レッド・ホロウの酒場兼宿屋ホワイト・ウィージルの女将マライアは、ハルとデイヴィッドが突如、ウィッティントンと共に駆け込んできたのに、驚きつつも歓迎した。
 「王子様にサー・デイヴィッド!いらっしゃいませ。…あら、こちらのご立派な紳士は?」
マライアがウィッティントンをしげしげと見る。ハルがマントを彼女に渡しながら説明した。
「ロンドン市長のリチャード・ウィッティントンだ。エールを頼むよ。それから、皿にミルクを。」
「まぁ、市長さん!ようこそいらして下さいました。どうぞごゆっくり…あの…」
マライアがマントを受け取りながら、デイヴィッドに顔を寄せて小声で尋ねた。
「お皿にミルクですって?ロンドン市長さんって犬か猫なんですの?」
「違うよ。」
デイヴィッドが苦笑した。
「ミルクは、あっちの大将にだ。」
 デイヴィッドが指差すと、店の入り口からフッカーがノコノコと入って来て、椅子に腰掛けたハルに向かって、ニャーニャー鳴き始めた。猫というより、むしろ犬のような行動で腹が減ったらしい。
 階上から、レッド・ホロウの自警団副団長のスパイクが降りてきて、いつものように無言でハルとデイヴィッドにちょこんと頭を下げて挨拶した。
「やぁ、スパイク。フォールスタッフを呼んできてくれ。用がある。」
 ハルが言い終わらない内に、スパイクの後ろから白髪の巨漢がノシノシ降りてきた。勿論、フォールスタッフである。
「いよぉ、ハル王子にデイヴィッド。お偉方はウィンザーと聞いていたが、このサー・ジョン・フォースタッフに教えを請うために舞い戻ってきたな?」
「教えならまだましだ。訊問の方が適当かもな。座れよ、フォールスタッフ。市長もどうぞ、お座り下さい。ここのエールは中々いけますよ。」
 フォールスタッフが椅子にゆっくりと腰掛けながら、ウィッティントンを見遣った。
「市長?ロンドン市長のリチャード・ウィッティントンさんかい?確か織物商兼貿易商の大物だ。」
するとウィッティントンは余裕のある表情で微笑み、やはり座りながら答えた。
「ええ、その通り私がウィッティントンです。あなたは、サー・ジョン・フォールスタッフ。皇太子殿下のお友達にして、ロンドンの噂話に精通する有名な騎士ですね。」
 その時、ネッドが息を切らしながらホワイト・ウィージルに飛び込んできた。
「ハ、ハル!デイヴィッド!お前さんたち鬼かい?ロバはレッド・ホロウの入り口までしかこれないんだぞ。ここまで走って…し…死ぬかと思ったぞ!」
 ネッドは禿げ頭から湯気をあげ、ぜえぜえ言いながら床にひっくりかえったしまった。一同はその姿を覗き込んだが、デイヴィッドが一人、エールに口をつけてから言った。
「人数が揃ったな。」

 ホワイト・ウィージルに揃った一同 ― ロンドン市長ウィッティントン,フォールスタッフ,ネッド,スパイク,そしてマライアの顔を見回したハルは、一瞬デイヴィッドと視線をぶつけ合ってから口を開いた。
 「今朝、テムズ川の運搬船セント・メアリー号が埠頭に接岸したと同時に、謎の賊が船を乗っ取った。船はそのままテムズ川に戻り、すぐに姿が見えなくなった。― つまり行方不明だ。ウィッティントン商店の荷物も沢山積まれているのだが、とりあえず俺の興味があるのは、ワインだ。」
「ワイン?」
フォールスタッとマライアが同時に聴き返した。
「そう、ワインだ。船の所有者であるカプソン兄弟水運のリストには、『ブルゴーニュより ヴィス・ワイン 三樽。出荷主 ロヌーク夫人。ウィッティントン商会預かり,ロンドン・レッドホロウ自警団気付』 ― レッド・ホロウ自警団気付とくれば、当然フォールスタッフ、お前らが関係しているはずだ。そうだろう?一体、どういう風の吹き回しだ。」
