非合法のドラッグデータを造り売りさばく男を単独調査していた姫子。男が遠方へ旅行にでることを知った姫子は彼を追跡、飛行機内で取り引きしようとしているところを取り押さえようする。しかしそれは罠だった。男はドラッグデータを展開し、乗客と飛行機のナビシステムをめいてい状態にしてしまったのだ。
姫子が搭乗していることを知ったページ11の面々は救援作業を支援するが……。
今回は主人公の一人、浦島かえでがメイン。かえでの成長物語としてはよくできてるとは思う。
ただ、他の人物の動きや描写がいまいち。もう一人の主人公の大空藤丸があまり描写されていない。事件の鍵を握る大空の古い知人、風祭に関しても、本来もっと描写されてしかるべきだ。ページ11が事件に絡むきっかけになった姫子もそうだ。
構成的にも分量的にも、もう5割は欲しかった気がする。