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No.20 檜洞丸
11月は平日の天気がずっと悪かったのですが、この日は移動性高気圧に覆われて晴天が期待できるという天気予報でしたので、西丹沢の檜洞丸(1601m)に登りました。西丹沢自然教室に車を止め、つつじ新道経由で檜洞丸に登り、犬越路を回って下山しました。

日時 2003年(平成15年)11月14日(金)

天候 晴のち曇
同行 なし

所要時間
西丹沢自然教室(6.30) ←1時間→ (7.30)ゴーラ沢出会(7.40) ←1時間5分→ (8.45)展望台(8.55) ←55分→ (9.50)頂上まで0.8km地点(10.00) ←20分→ (10.20)石棚山分岐(10.20) ←20分→ (10.40)檜洞丸頂上(11.30) ←35分→ (12.05)神ノ川分岐(12.15) ←1時間30分→ (13.45)犬越路(13.50) ←1時間5分→ (14.55)用木沢出会(14.55) ←30分→ (15.25)西丹沢自然教室

山行概要

展望台から見た富士山
つつじ新道の展望台から見た富士山
手前の丸く尖った山は権現山
ゴーラ沢出合まではたいした登りも無く、奥多摩あたりの里山歩きのような感じでした。ゴーラ沢を渡って石段を登った途端、クサリ場が現れてそれまでなんとなく寝ぼけていたような全身の筋肉が緊張して、ピリピリ音を出すような感じになりました。ここから登りがきつくなりますが、ゴーラ沢を越えて20分もすると木の間越しに真っ白な富士山が頭を出すようになり、これを見て気を紛らわすことができます。富士山がその手前の丸っこい山(権現山)よりどんどん高く見えるようになりますので、高度を稼いでいるのが良く分ります。

ゴーラ沢を過ぎて取りあえずの目標とした展望台には1時間ほどで着きました。展望台からは富士山が真正面に見え、しばし疲れを忘れさせてくれます。たまたま柵の手入れをしている地元の人がここにいたので少し雑談をしました。この辺りの今年の紅葉のことを聞いたら、今年は紅葉する前に葉が落ちてしまったと言っていました。このあと頂上まで割合きつい登りが続きましたが、頂上まで0.8km地点の休憩所で一服したり写真をとりながらのんびり登りました。

頂上に着いたのが11時前で、昼食には少し早いかなと思ったのですが、雲が出始めて空模様が怪しく感じられたので早めに昼食をと、いつものように湯を沸かして昼食を始めました。頂上に着いたとき先客は一人だけでしたが、昼食の間にどんどん人が増え、私が頂上を出発する頃は10人ぐらいの人が集まっていました。


昼食後予定の犬越路に向かいました。頂上を出るとすぐ目の前の視界が開けますので、まわりの景色を楽しめます。富士山が雲間に少ししか見えなかったのが残念でした。この後神ノ川分岐までは順調でしたが、その先はクサリ場や梯子のある急斜面が多く、予想以上に時間がかかりました。手にしたトレッキングポールと肩にか檜洞丸のルートマップけたカメラが邪魔になるので、下りのクサリ場は大の苦手です。神ノ川の分岐と犬越路の間で3組のパーティーとすれ違いましたが、犬越路に着いたのが午後2時近くになり、この後は用木沢出合まで誰にも会いませんでした。犬越路から用木沢出合までは最初少しきつい道をジグザグに下りますが、比較的歩き易い道で、東海自然歩道の導標がうるさいくらい沢山設置されていました。

紅葉が終っていたので、遠くの景色を写真に撮りたかったのですが、日が射したのは午前11時ごろまでで、天気は期待したほどではなく、コントラストの無い寝ぼけた写真が多くなってしまいました。さすがに花は殆ど見かけませんでしたが、それでもメギマユミが赤い実をつけていたり、犬越路の近くではリンドウがつぼみをつけていました。

檜洞丸はシロヤシオ以外、眺望も期待できない地味な山というイメージを持っていましたが、今回歩いたコースは眺望があり、冬枯れの明るいブナ林の開放感にも浸れる楽しいコースで、檜洞丸を見直しました。帰りに中川温泉にあるぶなの湯に入りましが、シーズンオフの平日にも係わらず混んでいました。内湯と露天風呂があり、内湯の浴槽と洗い場は5〜6人でほぼ定員の比較的小さな立寄り湯でした。

つつじ新道入口 つつじ新道入口
標識には檜洞丸4.8kmと表示されている
頂上までの導標はすべて出発地と頂上までの両方の距離が表示され、統一されている
ゴーラ沢出合 ゴーラ沢出合
西丹沢自然教室側から対岸へ渡った所にある石段
ちょっと分りにくく、右側の沢を渡りそうになった
石段の上にすぐクサリ場があり登りがきつくなる
頂上まで0.8km地点の休憩所 檜洞丸頂上まで0.8km地点の休憩所
一面に霜柱が立っていた
ここにはテーブルがあり見晴しも良い
ここから数分登ると展望台と同じように富士山が良く見える
このすぐ上と頂上近くで登山道の整備作業が行われていた
大室山 この休憩所は大室山の方向が開けており、大室山とその左方に南アルプスが遠望できる
ここからは犬越路の避難小屋も見える
木道の多い登山道 頂上まで0.8km地点の休憩所を過ぎると木製の階段が多くなる
石棚山への分岐 石棚山への分岐
ここから頂上までは登りも緩やかになり、あと一息
この少し先まで行くと蛭ヶ岳から東丹沢の山々が一望できる
頂上間近のブナ林 頂上間近のブナ林
開放感があり、しばらく見惚れていた
木道から下りられないのが残念
檜洞丸頂上 檜洞丸頂上
頂上は割合広くテーブルがそこここに設置してある
この日は周りの木が葉を落としていて開放感があった
檜洞丸頂上直下の眺望 檜洞丸の頂上から犬越路に向かうとすぐ眼前が開け、正面に大室山、左方に富士山が良く見える
尾根道 頂上を下るとしばらくは気持ちの良い尾根歩きが続く
神ノ川分岐 神ノ川分岐
テーブルがあり一息入れるのに調度良い
マユミの実 マユミの実
神ノ川分岐の少し先にあった
茶褐色のモノクロ調の冬枯れの中にピンクが浮き出て印象的だった
犬越路と避難小屋 犬越路と避難小屋
避難小屋の中 避難小屋の中
土間と板敷きが半々で土間にはテーブルと椅子が設置されている
中はきれいに掃除され、整理・整頓が行き届いていた
用木沢出合 用木沢出合の駐車場
10台ほどが楽に止められる
犬越路、白石峠、西丹沢自然教室の方向を示す導標が立っている

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