 フォールスタッフが一杯目のエールを一気に胃に流し込み、ドンとコップを置くと口元を拭いながら言った。
「やいやい、ハル!俺達がいつも安いエールばかり飲んでいるだなんて、決め付けてもらっちゃ困るな。このフォールスタッフにも、フランス人のお友達だって居るし、高級ワインだって賞味するんだぜ。そんなに飲みたきゃ、ちっと位なら飲ましてやるさ。ふん!イングランドの皇太子も大したこたぁ無いなぁ!下々の者にワインをおごってもらおうなんて…」
「フランス人の友達?」
デイヴィッドが腕組みをして、鋭く言葉を挟んだ。フォールスタッフは首を竦めた。
「いやまぁ、神様の前じゃぁ、だれもが兄弟、友達って事で…」
「ああ、もう!聴いちゃいらんないよ!」
マライアが、手に持っていた濡れ布巾をテーブルに叩き付けて、声を上げた。
「王子様もサー・デイヴィッドも、こんな酔っ払い爺さんの言う事なんて、本気にしないでくださいな!いいですか?このあたしが、きちんとご説明しますよ!」
と、マライアじゃ上体を反らして咳払いをする。すると端の方でエールをすすっていたネッドが、ブツブツ呟いた。
「なんでぇ、偉そうに…」
「何だい、このちびのハゲねずみ!文句があるんだったら、ツケをきれいにしてからにしておくれ!」
「そうだぞ、ネッド。さぁ、マライア話してくれ。このワインは一体なんだい?」
 ハルが促すと、マライアは頷いて説明し始めた。

 「先月の事です。王子様やサー・デイヴィッドは、まだウェイルズへお出かけになっていて、まだお戻りになってはいませんでした。
 のこのこモンマスまで出掛けていったサー・ジョンと、ネッドがこちらへ戻ってきて間もなく、この辺りでは珍しくとても立派な成りをした貴婦人がいらしたのです。丁度私くらいの年齢の侍女と、ひどく背が高く、色の浅黒い従者を連れていました。貴婦人は、ロヌーク夫人と名乗っておられました。
 どこからどう見ても余程高貴なお方で、衣服や身の回りの品物は立派なものばかり。王子様のいらっしゃる前でこう言うのもなんですが、私はすぐにイングランドの人ではないと分かりましたわ。
 とにかく、このロヌーク夫人一行はこの食堂で食事をすると言うのです。この店はロンドンの町じゃぁ上等な方ですが、流石に貴族の御夫人が投宿するなんてめったにあることじゃございません。そこで私、お食事を出してから夫人に、もしや何かしら特別なご用でもおありですかと尋ねました。
 すると夫人はにっこり笑ってそうだと答えました。彼女の声は、それはそれは鈴を鳴らすように美しく、上品で…そして綺麗な英語を話されました。
 『こちらには、ヘンリー皇太子殿下と、お友達のサー・デイヴィッド・ギブスン様がいらっしゃると聴きましたが。』
 そうお尋ねになるので、私は驚きつつも答えました。
『ええ、殿下とサー・デイヴィッドは私どもをご贔屓にして下さって。よく食事やお酒を飲みにいらっしゃいます。それに、ここに宿泊なさる事もしばしば。』
『今日はお会いできないのが残念です。』
『ええ、お二人ともウェイルズへお出かけですので。』
『存じております。モンマスでお見掛けしましたから。』
 私は何てまぁ行動的な御夫人だろうかと驚きました。でも、もしかしたら知ったかぶりして私達を騙そうとでもしているのかと思いましたので、こう尋ねました。
 『おや、モンマスで!お二人ともお元気でしたか?』
 すると、ロヌーク夫人が私の意図が読めたと見えて、こうお答えになりました。
『ええ、お元気でしたわ。サー・デイヴィッドの肩のお怪我も大分良くなって。』
 私はサー・ジョンやネッドから、サー・デイヴィッドが肩にお怪我をなさったと聞いていましたからね、ロヌーク夫人は嘘をついている訳ではないと分かりましたよ。
