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No.131 樽前山
所用で北海道へ出かけた帰りに、樽前山(2077m)に登りました。北海道の山は、昨年に続いて2回目になります。幸い天気に恵まれ、頂上に立つことができました。


日時 2010年(平成22年)6月5日(土)
天候 曇のち晴
同行 なし

所要時間
7合目駐車場(9.00) ←45分→ (9.45)外輪山(9.50) ←15分→ (10.05)東山(10.10) ←1時間5分→ (11.15)西山(11.30) ←45分→ (12.15)外輪山(12.15) ←30分→ (12.45)昼食(13.10) ←5分→ (13.15)7合目駐車場

山行概要

西山から眺めた山頂のドーム
西山から眺めた山頂のドーム
苫小牧のホテルのフロントで、樽前山の駐車場までは、苫小牧西インターを目指して行けば、1本道で迷うことはないと言われて、ホテルを出ましたが、そのとおりで、特に迷うことなく、ホテルから1時間弱で駐車場に着きました。
30台ほど駐車スペースがある駐車場は8割がたが埋まっており、地元のボランティアと思われる人達が空いているスペースへ車を誘導しています。北海道の山中の駐車場なので、人気の無い寂しい場所を想像していたので少々驚くと共に人気の多さにホッともしました。
いつものように準備をして歩き始めましたが、このとき大失敗をしました。何組かのパーティーが駐車場入口側にある登山道と標識の立っている道を入って行くので、私も特に気にすることなく、この道へ入りました。ところが10分ほど歩いても、一向に道は登りにならず、そのうち少し視界が晴れて樽前山と思われる山腹が左前方に見え出したので、おかしいと思い駐車場まで引き返しました。樽前山と風不死岳の鞍部から樽前山へ登る登山道へ入ってしまいました。
今度は駐車場の奥へ行ってみると樽前山登山口と書いた大きな標識が立つ登山口がありました。私が写真を写している間にも、何人かの人が、ここから上に登って行きます。ヤレヤレです。ここには台帳式の登山届が備えられているので、私も住所氏名、概略コース等を記帳して歩き始めました。
ルートマップ最初は丈の低い落葉樹林の中を歩きますが、これはすぐ終り、砂礫の中の階段を歩くようになります。この階段も長くは続かず、階段が終わって少し登りが緩やかになり、大きく右へ曲がってそのまま真っ直ぐ歩くと、外輪山に着きました。随分あっけない感じがしましたが、駐車場からここまで、標高差が300mありませんので、当然でしょう。
上空の雲はだいぶ上へ上がりましたが、ドームは未だ雲の中で見えません。東山の山頂が時折雲の中から見えています。ここから見えるのは、この東山だけなので、まずここへ向かいました。東山への登りもたいしたことはありません。一息で頂上に立ちました。ドームは未だ雲の中でしたが、反対側を見ると眼下に駐車場が見えます。また、朝間違えた道の先が樽前山と風不死岳の間の鞍部に伸びているのが良く分かります。
東山で一息入れ、山頂を反時計回りに回って西山へ向かいました。進行方向の右側は視界が開けてきましたが、左側は雲があって何も見えません。そのうち道の両側にコメバツガザクラが目に付くようになり、風不死岳へ向かう分岐を過ぎた辺りから、左手にドームが見え出しました。やがて目の前にこれから向かう西山が姿を現すと、みるみるうちに頭上に青空が広がり、西山の頂上に着いた時は上空の雲がすっかりなくなりました。
西山で少し長めの休憩を取って周りの景色を楽しみ、下山の途につきました。天気が回復したためか、登ってくる沢山の人たちとすれ違いました。

