「元気ですか」 九日目

2004.03.30 Tue

6:30 起床

 睡眠時無呼吸の爺さんは、昨夜の消灯直前に、別室に搬送されて行ったわ。良かった。

 6:00に目覚めて、30分ほどベッドでそのまま。
 目覚めてすぐに起き上がるのって難しいわ。

 検温に来た看護師さんに、食後の血糖値測定の件を聞いてみたら、医師から何も指示が来ていないとのこと。おかしいわねぇ。

8:00 朝食

3/30 朝食  朝食前血糖値は 96mg/dl。

 ご飯200g, 味噌汁125g, 凍り豆腐60g, ほうれん草のおひたし30g, しゅうまいと人参60g, はっさく65g, 牛乳200cc。

 あーっ、だから、ほうれ (以下略)
 退院したらしばらく、ほうれん草は食べたくないわ。

 はっさくも、こういう形で出されると実は困るのよ。
 グレープフルーツかバレンシアオレンジだったら、適当な大きさに切ってあるから平気なんだけど、ただ 1/4に切っただけのはっさくだと、皮をむかなきゃいけないじゃない。
 そうするとね。痛いのよ。指先が。しみるの。
 ほら、食事の前に血糖値測定で、指に針を刺して出血させてるから。
 血はすぐに止まるんだけど、傷はそんなに早くふさがらないのよ。

9:30 主治医の来訪

 病室に、主治医 T医師が登場。
 一日血糖の件は、看護師に連絡するのを忘れてたんだって。
 どうせ、そんなことだろうと思って、外出せずに待っていて良かったわ。

 心機能検査の日程を早められるかは、まだ未定とのことで。
 もう、どう転んでもいいように、明日の夕食後に退院することに決定。わーい。
 明日の午後に検査できたらするし、できなきゃ 4/7に外来ってことね。

 今後の運動療法のことなどいろいろ聞いてみたいんだけど、結局、いくら筋肉をつけたところで、指示エネルギー量 22単位 = 1760kcalは変えられないんだと。
 つまらん。
 もっと筋肉をつけて基礎代謝を上げたら、もっと食べても良くなるかと思ってたのに。

 まあ、退院したらジムには通うつもりだけどね。
 ジムの年会費なんて、長期入院することを考えたら安いものだし。
 問題は、どこに通うかよね。
 やっぱりオキャマの定番、ティップネスかしら。
 それとも最近のオキャマは、ゴールドジムに流れてるのかしら。
 いや、まず他のジムで見せられるカラダを作ってから、オキャマの社交場に乗り込むべきかしら。
 悩むわ。(低次元な悩みだ)

10:00 血糖値測定

 朝食 2時間後の血糖値は 116mg/dl。
 もう全然正常値だわ。
 ちなみに、ちゃんと注射器で採血して測定するのかと思ったら、食前血糖値と同様に、オートランセットで指先を突き刺すだけの採血だったわ。よかった。
 しかし、外出するためのまとまった時間が取れないのが辛いわね。暇だわ。

12:00 昼食

3/30 昼食  食前の血糖値は 104mg/dl。
 あら、なんだか高め。外出してないせいかしら。

 うどん210g, 野菜入りオムレツ55g, ソーセージとほうれん草のソテー40g, バナナ55g。うどんつゆと薬味のネギは計量せず。

 食べ終えて、さて食後の一服でも、とタバコを吸いに行こうとしたんだけど、考えてみたら午後のサーモグラフィー検査って、実施の 4時間前から禁煙だったわ。
 やん。昼飯の直前にも吸っちゃった☆
 さすがに、検査の直前は控えたほうが良いと思ったので、おとなしく病室に戻ったわ。

 83歳の Yさんが、今日で退院。
 大正 9年生まれで、戦時中は徴兵されて中国へ出征してた、なんて話を聞かされて、けっこう楽しかったわ。もっといろいろ話しておけば良かった。

13:30 サーモグラフィー検査の準備

 動脈硬化のチェックのため、サーモグラフィー検査を受けることに。
 で、検査室に行ったところ、まず準備のため、20分間安静にして待ってろ、と。

 そんなことしてたら、昼食 2時間後の血糖値測定に間に合わないじゃない。
 結局、14:00になったら担当看護師が検査室まで来て、血糖を測定することになったわ。あとはひたすら、時間が来るまで検査室のベッドで寝待ち。 (こういうのも寝待ちっていうのか?)

