ハルは何とか日が沈むまでに、目を通すべき書類を片付けた。真冬の日は短い。
 大広間での食事は辞退して、ハルが厨房に近い手ごろな食堂に入ると、もうジョン王子と、司祭のドレールが先に来て、待っていた。暖炉に火が赤々と燃え、だだっ広い広間よりも、暖かく快適だ。
 「やあ、ドレール司祭。ジョンの宿題は合格ですか?」
ハルが礼をする司祭に微笑みながら尋ねると、もう六十になろうかという司祭は苦笑した。
 「パリ大学の最新写本を引っ張り出して提示されたのでは、私も合格を出さざるを得ませんよ、皇太子殿下。」
「お手柔らかに頼むよ、司祭。ジョンは俺の補佐に回って忙しいのだから。」
「だからと言って、勉学が疎かになるのは、感心しませんな。」
司教が説教臭く言う間に、小姓たちがテーブルに食事と飲み物を並べていく。ハルが辺りを見回した。
「一人足りないな。ダンスタブルは?」
すると、ジョン王子が肩をすくめた。
「遅刻ですって。兄上には申し訳ないのですが、どうしても天文局の仕事をやっておきたいと言っていましたよ。」
「天文…?!」
ハルが聞き返す間に、コップにワインが注がれる。三人はまず祈りを捧げ、杯をあげると一口飲んで、食事が始まった。
 「天文局って何だよ。ダンスタブルは、宮廷付き尚書係の見習いなんだろう?」
ハルが野菜の煮込みを口に運びながら尋ねると、ドレール司祭が応えた。
「ええ、ベッドフォードに居る私の弟子は、とりあえず尚書係としてダンスタブルを推薦したのですが、実はその辺りがはっきりしないのです。」
「どういう意味だ?」
聞き返したハルと同時に、ジョンも知りたそうな顔をして司祭に見入るので、ドレールはダンスタブルについて細かい説明を始めた。

 「あのジョン・ダンスタブルという若者は、まだ十六歳ですが将来きっと、お役に立つ事は間違いないでしょう。親はベッドフォードの小さな地主で、ダンスタブルが幼い頃から近くの修道院や、教会にやって、随分と厚い教育を施したのです。
 実際、ダンスタブルは非常に優秀で、語学はラテン語、フランス語、スペイン語、イタリア語、もちろん英語の読み書きも完璧です。特にギリシャ語からの翻訳ラテン語に強く、時としてギリシャ語の原本に言及することさえあります。しかも数学にも強い。莫大な数字から微細な数字まで、早くしかも正確に計算するので、修道院でも村でも、大人たちに重宝がられたとか。もちろん、旅の商人たちの間でも評判で、大商人から番頭にしてやるから、奉公しないかと散々誘われたそうです。
 更に、音楽の才能もある。旅芸人のやるような笛や太鼓から、ハープ、フィドル、リュートのような弦楽器まで、実に器用に弾きこなします。耳が良いのでしょうね。礼拝での聖歌も一度聞いたら直ぐに覚えてしまうのです。
 郷里の教会に居たときの事ですが、古い詩篇についていた音楽が随分昔に失われていたので、ダンスタブルに曲をつけてみろと命じますと、これが随分しっかりした曲にしたそうです。しかも、ええ…何と申しますか、どうも密集した感じの人の…声の集まりと言いますか…とにかく、複雑な曲に仕上げたとかで、周りの人間はびっくりしていたそうです。
 ダンスタブルの才能は、それに留まりません。何と、目が非常に良いのです。」
「目が良い?」
ハルが司祭の言葉を遮った。
「でも、あいつ俺の顔を見るにも目を細めていたし、さっきはドアの枠に激突していたぞ。」
「そこが、あのダンスタブルの常人とは違うところです。普通、若い時分に目が悪くなるというと、遠くの小さなものが見えにくくなります。ダンスタブルは逆で、比較的近くのものが見えにくく、距離感も掴めない。逆に遠くの物は滅法遠くにあるものでも、はっきりと見えると言うのです。」
「遠くが見える?」
ハルとジョンが同時に聞き返すと、司祭は深く頷いた。
 「ええ。なんでも、はるか遠くの草地に取り残されてしまった羊の数を正確に数えたとか、夜空の星も普通の人間の目には見えなくても彼には見えるとか。とにかく遠目が効く訳です。」
「それで、天文局か。」
 ハルが感心しながら頷いた時、部屋の入り口でガツンと硬い音が響いた。振り返ってみると、ゆっくりと扉が開き、額を抑えたダンスタブルが斜めによろけながら入ってきた。
「お、遅れまして申し訳ございません、皇太子殿下…」
「やぁダンスタブル、来たな。お前がお辞儀している相手は、椅子だぞ。」
 ダンスタブルはまた丸い顔を紅く染めて、目を細めた。そして少し体を反らせてハルを確認すると、仰々しく礼をした。
 「重ね重ね失礼を…。遅くなって申し訳ございませんでした。」
「こっちは先に始めていたから、構わないよ。さぁ、座って。星は良く見えたか?」
ダンスタブルはハルに言われて席につくと、にっこり微笑んで頷いた。
「ええ、ここのところずっと晴れなかった空に雲の切れ間が現れまして、宵の明星が美しく観測できました。」
「まだ見える?」
 ジョンが窓に向かって立ち上がった。しかしダンスタブルは気の毒そうに首を振った。
「残念ながらもう沈みました。お教えしておけばよかったですね。でも、東の空にこんどは火星が真っ赤に見えるはずです。」
 
