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No.30 夜叉神峠 |
白峰三山の眺めが素晴らしい夜叉神峠(1760m)に登りました。 日時 2004年(平成16年)2月24日(火) 天候 晴後薄曇 同行 飼い犬 所要時間 駐車場(8.50) ←1時間20分→ (10.10)夜叉神峠小屋(10.30) ←30分→ (11.00)高谷山(11.15) ←15分→ (11.30)夜叉神峠小屋(昼食)(12.40) ←40分→ (13.20)駐車場 山行概要
車から降りて登山道へ入っても、しばらく雪はありませんでしたが、それでも30分近く歩くと道は一度融けて凍った雪に覆われ、アイゼン無しでは歩けなくなりました。普通のアイゼンにするか軽アイゼンにするか考えましたが、峠まできつい登りは無さそうでしたので、軽アイゼンで行ける所まで行くことにしました。結局道の状態は最後まで変ることが無く、この日は終日軽アイゼンで間に合いました。 凍った道がしばらく続き、そろそろ休憩しようかなと思い始めたら夜叉神峠に着きました。ここからは白峰三山の間ノ岳と農鳥岳を見ることができます。登山道へ入ってしばらくすると、木の間から見える空の色がだんだん白くなって陽射しが徐々に弱くなるのが気になっていましたが、夜叉神峠へ着いた時、空は全面白い薄雲で覆われ、日差しは殆どありませんでした。 白峰三山が良く見える夜叉神峠小屋の前の広場はここから数分ですから、夜叉神峠では休みを取らずに夜叉神峠小屋まで行きました。小屋の前まで来ると白峰三山が目の前にドーンと聳えており思わず歓声を上げたくなります。陽射しが無いため、コントラストが無くのっぺりして見えるのが少々残念でした。写真を写し、しばらく休憩しましたが、昼には少し早いので高谷山へ往復することにしました。高谷山へ行く場合、夜叉神峠から先は笹薮の中の雪道を歩きますが、笹が完全に雪の中に埋まっていないため、気をつけないとこれを足やアイゼンに引っ掛けます。 高谷山の頂上は見晴らしがないと思っていましたが、西側が一部ぽっかり口をあけていて、ここから北岳が良く見えます。ここでもしばらくの間写真を写し、再度夜叉神峠小屋に向かいました。小屋の前の広場に着いてみると登山者が一人休んでいました。挨拶の後同行した犬のことなどで二三言葉を交わしましたが、これから鳳凰三山の縦走に向かうとのことです。話の切れ目ができたところで、この登山者は私の倍以上の荷物を背負って大崖頭山の方へ向かいました。 夜叉神峠小屋の前のベンチでいつものように湯を沸かして昼食をとり、かたづけ始めていると、今度は年配の夫婦連れのパーティーが登ってきました。かなり前からカウベルの音が聞こえており、賑やかな感じがしました。この人達とも少し話をして小屋を後にしました。帰りはかなりゆっくり歩いたつもりですが、途中で写真を撮るなどの道草をしなかったためか、随分早く駐車場に着きました。この後、立ち寄り湯の白根桃源天笑閣に寄って風呂に入り、帰宅しました。 今年になってから、右足の調子が良くなく、今回は少し楽な山行ということで、夜叉神峠にしました。雪の少なさとこの日の季節外れのポカポカ陽気が重なり、随分のんびりした一日でした。 |
夜叉神峠登山口 立派なあずま屋とその向こうには山小屋の開閉等の状況を記した掲示板がある |
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登山道へ入ってしばらくすると凍った雪道が現れた |
夜叉神峠 間ノ岳と農鳥岳が良く見える ここから夜叉神峠小屋までは歩いて数分の距離 |
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夜叉神峠小屋 この季節、小屋は営業していない 小屋の前は明るい広場で休憩用のベンチが幾つか置いてある 小屋の前の広場には白峰三山を背にして右のような看板が立っている ここが夜叉神峠? |
高谷山への道 高谷山は標高1842mで夜叉神峠からきつい登りは無い ずっと笹混じりの雪道だった |
高谷山頂上 小さな広場で高谷山と表示した標識と導標が立っている |
高谷山頂上の見晴し 頂上の一角はポッカリあいておりここから北岳が良く見える |
夜叉神峠小屋で会った登山者 山のような装備を担いで大崖頭山の方へ歩いて行った |
高谷山頂上で 今日も喜んでついて来て、大好きな雪の上で転げまわっていた こういうところは幼犬そのもので、年齢を感じさせない |