14:00 血糖値測定

 時間通りに看護師が来て、血糖値測定。
 131mg/dlだったわ。

14:05 サーモグラフィー検査

 まず、平常時の両手、両足のサーモグラフィーを撮影。
 それから、両足を 15℃の冷水に 1分間つけた後、また撮影。
 これが冷たいのよ、とっても。
 で、足を冷水から出した後、5, 10, 15, 20分後のサーモグラフィーを撮影。
 どれくらいで体温が戻るかを見るわけね。

 私、けっこう冬場なんかだと、手足がとっても冷たくなるほうなんだけど (早い話が冷え性) 、サーモグラフィーの結果だと、意外と早く体温が戻ってたわ。

15:00 外出

 予想外にサーモグラフィー検査に時間がかかったので、あんまり余裕はなかったけど、外出。
 明日の夕食後には退院なので、不要な荷物だけでも置きに帰宅しようと思ったんだけど、荷物の選別も面倒、つか時間なかったので、本を何冊か持っていっただけで終わったわ。

 で、病室に戻ったら。
 たいへん。昼まで 83歳 Yさんがいたベッドに。
 20代後半くらいのヒゲ坊主が!
 目算で 175x60って感じの、ちょっと私にとっては細すぎる感じだけど、この際だから (どんな際だ) 贅沢を言ってる場合じゃないわ。若いオトコよ若いオトコ!
 あーん、どうしてもっと早く来なかったのよ〜。私、明日の夕方には退院しちゃうのよ。

 しかし、このヒゲ坊主、どうやら救急搬送されて来たようで、満身創痍もいいところ。点滴を打たれてぐったりしてたわ。
 いやん、これじゃ夜伽の相手は務まらないじゃない。(もともと務まらん)

18:00 夕食

3/30 夕食  夕食前の血糖値は 83mg/dl。

 ご飯200g, 鮭の焼魚50g, 野菜炒め70g, 野菜サラダ45g, 漬物35g。

 18:30に入浴。

 今まで書こうと思って忘れてたんだけど、この病院、エレベーターがひどいのよ。
 けっこうな階数があるくせに、エレベーターは一箇所、六台しかなくて、外来が開いてるときとか面会可能な時間帯には、もう、永久に来ないんじゃないかと思うほど待たされるのよ。ストレス溜まるわ。

 さて、例の若いヒゲ坊主だけど、どうやら頭痛を訴えて、睡眠薬を処方してもらった模様。
 と、いうことは。
 もともと満身創痍だし、睡眠薬まで飲んでたら、抵抗する体力なんてないわよね。
 ふふふ。
 消灯前には、睡眠時無呼吸の爺さんは別室に搬送されるし、看護師が夜間に見回りに来るのはだいたい 22:00くらいだし。
 21:00の消灯から、22:00の見回りまでの一時間が勝負ね。(何の勝負だ)
 タオルで猿轡でも噛ませておけば、声もそんなに出ないわよね、きっと。
 念のため、手足も拘束しておいたほうが良いかしら。ぐふふふ。

 でも、マグロ相手じゃつまんないのよねぇ。(そういう問題じゃない)

20:00 血糖値測定

 夕食 2時間後の血糖値は、186mg/dl。
 ずいぶん高いわね。食後 2時間値としては境界型になってしまうわ。
 やっぱりインシュリンの追加分泌が足りない、ってことなのね、きっと。

 それにしても、オートランセットで突き刺されまくった指先が、もうけっこうボロボロ。
 腕の静脈から採血されるよりはマシとはいえ、あんまり気持ちいいものじゃないわね。

21:00 勝負

 しないわよ。
 一応、人として越えてはいけない一線があるのは知ってるので。
 まあ、私なんかの場合、知ってるだけでたまに越えたりするけどな。
 っていうか、あんまりタイプじゃないしね。 (タイプだったらどうしていたのだろう)


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