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長唄の「越後獅子」のメロディーを用いたピアノと歌のデュエット曲です。
「松の葉の様に(よに)こん細やかに」という歌詞は長唄の「越後獅子」に出てくるもので、詩の中にこれがあったので、それをヒントにピアノと歌のデュエットに仕立ててみました。「まつのはのよに……」という部分は、もとの長唄では違うメロディーがついているのですが、越後獅子のメロディーはあくまで素材として使用したのであって、原曲に忠実に作るつもりはなかったので、私がいちばん好きな部分を当てはめました。結果として言葉のイントネーションとメロディーラインとは合っていません。
演奏のテンポは遅くて80、速い演奏で106くらいでしょうか。あまりテンポを揺らさずに、最後まで一気に駆け抜けたほうがいいと思います。また、ピアノの伴奏、特に左手はマルカートぎみに演奏するといいでしょう。
ただ、私は曲の解釈は演奏者に任せて、あまり細かい指示は出さない(というより、ほとんど何も指示しない)主義ですので、それぞれの解釈でいろいろな演奏をしてみてください。
単純な伴奏に乗せて、平易なメロディーで歌が流れます。中間部は少し重く、そして中間部の終わりはピアノと一緒に盛り上げてください。
後節でまた元のメロディーが戻ってきて、やわらかく終わります。
昔、自分を置いて旅立っていったいとしい男が帰ってきた。それを「ほんとうにあの人だろうか」「いまさら」と思いつつも、帰ってきて欲しい女心を歌っています。細かなテンポの揺れをうまく使って、ゆれる女心を歌ってください。
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