 これくらい会話した頃でしょうか、外からサー・ジョンとネッド、それからスパイクがこちらに入って参りました。一同、とびきり若く美しい御婦人がいらっしゃるのに驚きましたが、夫人も皇太子殿下やサー・デイヴィッドをご存知とあって、サー・ジョンが調子に乗って、
 『このサー・ジョン・フォールスタッフはハル王子やデイヴィッドの恩師,親友,親代わりですぞ。あの二人への取り次ぎは、どうぞこのフォールスタッフにお申しつけ下さい、お美しい方。』
と言うと、ロヌーク夫人はにっこりと微笑まれて、答えました。
『皇太子殿下やサー・デイヴィッドにご挨拶申し上げたいのは山々なのですが、生憎私は国に戻らねばなりません。もうじきクリスマスですから。そこで、皆さんに御提案なのですが。』
 ロヌーク夫人は言いながら従者に合図しました。すると従者は荷物の中から大事そうに、携帯用の小さな樽のワインを取り出しました。夫人がここに居る人数分の器を所望されますので、私が用意しますと、従者と侍女がみんなにそのワインを配ったのです。
 味わってみますと、これが!なんと美味しいワインでしょう!(ここで、フォールスタッフ,ネッド,スパイクが一斉に頷いた。)私どもはこんなに美味しいワインを飲んだ事がありませんでした。ええ、もちろんエールだって美味しいお酒ですが、ワインもまた格別です。
 一同、あまりの美味しさに夢見心地でおりますと、ロヌーク夫人が言いました。
 『このワインは、私の在所の特産品なのです。これを大きな樽で三つほど、クリスマスの贈り物として、みなさんに差し上げましょう。』
 この申し出に私どもが驚いておりますと、夫人は更にこう続けました。
 『この贈り物は、すなわちヘンリー皇太子殿下と、サー・デイヴィッドへの贈り物でもあります。到着した暁には、どうぞよろしくお伝え頂き、ご賞味下さいますか?』
 私はちょっと訝しみました。外国人と思しきこの夫人は、明らかに皇太子殿下とのつながりを持とうとしているのです。でも、サー・ジョンはすぐさま飛びつきました。
 『ええ、お任せなされロヌーク夫人!このフォールスタッフが必ずやハルとデイヴィッドに伝言いたしましょう!』
 私が言葉を挟む間もなく、話はついてしまいました。ロヌーク夫人は十二月にロンドン港に入港する輸送船に荷物を託すと言いました。詳しくは追ってこのホワイト・ウィージルに知らせると。そして、夫人は店を立ってしまわれました。」

 「宿泊しなかったのかい?」
 ハルがマライアに聴き返した。
「ええ、お食事だけ。夫人自身はあまりお召し上がりにならず、従者と侍女のための食事だったのかも知れませんわね。」
 ハルはちらっとデイヴィッドと顔を見合せてから、黙ってエールに口をつけていたウィッティントンに向き直った。
「さて今度は市長だ、ウィッティントンさん。あなたとこのロヌーク夫人とは、どういう関係です?」
「取引相手です。」
ウィッティントンは真面目な面持ちで答えた。
 「先ほども申し上げましたが、私は個人の配送代行業も行っております。ハンフリー王子もそう言った代行業のお客様の一人です。そして、このロヌーク夫人も。ロヌーク夫人は、まず従者を通じて私どもにフランスからの荷物の輸送業務委託をしてまいりました。」
「いつの事です?」
立ったまま腕を組んだデイヴィッドが尋ねた。
「最近です。確か、秋に入るかどうかと言う頃。小規模な荷物の輸送でしたから、簡単にお受けしました。フランスの港に着けた荷物をイングランド行きの船に乗せ、関税処理を行い、国内運搬向けに処理します。荷物は主にワインの樽でした。
