飛騨一ノ宮

水無神社

飛騨一の宮駅の東に鎮座する水無神社(宮村一宮)。この神社は、
名が示すとおり、飛騨国きっての格式を誇り、もとはミナシ(水主?)神社と呼ばれたらしい


社殿両翼の回廊に祭られている末社、摂社などを含めると、
国内の神はほとんど網羅されてしまうらしい。
それは、さながら日本総社の感があり、八百万神集う高天原!
水無神社は、高天原自体を祭った神社なのか?ミナシは「皆主」の意味か?

そしてこの水無神社が神体山としているのが、位山だ。

黒い馬

この神社には黒い馬の像が祭られている。
普通神社の神馬と言えば白馬だが、白馬の横に黒馬が居るのだ。

さてこの黒馬、左甚五郎幼少の頃の作と伝えられさらに伝説が

目を良く見てください。この馬実は、目が有りません

昔この地方で夜な夜な稲を食い荒らす馬がいると、村人が待ち伏せ後をついて行くと
馬は水無神社の境内に入っていき彫り物の馬に変わった、そこで村人は馬の目を
抜いたそうだ、それ以来二度と馬は現われなくなった。

各地に残る、彫り物や絵が動き出すと言う伝説がこの地にもあった。

まして、飛騨出身の名工、左 甚五郎なら、なお事である。