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No.44 ハマイバ丸
焼山沢真木林道を使って湯ノ沢峠まで車で入り、湯ノ沢峠のお花畑で花を見た後、大蔵高丸(1781m)の先のハマイバ丸(1752m)まで歩いて見ました。今回のコースは、ガイドブックの所要時間が往復で約2時間の短いコースです。

日時 2004年(平成16年)7月2日(金)
天候 晴
同行 飼い犬

所要時間
湯ノ沢峠駐車場(8.05) ←55分→ (9.00)大蔵高丸(9.15) ←35分→ (9.50)ハマイバ丸(10.25) ←55分→ (11.20)大蔵高丸(11.30) ←35分→ (12.05)湯ノ沢峠駐車場

山行概要

湯ノ沢峠お花畑
大蔵高丸の方から見た湯ノ沢峠お花畑
黒岳のガレ場が後方に見える
焼山沢真木林道へ入ると黒岳方面が時々見えるようになります。山頂付近には雲がかかっており、天候が気になりましたが、林道終点の駐車場に着いた時は、上空に青空も見えるようになり、やれやれという気持ちになりました。

駐車場に着いてみると、私より少し年長に見える先客が一人、出かける身支度をしていました。行く先を聞かれたのでハマイバ丸までと答えると、自分もそちらの方だと言っていました。同行した飼い犬に興味を示し、話し掛けたり、頭をなぜたりしてくれたので、犬のほうも尻尾を振って精一杯愛嬌を振りまいていました。この人とはほぼ同時に歩き始めたのですが、私が花の写真を写しているうちに、見えなくなりました。


駐車場を出ると1分も歩かないうちに湯ノ沢峠の標識が立つ十字路に出ます。標識に従い右折して5分ほど木立の中を歩くと目の前が開け、草原に出ました。ここが湯ノ沢峠のお花畑です。花の名前をそう沢山知ってはいませんが、それでもノイバラ、ノアザミ、シモツケ、ヤマオダマキなどの花がすぐ目につきました。花で埋め尽くされてはいませんが、ヤマオダマキなどは道の両側に沢山生えていました。

ここでしばらく登山道沿いに咲いている花の写真を写し、大蔵高丸へ向いました。草原を過ぎると笹薮の中に道が続いており、夜露に濡れた笹でズボンがみるみるうちに濡れていきます。笹薮が終ると少しきつい登りが大蔵高丸の頂上まで続きますが、そう長くはありません。大蔵高丸の頂上はハマイバ丸の方に草原が開けており、見晴らしの良いところです。ここからは富士山がよく見えるはずなのハマイバ丸ルートマップですが、この日はモヤがかかっていて、富士山は全く見えませんでした。今日は時間が有り余るほどありますので、ここで同行した飼い犬に餌をやったり水を飲ませたりして、たっぷり休みを取りました。

ここからハマイバ丸までは、小さな林や笹薮と草原が交互に現れます。アップダウンはごく僅かですから、のんびり歩くことができます。草原に出ると道端にはハナニガナやオダマキが目につきました。少し広い草原を過ぎた先がハマイバ丸の頂上でした。落葉樹の葉が繁っていて南の方が僅かに開けているだけで、視界は余りありません。ここで一息入れていると、朝方駐車場で一緒だった登山者が引き返して来ました。アツモリソウが4株生えていた場所に行ったのだが、誰かに採られてしまっていたと、残念そうに話していました。アツモリソウは、7〜8年前までこの付近でもよく見られたが、盗掘にあってどんどん減ってしまい、今では殆ど見られなくなってしまったとのことです。

彼が去った後、富士山が見える少し先の破魔射場まで行ってみましたが、やはり富士山はモヤの中で見えませんでした。今日この後は、もう引き返すだけですから、ここでしばらくボケッと時を過ごしました。帰り道、大蔵高丸の近くで中年の夫婦連れのパーティとすれ違い、湯ノ沢峠のお花畑まで来て見ると、軽装の人たちが草原の中を歩いていました。

昼食は林道の途中にあったあずま屋で食べるつもりだったのですが、行ってみると残念、床が捨てられたゴミで汚れており、とても昼食を摂る気にはなれませんでした。少し下った堰堤の脇で昼食を摂り、帰宅しました。自宅に着いたのは、午後5時を少し過ぎましたが、のんびりした山行でした。


「山の花」に以下の花を追加しました。
ノイバラノアザミシロバナハナニガナミヤマカラマツミズチドリトリアシショウマハナニガナ

湯ノ沢峠駐車場 湯ノ沢峠駐車場
林道終点が空き地になっており、20台ぐらいの車が止められそう
写真の手前側が林道、向こう側が登山道で、すぐ右側に避難小屋がある
湯ノ沢峠 湯ノ沢峠
駐車場から歩いて1分もかからない
大きな杭に湯ノ沢峠1652メートルと表示されており、十字路の行く先を示す導標が立っている
湯ノ沢峠お花畑 湯ノ沢峠のお花畑
湯ノ沢峠から大蔵高丸の方へ歩いて10分足らずの距離にある
前方に大蔵高丸、後方に黒岳がよく見える
大蔵高丸 大蔵高丸頂上
南側に草原が開けていて視界はすこぶる良い
富士山がモヤの中で見えなかったのが残念
ハマイバ丸近くの草原 ハマイバ丸手前の草原
ハマイバ丸の手前にも明るい草原が開けている
ヤマオダマキ、ノアザミが多かった
ハマイバ丸 ハマイバ丸頂上
木に覆われていて南側の一部を除くと視界は殆ど無い
破魔射場 破魔射場
石積みがあり南側が開けていて、視界がよければ富士山が見える
この日富士山はモヤの中
湯ノ沢峠避難小屋 湯ノ沢峠避難小屋
林道終点の駐車場の脇にある
入口の手前の空き地はあまりきれいではないが、中は整理整頓されており、清潔そうな布団も数組置かれている
湯ノ沢峠など、付近にこの避難小屋を示す表示が見当たらなかった

同行した飼い犬 同行した飼い犬(ハマイバ丸付近で)
かなり暑かったが、水の要求は思ったより少なく活発に歩いていた
ノミ、ダニ対策をして山に入ったが、時々顔にノミが付き、帰宅後風呂に入れてノミ取りシャンプーで体を洗うと、ノミとダニが数匹出てきた

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