 ジョン・ダンスタブルという男は、年齢もまだ十六歳である上に、見た目も子供じみている。話す声も高い。それでもって、近くのものを見るときに目を細めて体を反らせるという、年寄りじみた仕草をする。それは、子供っぽい見た目との釣り合いがとれおらず、ひどく滑稽に見えた。
 しかし、いざ彼の得意分野 ― 天文占星学,外国語学,文学,法学(これはラテン語学習の延長で身に付けたらしい),そして音楽の話となると、途端に老いた博士のような内容を滔々と述べた。
 なんでも、日蝕の起こる日は計算で予測できることは最近広く知られるようになったが、ダンスタブルが見るところ、彗星も予測可能なものと、そうでないものがあるとの事。予測可能であれば計算で予測したいが、何分にも観測記録が少なくて、ままならないという。どれくらいの記録があれば良いのかと司祭が尋ねると、ダンスタブルは真面目な顔で、ニ千四百年分というので、一同は呆れてしまった。しかしダンスタブルは真面目だ。予測可能な彗星は、季節になればやってくる渡り鳥と同じで、なんら恐れる必要はない。重要なのは、そう言う「普通の彗星」と、瑞兆,凶兆,神の意志としての彗星をきちんと区別し、認識することだ。このご立派な論には司祭も言葉が無い。ハルは嬉しそうにダンスタブルの話を聞きながら、宮廷での常飲物である、ワインを口に運んだ。
 「まぁ、お前の望む二千四百年分の記録は、ハンフリーに頼んだって手に入らないだろうが。もっと身近な事を聞いても良いか?」
「何でしょう。」
 ダンスタブルは、皇太子とジョン王子を前にした緊張もほぐれてきたのか、ニコニコしながら聞き返した。
「さっきも言っていた宵の明星だが。どうして彼女は夕方にしか見えないんだ?」
「良い質問ですね、殿下。それでは、明け方に見ることができる『明けの明星』はご存知ですか?」
「ルシフェルのことだろう?」
 ジョンが脇から発言すると、ダンスタブルは深く頷いた。
「そうです。これはドイツ辺りからの説ですが、明けの明星と、宵の明星は、同じ星だと思われます。」
「同じ?」
「はい。両者の特徴は、太陽が現れる直前、もしくは直後にのみ観測できる非常に明るい星という事です。両者が同一の星であるとすれば、太陽の近くに存在する星という事になる。常に太陽と行動を共にし、昼間は太陽の光に紛れて観測できない。だから明け方か夕方にしか見えないのです。ギリシャではヴィーナスの星として認識されております。」
「ああ、天文局の人間ときたら、すぐに異教徒の話を持ち出す!」
 さっきまでダンスタブルの秀才ぶりを誉めていたドレール司祭が、苦い顔をした。ハルは司祭に手を振って見せた。
「喚きなさんな。そんなの一々咎めていたら、学者も詩人も片っ端からふん縛らなきゃならない。それで?ダンスタブル。もしヴィーナスが常に太陽と行動を共にしているとなると、たとえば…今見える星で言うと、シリウスのような星とは、違うという事になるか?」
「さすが、皇太子殿下。シリウスは非常に明るい星ですが、ヴィーナスの比ではありません。現れ方も異なります。最新の研究によると、ヴィーナスはシリウスよりも、月に似ている。私もこの説に賛成です。確かにヴィーナスと月では、大きさに差がありすぎですが、それは距離の問題なのか、実際の大きさの問題なのかは、わかりません。それは置いておくとして、私はきっとヴィーナスには月と同じような満ち欠けがあるに違いないと思います。」
「見えるの?」
ジョンが思わず真顔で尋ねた。さっきドレールの言った「遠目が利く」という話が、頭にこびりついている。ダンスタブルは、束の間、目をパチクリさせた。
 「いいえ、まさか!そこまではさすがに見えません。」
「冗談だよ。」
 ハルは苦笑して、ダンスタブルのコップにワインを注いだ。ダンスタブルは酒には強くないのか、少量でもう赤くなっている。ハルが続けた。
 「それで、ダンスタブル。お前は天文局で星の観測に余念が無いようだが、しかし尚書係の見習いなんだろう?」
「ええ、ところが…。宮廷に伺候して三日目だと言うのに、私の落ち着き先がはっきりしないのです。尚書係,図書館,外務の記録係,一般書記,財務の会計係,天文局,ええと、それから…」
「宮廷内礼拝堂付き音楽係。」
ドレール司祭が言葉を継いだ。ダンスタブルは司祭に向かってペコリと頭を下げると、ハルに向き直った。
 「…とまぁ、ウィンザーに着いてからずっと飛び回っている訳です。どこに落ち着けばよいのやら、皆目見当がつきません。」
「自業自得だぞ、ダンスタブル。お前が紹介状を無くすから。」
 司祭がそう口を出して、ハルに説明した。
「ベッドフォードに居ります私の弟子がダンスタブルを推薦しまして、紹介状を書いたはずなのです。ところが、このダンスタブルときたら、ウィンザーへの旅の途中でその紹介状を紛失したのです。多才な少年だとは聞いておりましたが、どの部門にまず付かせるかを弟子が書いているはずなのに、それがわからないのでは仕方がないではありませんか。」
「ベッドフォードのお弟子さんに、もう一度問い合わせては?」
 ジョンが提案すると、司祭は頷いた。
「ええ、一応遣いは出しましたが…あまり期待できませんね。弟子は公現祭前後に、農村を一つ一つ巡回してミサを上げる仕事があるはずです。つかまえるのは一苦労ですよ。」
「それで、仕事ができそうな部署を、転々としているわけか。ダンスタブル、お前は紹介状に何て書いてあるのか知らないのか?」
ハルが尋ねると、暖かい肉と豆の煮込み料理をモリモリと食べていたダンスタブルは、申し訳なさそうな顔して、しばらく口を動かしていた。やがて飲み込むと、眉を下げて答えた。
「見ていません。紹介状は意外と立派な羊皮紙に書いてくださって、シールで封までされていたので。覗き見なんてできません。」
「そりゃそうだ。」
 ハルはクスクス笑って、食事を終えた。そしてまたワインを含むと、椅子の背にもたれてのんびりと言った。
「どうしてそんな大事なものを無くしたんだ?」
「泥棒にやられたたんです。」
「旅の最中に?」
 ダンスタブルはふっくらとした丸い頬を、さらにふくらませて説明した。大盛りだったはずの皿が、空になっている。

