谷山浩子ミニコンサート

場所・時間など

場所:銀座 山野楽器本店7Fイベントスペース JamSpot
時間:2000年10月3日(火) 18:00開場 18:30開演
出演:谷山浩子、石井AQ!
注:HIROKO TANIYAMA'80s予約・購入特典

進行表

お話:ごあいさつと'80sのこと
1.風になれ〜みどりのために〜
お話:リクエスト1
2.さかなの言葉
3.さよならのペガサス
お話:リクエスト2
4.SAKANA GIRL
5.PYUN PYUN
お話:リクエスト3
6.夕暮れの街角で
7.クルル・カリル
お話:リクエスト4
8.たんぽぽ
お話:プレゼントと今後の活動

内容

お話:ごあいさつと'80sのこと

-最初にアンケート用紙とリクエストカードが配られました。リクエストカードは開演前にスタッフが回収する仕組み。
浩子さん登場。服装は赤とオレンジの縦ストライプな中国風。観客から「かわいい」との声があったらしく
浩子さん 「かわいい?
今年はコンサートが少なかったので、楽しんでくださいね。久しぶりなのですごい素人になってます。
イベントと言えば助人はこの人。石井AQ!さんです」
-AQ!さん登場。頭に青系のバンダナをして赤系の中国風の服。
AQ!さん 「かわいい?(笑)」
浩子さん 「AQ!さんは谷山のCDのプロデューサやアレンジをしてくれています」
AQ!さん 「プロデュースは生まれた時からですね」
生まれた時から:浩子さんの公称年齢のこと。今15才
浩子さん 「(笑)80sではAQ!さんが係わっているのは半分位だよね」
AQ! 「そうですね。80年代後半から参加ですね」
浩子さん 「80sは悩みました。色々切り口があってね。人気のある曲を集める、というのとかあったけれど、それとは別の切り口にしました。
あ、別に人気のない曲ばかり集めたわけじゃないの。80年代は職業アレンジャーさんに預けたりして、シングルとアルバムって別で音作りしたのが多かったの。そういうのはCDにならなくって古レコード屋さんでしか手に入らない貴重な音源になってしまいました。そういうのをCDにしてみたくなったので今回やってみました。
職業アレンジャーさんに頼むと『この曲にこのアレンジで来るかぁ』というのがあったけれど、今聞いてみたら、結構新鮮だよね」
AQ!さん 「そうそう、レアで新鮮な気持になれる音源」
浩子さん 「80年代と言えばオールナイトニッポン。それまでの谷山浩子ってすごく暗いイメージだったの。実際暗かったんだけど。オールナイトニッポンってAM放送なので、普段の声だと通らないと思ったの。それでわざと高いトーンで話していました。高いトーンで話すとどうなるかというと、妙にハイな印象になるのね。その声で歌った歌もあります。
AQ!さんは80年代ってどうだったの?」
AQ!さん 「テクノロジーの大衆化かなぁ。シンセサイザとかコンピュータが一部の人の物ではなくなっていった時代でしょう。(谷山浩子の)テクノロジー(シンセサイザ)との出会いとか、面白い」
浩子さん 「シンセサイザが入ったのは大きかったよね。『銀河通信』とか『なおちゃん』とか、ドンんとかパンって音が入って、細切れでつながってない」
浩子さん 「1曲目は80年代の代表曲かな、と思って『てんぷら☆さんらいず』にしたかったのだけど、AQ!さんの持って来たシンセサイザが貧弱で(笑)、この編成じゃできないので『風になれ〜緑のために〜』にしました」
シンセサイザが貧弱で(笑):普段はシンセサイザを担当されるAQ!さんですが、この日の楽器は鍵盤ハーモニカ2本。

1.風になれ〜緑のために〜

お話:リクエスト1

浩子さん 「今日はこの1曲以外は全部リクエストです。本当は見て選びたいんですよ。『ドッペル玄関』とかだったらどうしよう」
浩子さん 「『さかなの言葉』いい曲ですよね。これは大阪にいった時に書いたんですよ」
AQ!さん 「オオサカナコトバ」
浩子さん 「次が『さよならのペガサス』。『メリーメリーゴーラウンド』を消して書いているんだけどどうして?」
当選者 「80sからじゃないといけないかな、と思ったので」

2.さかなの言葉

3.さよならのペガサス

お話:リクエスト2

浩子さん 「ちょっと人心地ついてきたというか、慣れてきました。
次は『SAKANA GIRL』。魚、好きですか?」
当選者 「はい好きです」
浩子さん 「何故好きですか?」
当選者 「魚がおいしいから」
浩子さん 「秋だもんねぇ。ムロアジっていつが旬だろう?
次が『PYUN PYUN』」
ムロアジ:『SAKANA GIRL』はムロアジを泣きながら焼いてむさぼり食う男の心情を描写したものなので
-準備中
浩子さん 「『SAKANA GIRL』は一人で歌っているから私は大丈夫」
AQ!さん 「そうやって見捨てるかなぁ」
浩子さん 「楽譜ある?」
AQ!さん 「『PYUN PYUN』はないなぁ。うーん。でも、なんとかなるでしょ。似たようなもんだし」

4.SAKANA GIRL

5.PYUN PYUN

お話:リクエスト3

浩子さん 「『夕暮れの街角で』これは高校の時に先輩の詞で作ったんですよ。次は『クルル・カリル』、『まっくら森のうた』を書いて消しているけど?」
当選者 「最初に聞いたのは幼稚園の頃の『まっくら森のうた』なんです」
浩子さん 「……。スリリングな出会いですねぇ
阿寒の丹頂鶴の赤ちゃんの名前が『くるる』だったんだよ。飼育係の人、鶴の格好して鶴だと思うように育てているんだよね」
AQ!さん 「鶴だからあれくらいでいいのかな」
浩子さん 「でもあれで飛べるようになるんでしょ。親は飛べないのに」
AQ!さん 「そこは多分本能でしょう。どこかでスイッチ切り替わるんじゃないかな」
浩子さん 「(AQ!さんに)『夕暮れの街角で』わからなかったら聞いてもいいよ」
AQ!さん 「大丈夫。どこまでもついていきますから」

6.夕暮れの街角で

7.クルル・カリル

お話:リクエスト4

浩子さん 「最後は『たんぽぽ』」
当選者 「気にいっていたけれど、('80sが出るまで)曲名がわからなかった」
浩子さん 「AQ!さんの今日のピアニカは?」
AQ!さん 「ドイツ製のホーナーと国産のヤマハ。さすがヤマハだよね。裏に『ねん・くみ・なまえ』って書いてある。
浩子さんの使っているピアノもヤマハ製。だから裏には(笑)」

8.たんぽぽ

お話:プレゼントと今後の活動

浩子さん 「プレゼントコーナー。
今回は80年代にちなんで、ルービックキューブを30名様にプレゼントします。整理番号で抽選します」
- 抽選後
浩子さん 「今回、中島みゆきさんの夜会に出ることになりました。11月から12月にかけてです。夜会、リハーサルがすごいの。うちの10倍はやってる」
AQ!さん 「うちらが少ないのでは?」
浩子さん 「だって練習嫌いな人がいるんだもん。
それから、Newアルバムは来年の1月です。この間、レコーディングが終わりました。今回も出来がすんごくいいの。毎日帰って聴いてます」
「タイトルは?」
浩子さん 「ないしょー(笑)
「それから101人スペシャルが2月です。
今年はこういう形でみなさんにお会いするのは最後です」
AQ!さん 「今世紀は」
浩子さん 「みなさん、元気に21世紀を迎えましょうね。さようなら」

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