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No.35 日向山
南アルプス前衛の山の日向山(1660m)に登り、山頂近くの雁ヶ原の奇岩群の景観を楽しんできました。天気にも恵まれ、楽しい一日でした。

日時 2004年(平成16年)4月12日(月)
天候 晴
同行 飼い犬

所要時間
矢立岩(9.00) ←1時間45分→ (10.45)雁ヶ原(12.45) ←1時間5分→ (13.50)矢立岩

山行概要

雁ヶ原から見た甲斐駒
雁ヶ原から見た甲斐駒
日向山へは矢立岩から尾根筋を行くルートと林道から錦滝を経由するルートの2つがありますが、今回は尾根道ルートを往復しました。天気予報では暑くなると言っており、歩き始めた時の気温は約20℃で、10分も歩くと汗が噴出しました。矢立岩から登山道へ入ると最初は雑木林のような中を歩きます。しばらく歩くと、徐々にカラマツが多くなり、やがてカラマツとクマザサの林になってこれがしばらく続きます。同じような登りに飽きてきた頃、道は平坦になり、僅かに下った鞍部に無人雨量計?がありました。ここからまた僅かに登り返した所に日向山の頂上の三角点の方向を示す表示があります。ここまで来ると、目指す雁ヶ原は目と鼻の先です。 

頂上を示す表示を過ぎて林を出た途端、パッと目の前に広がる雁ヶ原の景観に一瞬息を呑みました。ここの景観は、これまで何回となく写真では見ていますが、写真と実物ではやはり迫力やスケール感が全く異なります。実物を前にして味わう感動は写真で得られません。しばし目の前の景観に見惚れた後、1時間ほど雁ヶ原の彼方此方を歩いて写真を写しました。この間、雁ヶ原は私以外無人で、誰に遠慮することなく歩き回ることができました。

一通り写真をとり終えた後、雁ヶ原の上の林の中で昼食をとり、帰り支度をして雁ヶ原に出てみると数組のパーティーが木陰で休んでいました。今回は犬を同行していたので、この後急坂がある錦滝の方へは下らずにに、登りと同じ尾根道を引き返しました。犬を遊ばせながら下りましたが、1時間ほどで矢立岩に戻りました。


日向山のルートマップ日向山は矢立岩まで車で来ると雁ヶ原までの標高差が550mほどになり、2時間足らずの歩行で、特異な景観を目にすることができます。尾根筋の登山道の傾斜は比較的緩やかで、荒れていませんので、登り下り共歩き易い道です。雁ヶ原の侵食はどんどん進んでいるようで、砂上には水でえぐられた溝が何本もできており、根こそぎになった倒木やここに立っていたと思われる標識等が、砂の上に倒れていました。帰り道、むかわの湯に入りましたが、大きな浴槽がある立ち寄り湯でした。

矢立石の登山道入口 矢立岩
日向山ハイキングコース入口の標識が立っている
朝着いた時、ここに止っていた車は1台だったが下山した時は6台に増えていた
駐車スペースはあまり広くなく、シーズン中の休日は駐車スペースを確保するのが難しそう
ここまで来る林道は殆どが舗装されている
林道へ入る前に見られる鳳凰三山が素晴らしい
観音像の石碑 登山道の観音像?の石碑
矢立岩と頂上の間の中間点に近い所に祀られていた
この石碑には天保十?年と彫られていたので江戸時代末期の作品
カラマツの林 カラマツとクマザサの林
登山道の半分ぐらいはこのようなカラマツ林の中にある
雁ヶ原の景観と共にこのカラマツ林の春の新緑や秋の紅葉も見事だと思われる
無人雨量観測計 無人雨量計?
ここまでくると頂上や雁ヶ原は目前           
日向山の頂上 日向山頂上
小さな広場で三角点と日向山と記載された標識がある
眺望は得られない

雁ヶ原の景観
雁ヶ原の白い砂 雁ヶ原の岩峰群
白い砂と特異な形の岩が独特の景観を形作っている
雁ヶ原と八ヶ岳 雁ヶ原と甲斐駒
遠景は八ヶ岳 遠景は甲斐駒

同行した飼い犬(芝犬) 同行した飼い犬(雁ヶ原で)
雁ヶ原で写真を写している間はザレ場から滑り落ちる危険があるので立木に繋がれた
私が見えなくなっても、吼えもせずおとなしく待っていた

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