いさましいちびのトースター火星へ行く

あのいさましいトースターが帰ってきた。
前作の終わりで老バレリーナに引取られた電気製品達は静かに暮らしていた。
ある日、老バレリーナが使わなくなった補聴器を修理してみよう、ということになり修理したところ、はたしてそれはアルバート・アインシュタイン博士の手による補聴器のプロトタイプの一つだった。
アインシュタイン博士は統一場理論を完成させはしたものの、今の人類には荷が重過ぎると思い、誰にも話さなかったのだ。補聴器を除いては。
補聴器はトースター達に、より効率的に働く方法を教えてくれた。ある日ラジオは火星からの放送を受信する。その放送は人類の抹殺と電気製品の開放を訴えていた! それはトースター達のもっとも望まないものであった。彼らは火星へ行き、やめさせようとする。

今回、新キャラは補聴器だけが目立っていたのは残念。


書名:いさましいちびのトースター火星へ行く(THE BRAVE LITTLE TOASTER GOES TO MARS)
著者:トーマス・M・ディッシュ(Thomas M. Disch)
訳者:朝倉久志(訳者あとがき)
カバー/イラスト/カット:長崎訓子
カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン
発行所:株式会社早川書房
印刷:三松堂印刷株式会社
製本:株式会社川島製本所
初版発行:2000年1月31日(単行本:1989年11月)
ISBN4-15-011297-5 C0197
形態:文庫(ハヤカワSF1297 テ-5-2)
定価:本体540円+税
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