いったいそんなもんが存在するのかと思って「PC自作 ゲイ」で検索してみたところ、「ゲイ」はビル・ゲイツの方で嫌になるほどヒット。
誰か、こう、PC自作を前面に出してるゲイサイト知ってたら教えて。
ま、「ジム通ってます」とか言っといたほうが、「PC自作してます」っていうよりは絶対にモテるだろうから、そんなサイトを作る奴はそうそういないと思うが。
そんなわけで、読んで楽しんでくれる人の数はとっても少ないとは思うけど、久しぶりに自分用に 1台組んだので、日記のつもりで書いておくわ。
考えてみたら、知人や友達の PCのメンテはさんざんしてきたのに、自分の PCに手を入れたのって去年のゴールデンウィークが最後。 ( あら、意外と最近だったわ )
しかもそのときは、T.Z (サイト閉鎖につきリンクなし) に譲ってもらった PenIII 500MHzで組んだので、こう、当時としても割と時代に取り残されたスペックになってて。
特にここ最近、1GHz以下の CPUなんか、探しても入手困難になってきてる状況を目の当たりにすると、なんか、もう納得がいかなくなってきて。
別に PCが遅いとかで不自由してるわけじゃないのにねぇ。
さて、前置きはこんなところで、今回買ったものリスト。価格は税込み。
CPU | Intel Pentium4 1.6A | 17,745円 |
マザーボード | AOpen AX45-V | 13,314円 |
Pen4対応 ATX電源 | Seasonic 350W | 8,904円 |
メモリ | DDR-SDRAM 256MB (バルク) | 7,507円 |
ビデオカード | ATI RADEON 7500 (バルク) | 12,757円 |
OS | WindowsXP Pro (OEM) | 20,454円 |
しめて 80,681円。
っていうか、安いPCなら 1台買えるじゃねぇかよっ。
まあ、激安 PCよりスペックは上ではあるものの。なんか納得いかんわ。
だいたい、ほんとに交換したかったのは CPUだけだったのよ。
でも Pen4を載せるためには対応するマザーボードが必要で、そのマザーには手持ちの SDRAMは使えないから DDRのメモリも必要で、さらに対応するコネクタのついた電源まで必要で。
挙句の果てに、ビデオカードまでいつの間にか電圧の規格が変わりやがっていて、手持ちのカードも新しいマザーではことごとく使えないことが判明。
で、Windows98の不安定さが耐え難くなってたので、勢いで WindowsXPの Professional版まで購入。
パーツとセットでしか買えない OEM版だったから、まあ安上がりではあったものの、結果的にはこれが一番高い買い物だったわ。
しかも結構、内容的にはチャレンジャーなことしてんのよね。
まずマザーボードは、チップセットに定番の Intel845Dを積んだモノには目もくれず、激安の Sis645搭載品に流れた上に、メモリはノーブランドのバルク品、ビデオカードは、箱にメーカー名すら書いてない怪しいRadeonのバルク品。
あと数千円ずつ積めば、確実に安定稼動を期待できる組み合わせにもできたのに、何かに突き動かされるようにヤバい方向へと一直線だったわ。
しかも数百円の価格差のためだけに、何軒もパーツ屋を回ってバラバラに購入という暴挙に出たため、仮に組み立てて動かなかったとしても、どこにも文句を言えないという状況に。
何が私をそこまで駆り立てたのかしら。
ま、Athlonにしないで Pentium4にしておいた点だけは保守的だったわね。
だって、Athlonって冷却ファンが止まると燃えるんですもの。
海外のPC情報系サイトで、画像入りでレポートが載ってたのを見てしまった以上、さすがに手は出せなかったわ。
(正確には燃えるというより熱で溶解するらしい)
そして組み立てで、またトラブルが。
最初、持ってるだけで遊ばせてた、Gatewayのフルタワーケースに組み込もうとしたのよ。
マザーボードも固定して、電源も取り付けて、さてケースの電源スイッチのケーブルをマザーボードに接続という段階で。
ケーブルが届かん。
という、自作系PC雑誌の埋め草マンガのような事態が発生。
しかもこのケーブルったら、当然だけどケース側はハンダ付けで、先端にはコネクタがついていて。
これを延長する手段なんて、ハンダごてを駆使して長いケーブルに付け替える以外に現実的な方法はなく。そんな、自宅にハンダごてを常備してるような電子工作系オキャマ (いるのかそんな奴) じゃない私にはなすすべもなく。
MNJあたりで、「ハンダごて使えて即会える奴募集」とか載せてみようかとも一瞬だけ思ったけど、すごいSMな人みたいに思われるのも嫌なので一瞬で却下したわ。
仕方ないからフルタワーは諦めて、Linuxをインストールして放置しておいたミドルタワーに組み込むことに決定。こちらの分解に突入。
しかし、今回購入してない HDD, CD-R, DVD-ROMはメインで使ってたミドルタワーのを転用する予定だったため、そっちも同様に分解。
でも考えてみたら CD-Rだけは、こないだかりこ宅から回収した PCについてたのが一番高性能だったので、そっちを使うことにしてそれも分解。
はい、簡単な足し算ですね。
こうして私の 20畳のリビングは (嘘。そんなに広くない) 分解された 4台のケースと各種パーツの大乱交状態に。
っていうか、自分で見てて、こんな部屋に住んでるオトコとは絶対に付き合いたくないと思ったわよ。心の底から。
最終的にはなんとか目的の形に組み上げ、電源つないだらあっさりと動いたわ。
しかも流用した HDDに入ってた Windows98が起動し、Plug & Playで各種パーツをガシガシと認識を開始。
けっこう賢いOSだったのね、Windows98って。
でも Win98は速攻でブチ消して、WindowsXPをインストールしたけどね。
しかし、組み立てしてて思ったんだけど、どうやら今回、一番必要だったものは、しっかりしたケースだったわね。
もう、うちにあるケースってば古いのばかりだから、バラすの面倒だし妙に歪んでるし、組み立ててるとストレス溜まるわ。
次回こそはアルミケースいっとくか。
で、ここまでは土曜の話。
翌日、思うところがあって DVIケーブルを買ってきたの。
割と有名な話なんだけど、RADEON系のビデオカードとNanaoの液晶ディスプレイ L465を DVIケーブルでデジタル接続すると、BIOS画面や DOS画面が見えないっていう相性問題があるのよ。
で、私が 3月中旬に買ったのは Nanaoの L565。
L465と同じ現象が出る可能性はかなり高かったけど、せっかく DVI入力がついてる L565と、DVI出力がついてる RADEON7500の組み合わせ。
これはもう、アナログで接続してる場合じゃないわ。 (そうなのか?)
というわけで、限りなくギャンブルに近かったデジタル接続だけど、もう拍子抜けするほど簡単に成功。
画面もアナログ接続よりクリアになった感じで、やっと L565の本領発揮。大満足だわ。(かなり金と労力はかかったけど)
そして残る作業は、WindowsXPを私好みに調教することなんだけど、これがどうにも面倒で。
今までは自宅で Win98、職場で Win2000って環境だったので、XPは一々イライラさせられるわ。ま、少しずつ慣らしていくことにしましょう。