ナナホシテントウ (七星天道 ;甲虫目テントウムシ科)

野川の縁を歩いてみたが、気温があがらず日陰は雪が残っている。それでも陽当たりの所を探してみると、ナナホシテントウがいた。このアングルから見ると、ちょうど星が3・5個見えるので、ぜんぶで7星であることがよく分かる。この辺ではナミテントウも多いが、ナナホシテントウがやはり一番多いように思う。
多くの公園では秋から冬にかけて、雑草を徹底して刈ってしまう。野川では両岸はなめる如くに除草してあり、夏には2~3mもの高さのススキなどが繁茂する川は、水面近くまで刈りこんでいる。夏に生みつけられた虫の卵などが完璧に無くなってしまう。春に生えてくる植物も限られる。毎年こういう“手入れ”をされていると、年々生物相が単純になることは避けられない。わたしは、きれいサッパリした公園を見ながら大いに不満である。

('14) 2月26日撮影 於小金井市
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