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No.124 浅草岳
浅草岳(1586m)は、今回の2泊3日の最後の山行です。山の標高や頂上までの標高差から気楽な山歩きを想像していましたが、ものすごい急登が待ち構えていました。

日時 2009年(平成21年)8月17日(月)
天候 晴
同行 なし

所要時間
ネズモチ平駐車場(8.20) ←15分→ (8.35)ネズモチ平登山口(8.35) ←2時間25分→ (11.00)前岳(11.05) ←20分→ (11.25)浅草岳頂上で昼食(12.05) ←25分→ (12.30)前岳(12.30) ←15分→ (12.45)嘉平与ポッチ(12.50) ←1時間→ (13.50)桜曽根旧駐車場(13.55) ←35分→ (14.30)ネズモチ平登山口(14.30) ←5分→ (14.35)ネズモチ平駐車場


山行概要
浅草岳頂上から見た鬼ヶ面山
浅草岳頂上から見た鬼ヶ面山
迫力のある山肌で未だ雪が消えずに(写真中央下)残っていた。お恥ずかしい話、最初この山を以前登った守門岳と勘違いした。守門岳はほぼ正反対の方向にある。
殆どの会社のお盆の連休が終わった最初の月曜日のためか、浅草岳の登山口にあるネズモチ平駐車場は、閑散としており、私が着いたいた時は、広い駐車場に数台の車が駐車しているだけです。駐車場の片隅に管理棟のような小さな建屋がありますが、無人でした。駐車場の前にあるゲートを越えて歩き始めました。すぐにネズモチ平の登山口があるのかと思っていたのですが、この登山口まで少し歩きます。やがて小さな広場が現れ、ここにネズモチ平の登山口がありました。
登山道はしばらく緩い登りが続きます。道が結構ぬかるんでいるので、最初の沢の渡渉地点で休んだ時に、スパッツを付けました。この沢を越えて少し歩くと、もう一度小さな沢を渡ります。この沢を越えると登りがみるみるきつくなります。等高線の間隔から、最初はかなり楽な登りと考えていましたが、予想を悠に越えるきつい登りです。幸いなことに大きな岩などが登山道にあまり露出しておらず、大きな段差がありません。ですから斜面の割りに歩きやすく感じられます。見晴らしの利かない樹林の中で登りはどんどんきつくなり、そのうち固定ロープなども出てきます。全身汗まみれで歩きました。
標高1200m付近で一度視界がパッと開け、涼しい風に吹かれると共にネズモチ平駐車場などが眺められるようになります。ここで景色を見ながら一息入れました。しかし、浅草岳の頂上まで未だ半分登りが残っており、地図を見るとこれからが更にきつい登りになります。休みは程々にして歩き始めました。地図の通り、このあと更にきつい登りが続き、やがて少し傾斜が緩くなってきて、頭上の木々の丈が低くなったと思ったら前岳に出ました。
ルートマップここまで来ると浅草岳の頂上まで、たいした登りはありません。草原の中の空中漫歩を楽しめます。辺りに咲いている花を写しながら、のんびり頂上に向かいました。浅草岳の頂上に着いてみると、先客が10名ほどいて、それぞれ写真を写したり、雑談をしたりしてくつろいでいます。私もこの中に入り、のんびりひと時を過ごしました
帰りは、桜曽根コースを下りました。前岳までは登りと同じ道を歩き、ここでネズモチ平コースと分かれ、稜線の上の見晴らしの良い木道の上を歩きます。嘉平与ポッチを過ぎ、その先の小さなピークを越えると樹林の中に入ります。時折木道が現れ、道は良く整備されています。いつネズモチ平コースのような急坂が現れるのかと思いながら歩きましたが、結局林道へ出るまでキツイ斜面は現れませんでした。林道へ出る直前で鐘が現れ、この脇の階段を下ると桜曽根旧駐車場に出ました。ここからは林道歩きだけです。林道脇の花を写しながら、のんびり下りました。

