マッルン		●どんな料理？果物，根菜、葉菜を細かに切り，これに削り椰子を合わせ加熱処理した料理。葉菜の場合，ターメリックとたまねぎを先に軽く煎り煮してから加えて加熱します。逆に火の通りにくい人参やパパヤの場合はこれらを先に調理してから最後に削り椰子を加えます。フレッシュなココナツの香りを味わい，しかも，野菜をその栄養価を損なわずに効率よく食べるのはこの料理が一番適しています。言ってみれば，スリランカ料理の中での”おひたし”。糖分は一切加えていないのに、これを口にすればそこはかとない甘味が漂うのを感じますから、食の進むこと、進むこと。およそ食用になる野菜ならどんなものでもマッルンに出来ます。材料　食べられる野菜（キャベツなどの栽培野菜からヨモギなどの野草まで何でも）スリランカではマンニョッカの葉、パッション・フルーツの葉、カンクンの葉、ワッタカー（かぼちゃ）の葉、ムクヌワンナの葉など。　青唐辛子、ターメリック、玉葱、塩、椰子

作り方
①野菜を水洗いし、よく水を切ってから細かに微塵に切ります。
②鍋に椰子を細かく削ったもの、小口に切った青唐辛子、ターメリック、微塵切りの玉葱、少量の水、塩を加えて火を通し玉葱に火が通ったら微塵に切った野菜を加え蒸し煮をするようにして軽くかき混ぜます。この時、絶対に蓋をしないこと。野菜の青い色が飛んでしまいます。スパイス、塩、水ともにごく少量を使います。

食べ方
ほとんど味付けをしていませんから野菜の旨味をそのままに感じることが出来ます。ご飯に指で絡めて団子状にし、口に運びます。