその間に写した。 アリグモの仲間であることは間違いないが、はじめはタイリクアリグモ♀と考えた。絵合わせしかできないわたしには根拠は漠然としたものだが、どうも違うような気がしてヤガタアリグモに行きついた。新海栄一『日本のクモ』に日本蜘蛛学会で日本新記録として発表されたのが2004年と記載してあるのでビビッてしまう。アリグモ類にも何種もあるらしいし、幼体の色や様子が成体と異なるので難しいようだ。 タイリクアリグモは地上性で基本的に葉上に登らないとする見解があったので、とりあえずヤガタアリグモ♀としておきます。 |