クレギオン2

フェイダーリンクの鯨

追っ手がかかりシューエル星系へ逃げ込むロイド運送。ガス惑星フェイダーリンクの輪に隠れたが、輪の放電にあい、身動きがとれなくなってしまった。
それを助けたのは200年近く輪で無重量状態で過ごしてきたレーネ村の住民。彼らは輪から水素を採って生計をたてていたが、立ち退きを迫られていた。
フェイダーリンクの恒星化計画がすすんでおり、彼らがいると計画を実行できないのだ。しかし、無重量状態に適応してしまった彼らに移住先は多くはなかった。
ロイドは彼らのために調査をすることにしたのだが……。

あとがきにある作品はどれも読んだことのあるものばかりでちょっと懐かしかった。「サターン・デッドヒート」は短篇版だけど。

書名:クレギオン2 フェイダーリンクの鯨
著者:野尻抱介(あとがき)
カバーイラスト:撫荒武吉
カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン
発行所:早川書房
印刷:星野製版印刷株式会社
製本:株式会社川島製本所
初版発行:2004年1月15日(富士見ファンタジア文庫版1992年12月)
ISBN4-15-030746-6 C0193
形態:文庫(5306 JA746 ノ-3-2)
定価:本体640円+税