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No.134 富士山須走口
8月のお盆に、富士山の須走口を歩きました。今回も日帰りですから頂上までではなく、標高3000もを越えたところで引き返しました。

日時 2010年(平成22年)8月13日(月)
天候 曇
同行 なし


所要時間
駐車場(8.10) ←1時間45分→ (9.55)長田山荘(10.00) ←45分→ (10.45)瀬戸館(10.55) ←30分→ (11.25)小屋跡(11.25) ←40分→ (12.05)大陽館(12.40) ←1時間→ (13.40)見晴館(14.00) ←40分→ (14.40)大陽館(14.40) ←1時間5分→ (15.45)瀬戸館(15.45) ←40分→ (16.25)長田山荘(16.35) ←50分→ (17.25)5合目登山口

山行概要

七号五勺付近
七号五勺付近の砂走り下山路
須走口を下山する人は、殆どがこの砂走り下山路下る。初めて須走口を登った時は、ここを下ったがそれ以後は下ったことが無い。この下山路は、よほど足が強くないと悲鳴をあげる。
富士山の主要な登山口は何れも、8月のお盆の時は、マイカーで5合目まで、行けません。今回は須走口を登るので、国道138号線沿いの臨時の駐車場に車を止め、ここからシャトルバスに乗りました。シャトルバスは駐車場からのんびり1時間ほどかけて須走口5合目の駐車場に着きます。駐車場でバスを降り、20人ほどのバスの乗客に混ざって、私も歩き始めました。
富士宮口や河口湖口と比べれば比較的人が少ない須走口も、今日はかなりの人が歩いています。私の前後に人影が見えなくなることはありません。相変わらず追い越すより追い越される方が圧倒的に多いのですが、長田山荘瀬戸館と順調に歩けました。瀬戸館を過ぎると一度樹林の中に入りますが、すぐにこれを抜け、このあとは荒涼とした風景の砂礫の中を歩きます。この辺りから、へばっている人目立つようになりました。7合目の大陽館はすぐ先に見えるのですが、歩く割には、これが中々近づきません。この辺りまで来ると、空気の薄さが利いてきて息が少々苦しくなってきます。かなり息が切れてきたところで7合目の大陽館に着きました。長田山荘も瀬戸館も休む人で賑わっていましたが、大陽館は更に混んでいて、小屋の前のいすやベンチは満席です。
先へ進みかけたのですが、運よく目の前でベンチが空き、ここに腰を下ろしました。昼食用にパンを持参したのですが、これには手を出す気にならず、ここでラーメンを注文しました。お世辞にもうまいとは言えませんが、それでも残すことなく一杯平らげることができました。食事が終わったところで出発です。昨年は、強風で太陽館の少し先の標高3000mを越えたところで引き返しました。今日は雲が上空を覆っていますが、強い風は吹いていません。30分毎の休憩を2回繰り返したところで本七合の見晴館に着きました。見晴館は標高3000mを越えているので、今日はここまでです。小屋の前のベンチで一休みして下山しました。

山の花エゾハタザオを追加しました

5合目駐車場 須走口5合目駐車場
お盆の時だけ運行されるシャトルバスの5合目の停留所は駐車場の入口にある
御殿場からの定期運行バスの停留所はこの駐車場の下にある5合目の入口にあり、停留所の場所が異なる
5合目登山口 須走口5合目入口
入口から古御嶽神社まではきれいな石畳の道が続く
入口にはトイレがあるが有料
このトイレに番人がいるところはいかにもがめつい富士山らしい
ここの標高は1970m
古御岳神社 古御嶽神社
ここから登山道が始まる
以前は、砂走りを下ってくると、この古御嶽神社の社の脇(向かって左側)に出てきたが今は通行禁止のトラロープが張ってあり、砂走りを下ってくると、もっと上の方で登りの登山道と合流する
鳥居 古御嶽神社から続く樹林が一度途切れると古い鳥居が現れる
ここからは、見晴らしが得られる場所が多くなる
標高2400m付近 標高2400m付近
この辺りまで来ると一時樹林が切れる
晴れていれば見晴らしがあって気持ちの良いところだが、この日は曇っていて周りは殆ど見えなかった
長田山荘 長田山荘
以前この小屋は林館と言っていた
5合目の登山口から歩いて来ると、最初にある山小屋
小屋にも、ここにある標識にも六合目(標高2,400m)と表示されているが、国土地理院の地形図では六合目にあるのは瀬戸館
富士山特有のサバ読み合目表示?
ここの標高は2420m〜2430m
樹林の中 樹林の中の道
長田山荘をすぎるとしばらく丈の低い落葉樹林の中を歩く
六合目瀬戸館 六合目瀬戸館
小屋の表示は高度2700mとあるが、高度計の読みは2633m、デジタルマップでは2627m
この小屋の少し上で、登山道は樹林帯から抜ける
ここの表示は本六合目とあるが、国土地理院の地形図では六合目
本六合目小屋跡 本六合目の小屋跡
今は廃材が僅かに残っているだけ
初めてここを通った時は、廃材がもっと沢山あったが、随分少なくなった
風で飛んでしまったのだろうと思っていたが、登山者が入り込んで杖代わり廃材を持ち出していた
ここの標高は2740m
二十六夜石碑 鳥居と二十六夜の石碑
上の写真の小屋跡のすぐ上に小さな鳥居があり、その脇に二十六夜?と刻まれた石碑が建てられている
昔この辺りを御中道が通っていたとのことなので、その名残の一つなのだろう
七合目付近 七合目までの道
上の写真の小さな鳥居を過ぎると、七合目大陽館まで、荒涼とした溶岩の中の道を歩く
この辺りまで来ると疲労感が大きくなり、歩くのが少々つらくなってくる
大陽館 七合目大陽館
小屋の名前は太陽館ではなく大陽館
須走口にある山小屋の中では一番大きい
富士山の山小屋は殆どが8月で営業を止めるが、ここは10月に入っても営業している
この小屋の売りの一つは豚汁
ここの標高は2920m〜2930m
ここでラーメンの昼食を取った
標高3000m付近 大陽館〜見晴館の登山道
溶岩の中の道を歩く
大陽館〜見晴館の間で標高3000mを越える
去年は標高3000mを越えたところで引き返した
本七合目付近 本七合目見晴館近く
小屋と鳥居が見えてくるとあとわずか
本七合目見晴館 本七合目見晴館
ここで標高3140mぐらい
小屋の前に大きな鳥居がある
この先で、富士吉田口の登山道と合流する
本名七合目見晴館 本七合目見晴館
ここも小屋の前の休憩場所は、ほぼ満員
小屋でコーヒーを頼んで一服し、今回はここで引き返した

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