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キャンピングカーの快適化・その10
コルドバンクスの快適化
車体下に引き出し & 外水道の設置 ボクのコルドバンクスは、床下に大きな未利用空間が残されている。 この快適化で貴重な収納スペースが生まれた。 ![]() 臭いの出やすい、釣具などを入れるためである。 アングル材には細かな細工がしやすいアルミを選んだ。 収納庫の内装はプラスチックダンボールで、キッチリはめ込んでから裏表の周囲をコーキング剤で固めた。こんな場合は、接着剤よりもコーキング剤のほうが使いやすい。 スライドレールの耐荷重は35キロ。 引き出しは長めに作ってから、飛び出した部分を慎重に切断し、FRPを取り付けた。 FRPの接合方法は、ボルト5本とコーキング材による面接着。ボルトは、オーニングの支えを止める部品に2本と、下端の見えにくい部分に3本である。 扉の左右に丸穴を開けて、タキゲンのラッチを2個取り付けた。 |
作成の手順概要 @ジグソウでスカート部分を切断 ![]() Aアルミアングルで、引き出しを収める箱の骨組みを作る ![]() Bスライドレールを取り付けてから、コーキング剤を接着剤にして、プラスチックダンボールで内装する。 ![]() C9ミリ合板で引き出しを作り、切り取ったFRPをビスとコーキング剤で貼り付ける。 ![]() D右の空間に蛇口付きポリタンクを入れて、外水道にする。 ![]() Eポリタンクから蛇腹ホースを引いて、注水口にする。タンクは汚れるが、注水口は汚れない。 ![]() |
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レンジフードの吸い込み改善 レンジフードを高効率な整流板方式に変えるというアイデアである。 改造前のレンジフードは、排気ファンが排気ダクトの中に付いていたので、それをそのまま利用した。 レンジフードの形を変えるだけなので、比較的簡単である。 作り方の詳細は→こちら |
今までのレンジフードは吸い込み効率がひどく悪い。 立ち上る湯気の、ごく一部しか吸い込んでくれない。 排気が弱いと、車内結露や汚れの原因になる。 ![]() これを撤去して、整流板方式のダクトを作り、取り替える。 枠と整流板との隙間は1センチにした。 ![]() 整流板の周りの隙間から、効率良く吸い込まれるようになった。 この効果は劇的で、もっと早くやれば良かったと思っている。 |
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フレキシブルソーラーパネルを増設![]() |
今までは130ワットのハードパネルが1枚だったが、取り付けの簡単なフレキシブルタイプが安価(15000円前後)になったので、ネットで100ワットものを2枚購入した。 仕様は、100ワット、17.6ボルト、5.55アンペア、逆流防止ダイオード付き。 ルーフ上で、古いハードパネルと並列接続して、既設の引き込み線に繋いだだけである。 貼り付けは、両面テープ+コーキング+アルミテープ。 これまで旅行中はいつも電気が不足気味だったが、この増設で「少し余る」状況に変わった。「少し余る」ことで、常時電力の在庫が積み増されるようになり、その結果、電力不足に陥ることが無くなった。 「少し不足」と「少し余る」とは大違いであることが分かった。 |
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自宅駐車場専用のバーコード対策![]() |
わが家の駐車場は前下がり駐車になる。 コルドバンクスの雨樋は後方にしか流れ出ない構造になっているから、行き場を失った雨水は側面から溢れ出て、バーコードになってしまう。 対策としてツヴァイフォー材を使って、傾斜調整板をこしらえた。 ![]() 今までは水が赤矢印のように流れたが、これからは黄色の矢印方向に流れるだろう。 いったん停めればしばらく動かさないクルマだから、これで解決になると思う。 |
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エントランスドアのトラブル防止策 |
プラスチックカバーの剥がれ防止である。 ドアを慌てて閉める時や、ドア構造を知らない客人のご操作で、プラスチックカバーを引いてしまい、外れたり壊れたりすることがある。 それを防止するための取っ手を取り付けた。 ![]() トラブル防止だけでなく、使い勝手が良くなった。 ![]() |
