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写真で分かる初心者向け
(作成中)
まず、トビを見分ける。 次に特徴(見た目、行動、生息環境)のはっきりした猛禽を1つずつ憶えて、分からない領域を狭めていく。 残るあいまいな猛禽は、だんだん消去法的な判断が入ってくる。 たまたまボクがそうやって憶えてきたので、そんな構成にしてみた。 (翼先の尖ったハヤブサ、チョウゲンボウ類は後回し) 初心者kenharuが作ったノウハウ集なので、間違いなどがあるかもしれません。 お気づきの点等がありましたら、是非お知らせ下さい。当ページは徐々に掲載数を増やして行く予定です。 |
掲載野鳥(クリックで飛びます)
@ トビ A ノスリ B ミサゴ C 葦原を低く舞う猛禽 : チュウヒ・ハイイロチュウヒ♀・ハイイロチュウヒ♂・コミミズク |
猛禽以外の見分け方は →こちら
カモメ類の見分け方は →こちら
日本野鳥の会「識別ノート」は→こちら
写真で見る鳥名鳥種の同定・判定・識別方法
@トビの見分け方 | |
開いた尾羽が三味線を弾くバチの形に似ていればトビ。(やや目立たないが翼下面の先端の方に白斑があるのも特徴である) 他の猛禽の尾羽は扇子と同じで、広げれば円弧状になるのだが、トビは閉じかけた時は凹型になり、開けばバチ型、極端に開いた時だけ僅かに円弧状になる。 |
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上空を舞う猛禽で一番多いのがトビなので、まずこれを見分ける。トビを手早く見分けて除外(?)出来れば、猛禽の判定が楽になったような気がするものだ。これは初心者心理に大きなプラスである。 |
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Aノスリの見分け方 | |
翼角部分に黒斑が目立てばノスリ(腹部の黒っぽい帯も特徴) | |
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Bミサゴの見分け方 | |
良く目立つ白い部分の形と、眼から後頚に抜ける黒い線を見る | |
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右端の写真は、参考のためにコントラストを強めて、白黒をはっきりさせた画像。この白色部分の形を記憶しておくと良い。首の下に黒っぽい部分があり、これはメスの方が大きくて濃い。魚を獲る鳥なので、水上やその近辺に居る。 |
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C葦原を低く舞う猛禽の見分け方 狩りをするために、ゆっくりと低く低く、行ったり来たりフワフワと舞っている猛禽は、 チュウヒ、ハイイロチュウヒ、コミミズクの3種が主なものである。 この中で紛らわしいのは、チュウヒとハイイロチュウヒ♀の見分けである。 高所を飛ばないから観察しやすい。 |
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チュウヒとハイイロチュウヒ♀(♂幼鳥も似る)を見分ける | |
上面下面とも茶色で、V字滑空をまじえて葦原の上を低くゆっくり飛ぶのは、チュウヒかハイイロチュウヒ♀である。ハイイロチュウヒ♀は腰の上面(上尾筒)に大きな白色があることで、チュウヒと見分ける。 なお、チュウヒ類は個体差が大きいので、ワンポイントのみでの判定は難しい場合がある。 |
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ハイイロチュウヒ♀ | チュウヒ |
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腰に幅広な白色部がある。チュウヒにも腰の白いのが居るが、その幅は狭くて細帯状。またハイイロチュウヒの顔は白い縁取りがあるため、お面をつけたように見える(顔盤)。風切上下面の黒い横縞(タカ斑)が明瞭。 | 葦原を低く舞う猛禽はチュウヒが一番多い。 チュウヒは腰の白帯が無いか、狭い帯状である。チュウヒは風切下面の黒い横縞(タカ斑)が不明瞭だが、ハイイロチュウヒは左の画像のように明瞭である。 |
ハイイロチュウヒの♂成鳥は、上面が青灰色で翼先が黒いので一目で分かる。コミミズクはフクロウ顔なので、これもすぐに分かる。 葦原を低く舞う他の猛禽には、色の違うチュウヒや、マダラチュウヒというのも居るらしいが、珍しいようなので省略する。 |