快適化目次へ ホーム(目次)へ



冷蔵庫の冷えを改善(k-2)

WAECOの90リットル電気冷蔵庫は、冷凍室の氷はちゃんと出来るのだが、冷蔵室の冷えが悪くて10度ぐらいにしか下がらない。
分厚い取り扱い説明書を良く読むと、庫内温度は10度の仕様になっている。
非常識な仕様だが故障ではない、というあきれた冷蔵庫である。

長旅で霜が溜まると、夏日には14度前後になり、食材がすぐに痛む。
冷凍室のフタ内部の断熱材を取り除いたり、水受け皿を外して、冷蔵室に冷気が伝わるようにしてみたが、あまり効果がない。
冷凍庫の扉を取り外して使っている人も居るようだ。

この冷蔵庫の温度センサーは図の右上のマーク・・・冷凍室の外側にあるスキマの右上にある。
冷蔵室の空気が自然循環でセンサーに伝わり、コンプレッサーが再起動する仕組みなのだが、冷凍室まわりのスキマが狭い。
このスキマの狭さと、この微妙な位置関係によって、冷凍室内は凍り、同時に、その影響を受けて冷蔵室は10度付近まで下がる、というカラクリになっているようだ。
しかし、霜がつくと冷凍室まわりのスキマがさらに狭くなって、通風が悪くなる。
おまけに霜が断熱材の役目を果たすから、庫内温度が上がってもセンサーには伝わりにくくなる。

解決策→冷蔵室の温度を下げるには、庫内の空気を、赤矢印のコースで循環させれば良い。
左は水受け皿を外した状態。

黄色矢印の通風孔は冷凍室に通じているが、温度センサーには通じていない。
庫内の左右にある、壁と冷凍室のスキマ(赤矢印)は温度センサーに通じている。

赤矢印のスキマ(冷凍室の外周)に送風すれば、外周の冷気を冷蔵室に循環させることになり、同時に、温度センサーに冷蔵室の温度情報を伝えて、コンプレッサーの再起動を促すことが出来る。

黄色矢印にファンをつけて送風すれば、冷凍室内と冷蔵室間の空気を循環させることになるから、冷蔵室の温度は下がるものの、冷凍室内の温度は上がってしまうという問題が起きる。
庫内灯から電源を取り、左側から、冷凍室の外周部に向けて、パソコン用の冷却ファンをつけてみた。
バリバリテープで着脱可能にしたので、送風の向きを微妙に変えたり、冷蔵室の右側(センサーに近い)に付け替えたりすることが出来る。
どこに風を送るかで、庫内温度は変わる。

左写真は温度センサーとは逆の左側につけてみたものだが、冷蔵庫がカラの状態で、庫内温度はたちまち4度前後も下がった。
長旅をしながら、いろんな条件で試してみたが、左位置でじゅうぶんに庫内温度が下がることが分かり、今ではこれが定位置になっている。
センサーに近い右側のスキマから風を送れば、もっと低温になるだろう。

実際に使ってみた結果

・・・4月の旅行・・・
外気温20度、食材ぎっしり満タン、旅行15日目で霜つきは軽度。ダイヤル位置が最弱の1だと、冷蔵室最下部の温度が10度。ダイヤル位置が4だと6度。最強にすれば簡単に氷点下まで下がる。
ファンの取り付け位置は、左側で十分である。
電力消費は、実感では分からない。

・・・夏の北海道110泊旅・・・
水受け皿が動かなくなるほど分厚い霜がついた状態でも、ダイヤル調節で冷蔵室の温度はじゅうぶんに下がる。


快適化目次へ ホーム(目次)へ





電動ステップの取り付け

バンテックの手動ステップを、オムニの電動ステップに取り替えた。
ステップを取り付けていないコルドバンクスでも(エントランス下のFRPを切り抜いていないクルマでも)、
そのままオムニの電動ステップを取り付けることが出来ることが分かった。

上が新車購入時にバンテックにつけてもらった手動ステップ。
下が今回取り替えたオムニスターの電動ステップ(12V/550−ALU)
手動ステップがぶら下がっていたL字アングルに、そのまま電動ステップをつけると、ステップ位置が低くなりすぎる。
アングルを切除するのが大変なので、電動ステップを右にずらして、上からボルトで吊り下げた。
車体下は狭いので、少し苦労した。

写真は車体下の奥から撮影したので、左右が逆になっている。
写真上
ステップ収納状態。
ステップ下部の、地面とのクリアランスは約22センチ。
ステップを右にずらして取り付けたため、エントランス下の切り抜き部分を外れてしまったが、FRPのスカートにぎりぎりのところで干渉しない。
つまり、エントランス下のFRPを切り抜かなくても、この電動ステップは取り付けられるということになる。
僅かに干渉したら、スペーサーをかませれば大丈夫だろう。

写真下
ステップを出した状態。
L字アングルを避けてつけたので、エントランスとステップ面との段差は25センチになった。


後日の追記
ステップを右寄りにつけると、右側の上にある鉄枠部分が低いため、ステップが少し右下がりになった。後日、これを水平にするため、左の吊り下げ部分にスペーサーを挟んで修正した。
メインスイッチの上に、ステップの昇降ボタンをつけた。
ステップからのコードは、靴箱下に穴あけして上げた。

サブバッテリーからのコードは途中にヒューズを入れ、暖房機のダクトパイプに沿って靴箱下に引き込み、このスイッチに上げた。
配線図に従って接続するだけの簡単な作業だった。
ステップからは警報用のグレーのコードが出ている。
これはステップが出ている時だけ、アースに通じている。
これを運転席まで引いて途中にLEDランプを付け、その先をACC電源につないだ。
ステップが出たままでエンジンキーを回すと、写真のように警告ランプが点灯する。

ところが・・・
明るい日中だと、警告ランプを見落とすことがあったため、さらに改善をした。
エンジンを始動させ、ギヤチェンジのためにブレーキを踏めば、警報音が鳴るようにした。→こちら

快適化目次へ ホーム(目次)へ