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No.122 平標山
2泊3日で新潟県の3つの山を登る計画を立て、車で自宅を出発しました。今日は、その初日で目的の山は平標山(1984m)です。このところ、山での体調がイマイチで、不安の中の初日でしたが、幸い途中でへばることなく、山行を終えました。

日時 2009年(平成21年)8月15日(土)
天候 晴一時薄曇
同行 なし

所要時間
町営駐車j場(8.05) ←1時間35分→ (9.40)鉄塔(9.45) ←50分→ (10.35)松手山(10.40) ←1時間45分→ (12.25)平標山(12.30) ←5分→ (12.35)休憩ベンチで昼食(13.10) ←20分→ (13.30)平標山ノ家(13.40) ←40分→ (14.20)林道(14.20) ←30分→ (14.50)ゲート(14.50) ←25分→ (15.15)町営駐車場

山行概要

平標山から見た仙ノ倉山
平標山から見た仙ノ倉山
登山道はなだらかな草原の中を仙ノ倉山の頂上まで続いている
自宅を午前4時に出発し、平標山の登山口にある町営駐車場に、午前7時40分に到着しました。既に何台も車が駐車しており、また幾つかのパーティーが出発の準備をしています。車から降りて出かける準備をしていると、汗ばむ感じがしたので、上着のカッターシャツを脱ぎ、下着と夏用のベストで出発しました。
駐車場のトイレの脇が登山口で、登山カードを提出する受け箱が設置されています。自宅で記入済みのカードを提出して歩き始めました。歩き出すとすぐ舗装道路に出て、標識に従って舗装道路を歩くとすぐ右側に登山口が現れました。登山口へ入るとビックリです。目の前に急な階段がずっと上へ伸びています。出かける前に地図の等高線の混みようから、急登は覚悟していましたが、いきなり目の前から始まるとは思っていませんでした。オーバーペースで潰れないように、意識してゆっくり歩き始めました。階段はずっと続き、歩いていると他のパーティにどんどん追い抜かれます。少々悔しい思いもありますが、バテて青息吐息になるのは避けたいので、ペースは変えないように特に意識しました。時折階段は途切れますが、大半は樹林の中の階段を歩きます。最初の目標の鉄塔を目指しました。林の中にはホトトギスなど山でよく見かける花が咲いています。しかし、今日は時間を惜しんであまり写真を写さずに歩きました。
ルートマップ一昨日登った檜洞丸よりずっと涼しいのですが、それでも最初の目標の鉄塔に着いたときは全身汗びっしょりで、ズボンも腰の周りが濡れ始めてきました。ここは、見晴らしもあり、目の前に苗場スキー場が広がっています。鉄塔の標高は1411mですから、駐車場からは400m強登ったことになります。一息入れました。しかし、未だ先は長いので、長居をせず次の目標の松手山を目指しました。相変わらずキツイ階段が続きます。やがて、頭の上が明るくなるとともに、登りが緩やかになり、少し先に松手山と思われる丘が目に入りました。白い衣装の人が沢山いるので、山伏かと思っていましたが、着いて見るとどこかの大学の柔道部か空手部の学生のようで、男女合わせて数十人が屯していました。
松手山を越えたところで一休みし、平標山の頂上へ向かいました。ここからは見晴らしの良い稜線上を歩きます。松手山を過ぎ、小さなピークを一つ越え、その少し先から、再びきつい登りが始まります。松手山からしばらく姿を消していた階段が再び現れ、この上を歩きます。両側はお花畑で山でよく見かける花が咲いています。こんな中で赤いシモツケソウが目を惹きました。きつい登りはそう長くは続かず、やがて平標山の頂上に続くなだらかな稜線の端にたどり着き、私の大好きな稜線歩きが始まります。目の前に咲く高山植物に目をやったり、眼下に広がる箱庭のような苗場スキー場を眺めながら、頂上まで歩きました。
頂上についてみると、予想以上に多くの人がいて、これと言う場所は皆これらの人達の休み場所になっています。写真を何枚か写し、頂上から見える休憩用のベンチに向かいました。休憩用のベンチは、頂上から平標山の家の方へ少し下ったところにあります。ここで目の前の仙ノ倉山を眺めながら、湯を沸かしてカップラーメンの昼食を取りました。昼食が終り、後は下るだけです。平標山の家の水でのどを潤し、林道までまた階段を下り、林道を1時間ほど歩いて、駐車場に着きました。
駐車場を出る時、料金所で近くの立寄り湯を聞いたら「宿場の湯」の割引券をくれました。紹介された宿場の湯に入って汗を流し、さっぱりした気持ちになって、今日の宿の和田小屋に向かいました。