 「そうなのですよ、皇太子殿下。実にけしからん話です。私はクリスマス以降にロンドン方面へ向かう旅団が通るのを待っていたのですが、そんなに長くはかかりませんでした。二十八日には丁度カンタベリーへの巡礼がロンドンへ向かうと聞いたので、同行させてもらうことにしました。巡礼者のほかにも、同じベッドフォードからの商家の人も居ました。
 一行は、三十日にはもうロンドンに到着していました。私を宮廷に紹介してくださるドレール司祭様はウィンザーですから、翌日改めてウィンザーに向かうことに決めて、ロンドンの宿舎にそれまで一緒だった仲間と共に泊りました。宿の主人は、ウィンザーへ向かう人は多いから、明日はすぐに他の旅団に加われるだろうといっていました。
 それで、私はいつものように寝たわけですが、朝になってみると、私の荷物から紹介状が消えているのです。荷袋の中身が乱れていましたから、どうやら宿泊客達が寝静まった夜中に、誰かが荷物を探ったらしいのです。
 これは夜中に泥棒が出たに違いないと、私は宿屋の主人に訴えて、他の宿泊客も慌てて荷物を確認しました。ところが、ほかはみんな被害がないのです!しかもおかしな事に、私の荷物の中にあった、僅かながらの現金には手をつけていないのです。結局、泥棒としてはとりあってもらえず…」
「紹介状なしでここに来たわけか。」
 ハルがニヤニヤ笑って引き継いだ。ジョンも可笑しそうに含み笑いをしたが、ドレール司祭は呆れ顔だった。
 「そもそも、泥棒なんて出なかったんですよ。朝になって姿を消した宿泊客もなかったのですから。どうせこのダンスタブルがぼんやりして、大事な紹介状を紛失したのでしょう。無闇に泥棒などと言うのは、それこそけしからん話です。」
ダンスタブルは上目遣いにハルとジョンを交互に見るなど、到底納得しかねる様子だ。
 「まぁ、元気出せよダンスタブル。」
ハルが食事の様子を見にきた小姓に、ワインを追加するように目で合図しながら言った。
 「ベッドフォードのお師匠さんが、どこにお前さんを推薦したかは分からなくても、どうやら引く手あまたみたいじゃないか。ウェストミンスターに戻る頃には、何か決めてもらえるだろうさ。それより、笛を吹いてくれないか。」
ダンスタブルはパッと顔を輝かせた。水を一杯飲むと、腰からぶらさげていた細長い皮袋から、縦笛を取り出した。
 「何をご所望ですか?このリコルドはさすが宮廷のお買い物だけあって、とても吹きやすいのです。どんな曲でもお聞かできます。」
「『いとしい小鳥』なんて知っているか?」
 イングランドの皇太子とあろう者が、そんな世俗の下らない音楽を所望するなんてと、ドレール司祭はブツブツ言ったが、ハルはどこ吹く風である。ダンスタブルは音楽となると司祭の言葉も耳に入らないらしい。少しの間薄い息でメロディを確かめていたが、すぐに立ち上がるとハルとジョンに向かって礼をした。そして小さな縦笛を構えると、軽やかに『いとしい小鳥』を奏で始めた。
 ハルが普段、レッド・ホロウ辺りで聞くのとは、少々メロディも違うらしい。ダンスタブルが幾らか音色の表情を変えながら数回繰り返すと、やがてハルも低い声で歌い始めた。右手の指先が、そっとテーブルを叩いている。
 