桜曽根コースはネズモチ平コースに比べ距離は長くなりますが、急登が殆どありません。地元が作成しているコース案内では少し歩行時間が長くなりますが、実際は、同じかなと思いました。ネズモチ平コースは急登が多く、登るのには体力をかなり要求されます。また、下りはかなりの急坂を下ることになり、下りの苦手な中高年や、女性は避けたほうが良いように思いました。

帰途、前夜泊った浅草山荘で風呂に入り、汗を流して帰宅しました。浅草山荘は、以前、守門岳に登った際も泊った宿です。国民宿舎ですが、宿泊料金は1泊2食で1万円と民宿よりは高い料金設定でした。
山の花にネジリバナを追加

ネズモチ平駐車場 ネズモチ平駐車場
大白川から県道385号線に入り、道なりに進むとこの駐車場に着く
駐車場の手前数キロは砂利道、一般車はここが終点
広い駐車場で地元のパンフレットには100台駐車可とある
写真真中にある建屋は管理等?
ゲート ゲート
駐車場を出たところに設置されている
ネズモチ平登山口はこの少し先にある
ネズモチ平登山口 ネズモチ平登山口
登山口の前は広場になっていて、浅草岳の山頂が見える
最初の沢 最初の沢
ネズモチ平コースは沢を2度越える
これは最初の沢でネズモチ平登山口から500mほどの所にある
このあとすぐもう1つ沢があり、これを越えると登りがきつくなる
固定ロープのある登山道 固定ロープ
ネズモチ平コースでは、固定ロープを張ってある場所が2ヶ所ある
高度差は小さいので緊張感は感じられない
標高1200m付近の眺望 標高1200m付近での見晴らし
ネズモチ平コースは前岳まで殆ど見晴らしを得られないが標高1200m付近で、後方の眺望が得られる
前岳 案内図前岳
ここは十字路で、写真左方向が浅草岳、右方向が桜曽根、手前方向がネズモチ平、向う方向が六十里越え峠コース
ここまで来ると浅草岳まで、登りは僅か
導標の下に案内図があるが方向が90度ずれているので要注意
前岳から浅草岳頂上 前岳から浅草岳頂上
前岳まで来ると浅草岳の頂上が見える
ここから頂上まで明るい草原が広がっている
草原の中の木道 前岳から浅草岳の頂上までは、草原の中の木道を歩く
写真は浅草岳側から前岳方向を眺めたもので、中央のピークは前岳
浅草岳頂上 浅草岳頂上
それほど広くは無い
ここからの眺めの目玉は田子倉湖と鬼ヶ面山
浅草岳頂上 浅草岳頂上のピーク
浅草岳の頂上のすぐ先にもう一つピークがある
鬼ヶ面山の眺めは、こちらのピークの方が良い
浅草岳から見た前岳 浅草岳頂上から眺めた前岳
明るい草原が広がっている
桜曽根コースの下り 浅草岳の頂上から下ってきて前岳を過ぎると本格的な下りが始まる
嘉平与ポッチまで左に鬼が面山を眺めながら木道の上を歩く
見晴らしが良くルンルン気分で歩くことが出来る
嘉平与ポッチ 嘉平与ポッチ
小さなピークで石碑などが設置されている
前岳遠望 嘉平与ポッチの次のピークから見た前岳
浅草岳の頂上から下ってくると、ここまで眺望が得られる
ここから樹林の中に入る
木道 木道
ネズモチ平コースと比べ桜曽根コースは写真のような木道が多い
桜曽根コース登山道 桜曽根コースの登山道
鐘
そろそろ林道かと思い始めたところで鐘が目の前に現れた
登山道はここで左方向に直角に折れ、階段を下ると桜曽根旧駐車場に出る
桜曽根コース登山口 桜曽根登山口
写真手前側に広場が広がっている
写真手前側にムジナ沢コースの入口を示す導標が立っているが、道は下草に覆われていて、あまり人が歩いている形跡は無い
林道 林道
桜曽根旧駐車場からネズモチ平駐車場までなだらかな傾斜の林道が続く
この日は林道を歩いているとしたから車が上がってきて、突然目の前に現れたのでビックリさせられた
ネズモチ平駐車場と浅草岳 ネズモチ平駐車場から眺めた浅草岳
駐車場からは写真のように浅草岳を眺められる

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