 規模も小さいので特に支障もなく契約しましたが、個人の正式な契約は従者には任せられないので、ロヌーク夫人本人にお会いしました。それがつまり、今年の秋の初めです。女将さんの言う通り、若くて美しい夫人ですよ。契約書へのサインと、費用の支払いのみの会見でしたが。」
「支払は何で?」
「金です。」
 ウィッティントンは少し含みのある笑顔を目尻に浮かべた。ハルはまたデイヴィッドと視線を合わせる。ウィッティントンはもう一度言った。
「ええ、砂金でした。しかも一度の輸入運送代行代金のみならず、三年契約としてまとめて支払われました。」
「妙な客だな。」
「殿下にはそう思えるでしょうが、私どもとしては即金で払う客を怪しいとは思いませんよ。別に密輸の相談をしている訳ではありませんから。」
「ウィッティントンさんを疑っている訳じゃない。俺が知りたいのは、そのロヌーク夫人というのは、何者かだ。」
「お金持ちなフランス人の御夫人です。 ― それ以上は何とも。」
 食堂はシンと静まった。ハルはエールのコップを口元に寄せたまま、黙ってしまっている。フォールスタッフは目をキョロキョロとさせてから、そぉっとハルの前のエールの入った水差しに、手を伸ばそうとした。すると、さっとデイヴィッドがそれを取り上げる。恨めしそうに見上げるフォールスタッフを無視して、デイヴィッドはエールの水差しを脇に置くと、ハルの代わりに口を開いた。
「それで?その後の手続きはどうなったんだ?」
ウィッティントンは肩をすくめた。
「別に、特別な事は何も。フランスのラ・ロシェル港に着けられた荷物を他の物と一緒に ― それこそハンフリー様の荷物も一緒に外洋運搬船に載せ、サウザンプトンでの輸入手続をしました。その後、国内輸送手続きも滞りなければ ― 細かい事は部下が知っていると思いますが、数日前に今日のロンドン港入りが決まったでしょうから、宛先であるこちらに知らせが行ったはずです。」
すると、マライアも大きく頷いて言った。
「ええ、市長さんのおっしゃる通りです。二日前、船屋さんから連絡がありましてね。今日の早朝、ロンドン港に接岸するセント・メアリー号にロヌーク夫人のワインが乗っているから、人をやって取りに来いって言うんです。それで…」
「それで、俺が取りに行ったのさ!」
ネッドが勢い良くコップをテーブルに置くと、大きな声をあげた。
 「船着き場に行って、ウィッティントン商会の荷物から引き取ってくるだけで万事完了だって言うからさ。レッド・ホロウを代表して、ロバと荷馬車を借りた俺が取りに行ったわけ。ところが、朝っぱらから勇んで行ってみると、船は居ないし、荷物はないし、人は集まってきてあの騒ぎだ。俺達の大事なワインは、一体どこへ行ったんだよ?!」
「ハンフリーの羊皮紙もな。」
ハルが苦笑すると、ウィッティントンも
「私や他の商売人たちの沢山の荷物もです。何せクリスマス前なのですから。」
と、続けた。その表情をデイヴィッドが注視している。
「セント・メアリーについては…」
そう呟いてから残りのエールを喉に流し込み、ハルは立ち上がった。
「行方をロンドン港の港湾警備が捜しているから、その結果待ちだろう。」
「ちょっと待てよ、ハル。」
 それまで黙って飲んでいたフォールスタッフが、でんと座ったまま口を開いた。
「お前、ロヌーク夫人の事がやけに気になるみたいじゃないか。俺達に話を聞くのみならず、ロンドン市長さんまで引っ張り出そうってのは穏やかじゃねぇ。一体、どういう事なんだい?あの美しい夫人がワインに毒を仕込んで、お前を殺そうとしているとでも?」
「さぁ…」
