クロクサアリ (黒草蟻 ;ハチ目アリ科)

アリの見分けは難しいが、わたしは不思議にクロクサアリは分かる。5mmほどの体長で、ツヤのある黒色で頭部と腹が丸く見える。巨大なケヤキの樹表に列をなし、写真のように集団で集まっていることもある。
アリに関しては「日本産アリ類画像データベース」という大きなサイトがあって、完璧といってもいいほどの情報が集められている。その「クロクサアリ」には、関東地方では、ヤノクチナガオオアブラムシやクヌギクチナガオオアブラムシの甘露を定常的な餌源にしているとある。写真に何匹ものアブラムシらしいのが写っている。クチナガオオアブラムシ類ということになるのだろう。実は、肉眼で樹表のクロクサアリの列や集団をみていても、その中のアブラムシには意外に気づかない。

('13) 7月12日撮影 於小金井市
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