 いとしい小鳥 森の木陰に隠れている
 いとしい小鳥 春の日差しの呼ぶ声が…

 いとしい小鳥 森に恋人達が集う頃
 いとしい小鳥 夏が輝きながら訪れる…
 ・・・・・・・・・・・

 笛を吹くダンスタブルの目が微笑んでいる。ジョンも知っている限りの歌詞を、微かに口ずさんだ。

 いとしい小鳥 森が実りをもたらせば
 いとしい小鳥 秋が帰路を指し示す…

 いとしい小鳥 森に死が訪れて
 いとしい小鳥 冬はお前を奪い去る…

 歌が終わると、ダンスタブルは更に二回繰り返し、本物の小鳥のような飾りを入れて曲を締めくくった。
拍手喝采が起こった。しきりとジョンがすごい、すごいと言い、ハルも笑いながら、扉の向こうからも二人の小姓が、そしてドレール司祭までもが拍手をしている。
 ダンスタブルは丸い頬を紅潮させて、恥ずかしそうに微笑み、ちょこんと頭を下げた。丸い体つきが、跳ねるように席に戻ると、ハルが心底感心しながら言った。
 「参った、本当にすごい。俺はこれでも、ロンドンの下町や遠征先でいろいろな演奏を聴くが、お前ほどすばらしくリコルドを吹いた人間は初めてだ。」
ダンスタブルは照れ隠しなのか、パンだの豆だのを口の中へどんどん押し込んで、目をキョロキョロさせた。ジョンも興奮したように頬を染めた。
 「でも兄上。兄上だって演奏が達者じゃないですか。子供の頃はよくハープとか、歌とか聞かせてくださったのに、どうして最近は演らないんです?」
またもやドレール司祭が苦い顔をして何かを言おうとしたが、若者達はすっかり『世俗の下らない音楽』に心を奪われている。
「おや、皇太子殿下も音楽をおやりになるのですか?ぜひ聞かせてください。」
 ダンスタブルは笛の音と一緒に緊張も吹き出してしまったらしく、まさに子供のような無邪気さで言った。ハルは苦笑いしている。
 「馬鹿だな、ジョン。あんなの子供の時分の、下手な手習いさ。モンマスに居た頃によく、乳母なんかが暴れん坊の俺達をもてあまして、楽器を持たせたのさ。ダンスタブル、ハープは?」
「弾けますよ。でもイングランドの貴族がハープというのは、珍しいですね。」
「そうかも知れない。土地柄かな。とにかく、ちょっと弾ける程度で、人に聞かせるようなものじゃない。」
「でも、私は良く覚えていますよ。私がハンフリーに苛められて泣いていた時に、ハープを弾きながら歌って慰めてくれたのを。あれは嬉しかったな…」
ジョンはうっとりと言ったが、ハルはにべもない。
「幾つの時の話だよ。第一、デイヴィッドも一緒だったはずだろう。」
「デイヴィッド?サー・デイヴィッドですか?お噂には聞いています。サー・デイヴィッドも音楽を?」
 ダンスタブルが目を輝かせながらハルを見つめた。ジョンは何やらがっかりした様子で、ワインをすすり始めている。ハルはニヤニヤ笑いながら、頬杖をついた。
 「それにしても、ダンスタブル。あの笛は本当に素晴らしかった。…デイヴィッドにも聴かせてやりたかったよ。」



 → 4.デイヴィッド・ギブスンがエリー厩舎への道で、思わぬ拾い物をする事
3.多芸多才の人と共に取る、楽しい晩餐の場面
Origina Novel   Hal & David  オリジナル小説  ハル&デイヴィッド


  ダンスタブルの忙しい降誕節
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