以下の花を山の花に追加しました。
ミヤマエンレイソウ

141号線のT字路 T字路
北海道道141号線を苫小牧から北上するとこの写真のT字路に突当る
左方向が7合目駐車場、右方向が国道276号線
ここから7合目駐車場までは、砂利道
駐車場 樽前山7合目駐車場
30台ほどの駐車スペースがあり、トイレも設置されている
到着した時は7割方埋まっていた
地元のボランティアと思われる人達が駐車場所の割り当てなどの整理を行っていた
この駐車場のすぐ下に管理人が在中しているヒュッテがある
樽前山登山口 風不死岳登山口樽前山登山口
上の写真の駐車場の奥にある
入山者の住所氏名を記載する台帳が置かれていた
駐車場の入口側にも右の写真の登山口があるが、こちらは、樽前山と風不死岳の鞍部へ向かう道で、こちらから登っても所要時間は大して変わらないとのこと
風不死岳 風不死岳
登山道を歩き始めるとすぐ目の前に風不死岳が目の前に現れる
朝登っている時、風不死岳には雲がかかっていて、真っ白だった
この写真は下山時に写した
以下の写真の多くも下山時に写した
休憩用広場 休憩所
駐車場から10分も歩くと休憩所に着く
晴れていれば支笏湖が眺められる
休憩用のベンチが5〜6台設置されている
この日は山頂に上った後、ここまで下ってきて昼食を取った
昼食は定番のカップラーメン
樽前山山腹 休憩所から樽前山山頂
上の写真の休憩所からは、樽前山の山頂が眺められる
登山道の残雪 残雪
登山道には未だ雪が少し残っていた
ここと、この少し上の2箇所に残雪があったが、何れもごく僅かで歩くのに支障は無い
階段 潅木の中を抜けると、階段がしばらく続く
ここから上は、陽ざしをさえぎる木が生えていない
砂礫の登山道 上の写真の階段が終わると、緩やかな登りの砂礫の道に変わる
眼下に北海道の緑の原野が広がっている
コメバツガザクラの花が目に付くようになる
砂礫の道に変わると、外輪山まで僅か
外輪山 外輪山
東山、奥宮・西山、7合目ヒュッテ方向を示す導標が立っている
雲が山頂にかかっていなければ、ここまで来ると山頂のドームを眺められる
朝ここに着いた時、ドームは見えなかった
東山の登り 外輪山から東山
ここから東山までの標高差は約50m
実際の斜面はこの写真よりはキツイ感じがした
外輪山から見た山頂ドーム 外輪山から見た山頂ドーム(写真中央)と西山(写真左)
ドームの前に小高い丘があり、ドームは頭の部分しか見えない
ここからは西山が随分遠くに見える
この写真も下山時に写したもの
 
東山頂上 東山山頂
樽前山山頂、東山、1,022Mと表示した標識が立っている
外輪山上の登山道 東山からの外輪山周回道
しばらく下りが続く
この少し先で、就学前と思われる男の子とその父親の二人連れとすれ違った
この日は、このような小さい子供も結構登っていた
裾野 外輪山周回道からの眺め
朝間違えた登山道や駐車場が眺められる
コメバツガザクラの群落 コメバツガザクラの群落
山頂ドームの西側辺りからコメバツガザクラの花が俄然多くなった
西山遠望 西山
頂上から稜線沿いに残っている
ここからは雪の上を歩くのか、そうでないのかは、分からない
ドーム 山頂ドーム
この辺りから、上空に青空が広がりだした
西山山頂 西山頂上
ここまで来ると、先ほど見た雪は北側斜面に残っているだけで、稜線上の登山道に雪は無いことが分かる
西山頂上 西山頂上
眺めは抜群
正面に何本か白い噴煙を上げていrる山頂ドームが聳え、樽前山の山頂が一望できる

西山から見た風不死岳 西山頂上から見た風不死岳
写真では分かり難いが、風不死岳の左側に支笏湖が広がっている
奥宮分岐 奥宮分岐
奥宮〜外輪山〜駐車場へ向かう道は、西山から少し引き返したところにある
奥宮 奥宮
樽前山神社奥宮略記が脇に建てられており、その中に六月第二日曜日・山開き祭、十月第二日曜日・山納め祭との記載があった
外輪山上の登山道 奥宮〜東山間の登山道
砂礫の中の道が続く
写真左のピークが東山で、東山とその右のピークの鞍部で駐車場から登ってくる道と合流する
西山から見た樽前山山頂
西山から見た樽前山山頂
写真中央が山頂ドームで、白い噴煙が今も何本か見える。ドーム右側のピークが東山
写真では西山〜東山にかけては、山頂周辺部に外輪山らしい尾根が続いているが、写真左側には外輪山らしい尾根がない

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