 ハルは言いよどんだ。実の所、ハルにもロヌーク夫人が何者なのか、そもそも敵なのか味方なのかも分からない。デイヴィッドが代わりに答えた。
「彼女が何者かは分からん。だが、最近何らかの形でハルに近付こうとしている事は確かだ。もう一つ、確認することがある。ウィッティントンさんもです。そのロヌーク夫人の容姿だが、二十代半ばで、透き通るような白い肌に、見事な金髪、遠くからでも分かる大きな青い目…立ち居振舞いも優雅で、洗練されている…」
 マライアとフォールスタッフ、ネッド、そしてウィッティントンが同時に頷いて答えた。
「まさにその通り!」
デイヴィッドはハルと顔を見合わせた。ハルはにやりと笑った。
「ジェーン・フェンダーの証言とまるっきり一緒だな。」
「ジェーン・フェンダー?!」
 ネッドが頓狂な声をあげた。
 「あの、デイヴィッドを押し倒したっていうレディかい?」

 ハルとデイヴィッドは早々にホワイト・ウィージルを後にした。ウィッティントンも従者と一緒に店を出た。彼は馬に跨ると、改めてハルとデイヴィッドに言った。
 「皇太子殿下にも、サー・デイヴィッドにもご迷惑をお掛けして申し訳ございません。ハンフリー王子の大事な荷物もありますのに。」
「べつに、あなたの責任ではありませんよ。」
 ハルは自分の馬の手綱を引き寄せながら言った。
 「それよりも、あなたの大事な荷物の行方が心配でしょう。他にも沢山の人が荷物を心待ちにしていたのですから。」
「そうですね。それでは、私はシティに戻ります。セント・メアリーの事はもちろん、クリスマス前の仕事が山積していますから。」
 そう言い残して、ウィッティントンは二人に会釈をすると従者と共に馬首をめぐらし、レッド・ホロウからシティへ馬を駆けさせた。デイヴィッドは黙ってその後姿を見つめていた。
 「さあ、デイヴィッド。俺たちも行こう。」
 ハルがデイヴィッドを促して、鐙に足を掛けた。
 もう日は真昼の位置にあるはずだが、厚い雲に覆われてよく見えない。朝の小雨は止んだが、まだ地面がぬかるみ、馬が進む度に泥を跳ね上げた。
二人はすぐそこのウェストミンスター宮殿とは、逆方向に駒を進めていた。
「ハル。」
馬上から、デイヴィッドが呼びかけた。街の喧騒の中なので、馬はゆっくり歩んでいる。
「お前、どこへ行くんだ。」
「デイヴィッドと同じ所。」
「やっぱりロンドン塔が鍵だと思うか?」
「そうだな。」
ハルはマントを口元まで引き上げながら答えた。
「川霧が出ていたとは言え、輸送船が広いテムズ川で突如姿を消したなんて事、あるもんか。空に飛んでいったって、鳥と同じように姿が見えるだろうさ。『あそこ』に居るはずだ。」
「ロンドン塔と言えば…」
デイヴィッドは、慎重に手綱を操りながら、馬が泥を跳ね上げるのを最低限にするように気を配っている。
「リンドレイが、ウェイルズ戦線への物資輸送の準備をしていたな。」
しかし、ハルは別の事に気を取られていた。
「なんだか俺、背中がもぞもぞする…」
 デイヴィッドが見ると、確かにハルの腰から背中にかけて、マントの中でなにか塊がゴソゴソ動いている。しまいには、ニャーと声まであげた。どうやら、ホワイト・ウィージルから立つハルの尻馬に乗ったらしい。


 → 8.皇太子ハルとデイヴィッド・ギブスンがロンドン塔で食事をすること,
     およびデイヴィッドの夢の断片


7.酒場兼宿屋ホワイト・ウィージルにて、謎の美女についていくらかの情報を得る事
Origina Novel   Hal & David  オリジナル小説  ハル&デイヴィッド


  戻れば三度市長になれる
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