平標山は、階段に始まって階段で終わった。そんな印象が残りました。なお、ガイドブックでは、林道にある平元新道の登山口に水場のマークがありますが、文中にも記載したように清潔感はイマイチです。このコースでは林道のゲート平標山の家の水がおススメです。
山の花にリョウブイワハゼ(実)及びハコネギクを追加しました。

町営駐車場 トイレ町営駐車場
国道に面しており、見落とすことは無い
登山口は写真奥のトイレの脇にある
帰るとき、出口で駐車料500円を徴収された
ここで頼むと立寄り湯の2割引券をくれる
登山口 松手山コース登山口
駐車場を出て、目の前の舗装道路を左に歩くと、すぐ右手にこの入口が現れる
階段 上の写真の登山口を入ると目の前に写真の階段が控えている
写真では、キツイ登りに見えないが、実際は結構キツイ登りで、10分も歩けば汗が噴出す
鉄塔 鉄塔
歩き出すと最初の目標になる
鉄塔の周りに木陰は無い
ここからは、苗場スキー場が良く見える
階段 鉄塔を過ぎても階段がしばらく続いた
松手山 松手山
私が着いた時は写真のように白の柔道着か空手着を着た若い男女が大勢休憩していた
松手山からの眺め 松手山から平標山
頂上は写真右から1/3ぐらいのところのピーク
左のピークは平標山の頂上から延びている稜線の突端
最初はこのピークを目指して登る
階段 稜線の登り
上の写真の左のピークまでは、このような階段がしばらく続く
石ころだらけの道よりはずっと歩き易い
お花畑 お花畑
稜線へ出る前の登りの左右にはお花畑が広がっている
この辺りが、花の密度は一番濃かった
シモツケソウを始め山でよく見かける花が沢山咲いていた
稜線の登山道 稜線に出ると笹原が広がっていて花数は少なくなる
ここまで来ると平標山まで登りはあと僅かで、フラットに近い道が続く
頂上近くの登山道 頂上間近
笹原の中の道がずっと続
平標山頂上 平標山頂上
頂上は広い砂利の広場
目の前に仙ノ倉山が聳えている
私が頂上に着いたときは2〜30人の人達が休んでいた
頂上から平標山の家方向 平標山の頂上から平標山の家方向
平標山の頂上から平標山の家が見える
すぐ目の下に休憩用のベンチが見えたので、昼食はそこで取った
仙ノ倉山 休憩用ベンチ休憩用のベンチ(写真右)から見た仙ノ倉山
休憩用のベンチの周りはあたり一面、笹原
平標山の家への下り 平標山の家への下り
平標山の頂上から、山の家近くまで殆ど木道か階段の上を歩く
平標山の家 山の家の湧水平標山の家
未だ新しい建屋である
この小屋の脇に冷たい水が流れている(写真右)
今回は小屋の中には入らなかった
町営駐車場への下山口 駐車場下り口
小屋の脇に駐車場方向を示す導標が立っている
階段 階段
平標山の家から下り始めると最初は石ころ道だが、すぐ階段が現れる
階段は、時々途切れるが、林道の登山口近くまで続く
林道の登山口 平元新道コース登山口
下ってきて小さな水の流れを横切るとここに着く
20先に水場(前述の小さな水の流れ)があると表示されているが、清潔感はイマイチ
ここから駐車場まで林道を歩く
林道は整備されていて歩き易い
ゲート 林道のゲート
林道脇の沢には水が勢い良く流れ出ているゴムホースが設けられている
登山道入口の水場の水は飲む気にならなかったが、ここの水を心行くまで飲んだ
この少し先で進行方向左側を流れている河内沢を渡る
沢を渡ると地道から舗装道路に変わり左に別荘が現れる
林道入口 林道出口
林道を道なりに下ってきたらここに出てきた
ということは平元新道コースをとる場合は、ここから林道へ入ることになる
それらしい標識は何も無い

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