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後部ラダーにBSアンテナ取り付け![]() |
ラダー側面に上下に摺動させられるアルミポールを立て、パラボラアンテナを取り付けた。 アルミポールを回せば、360度向きが変えられる。 走行時はルーフより低い位置まで下げられる。 上に突き出している8の字アンテナは地デジ用で、これはグラスファイバーのポールに取り付けてあり、パラボラ用のアルミポールの中を通って下に突き出している。これを回せば8の字アンテナだけを回すことが出来る。 詳細は→こちら |
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バッテリーのリチウム化 費用は約9万円 ![]() |
サブバッテリーをリチウムに替えた。 その効果は @使える電気量が2倍以上になる 旧電池は鉛2本で200ahだが、安全に使えるのは半分程度の100ah。新電池は写真の4セルセットで280ah。その8割が使えるので224ahになる。 A電圧管理のストレスが解消 鉛は一度放電しすぎると一気に能力が落ちる。 10万円で買った鉛電池3本を1年少々でダメにしたことがある。 毎日電圧を気にし続ける生活から開放される B鉛バッテリー60kg/2個が、リチウムでは20kgに軽量化。 リチウムバッテリー、BMS、ブルートゥースモジュールを中国(アリエク)で購入し、昇圧機能つき走行充電器を国内で購入し、総額は9万円ほどだった。 電池の購入から取付までの詳細は→ブログ記事参照 |
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バンクベッドのカビ臭対策 バンクベッド内外の温度差は過酷なほど大きい。 冬季に暖かな布団がバンクの天井に触れれば結露が生じる。荷物を置けば奥の天井との接触面にカビが生える。 それを防ぐために、靴の泥を落とす玄関マット(プラスチック製の連結式マット)を、バンク最奥部の天井に押し付けるという対策をとった。 これでカビ臭がほとんど生じなくなった。 ![]() 突っ張り棒で挟んであるだけなので、取り外しは簡単。 |
風通しの悪い最奥部は特に注意が必要である。 最初は天井に断熱シートを貼ったが、天井と断熱シートとの間にカビが生えたようで逆効果で、カビ臭対策としては失敗した。 ![]() よほどの断熱材を入れない限り結露は防げないとわかり、左記のように通気性だけを確保する対策をとった。 さらに防カビスプレーを併用している。 |
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オーニングに吊下げ用リング取り付け![]() 洗濯物をぶら下げたり、防虫ネットやシートをぶら下げてオーニング下に部屋を作っても面白い。 |
結束バンドでリングを作る。![]() オーニングを引き出して、側面からリングをはめ込む。 ![]() バンドの留め具が抜け止めになり、物を吊り下げても外れない。 横方向は自由にスライド出来る。 |
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窓の遮光シートの隙間を修理 遮光シートを上げても、上端にスキマが出来るようになったので、修理をした。 写真のように上に5ミリ程度のスキマが出来てしまう。 ![]() スキマの出来る原因 網戸部分は上に巻き込み、遮光シートは下に巻き込む構造になっている。 スキマが出来る原因は、上下の巻き込み力のバランス崩れが主な原因である。 上下のシートを連結した状態で、ツマミを上端まで上げたときの係止部分が引っかかりにくくなっていることも原因になるようだ |
@窓枠のネジを抜いてユニットを取り外す。 ![]() A上側(網側)の巻き込みを強くしてやれば良い。 ![]() 円筒の中に心棒が通っていて、コイルばねが円筒と心棒を連結している。 心棒を回らないように固定した状態で、円筒を回せば巻き込み力を調節することが出来る。 B今回は右側の黒い部品を外し、左側は外さずに傾けて持ち上げ、網を数回巻き増しした。もし心棒が外れて回りきってしまったら、円筒を取り外して、何らかの方法でネジ巻きしてやれば良い。 C巻き込み力の上下バランスだけでスキマは解消出来ると思うが、ツマミを上げたときの引っ掛かりが悪いようなら、ユニットの左右に入っている縦長の金属板を押し付け気味に組み上げてやれば、改善すると思う |
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