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No.17 月山
所用で山形県の鶴岡市へ行くことになり、ついでに私の好きな東北の山の一つの月山(1980m)に登りました。姥沢からリフトを利用したので比較的楽な山行でした。なお、前々日の夜から前日の朝にかけて降った雪が今シーズンの初冠雪になったとのことでした。

日時 2003年(平成15年)10月18日(土)
天候 晴のち曇
同行 なし

所要時間
月山リフト上駅(8.00) ←30分→ (8.30)姥ヶ岳(8.40) ←10分→ (8.50)金姥(8.50) ←20分→ (9.10)牛首(9.20) ←40分→ (10.00)鍛冶小屋(10.00) ←20分→ (10.20)月山神社(10.30) ←40分→ (11.10)牛首(11.25) ←15分→ (11.40)姥沢小屋への分岐(11.40) ←30分→ (12.10)月山リフト上駅

山行概要

姥ヶ岳山頂から見た月山
姥ヶ岳山頂から見た月山
山頂は今シーズンの初冠雪で白くなっていた
前夜は志津温泉に宿泊し、姥沢の駐車場には午前7時30分に着きました。土曜日でしたが大駐車場の先にある小さな駐車場には未だ空きが残っており、ここに駐車することができました。駐車場の端にあるリフト乗り場へ通じる道の入口に「月山環境美化協力金徴収所」が設けられており、ここで200円を払いました。一種の入山料ですが、このような料金を払うのは初めての経験です。

リフトに乗っている時間は約15分で少々長く感じますが、上駅のある標高約1500mまで標高差約260mを歩かずに済みます。ここを歩いた場合の所要時間や体力の消耗を考えますと、大げさな表現になりますが、改めて文明の利器の素晴らしさを実感します。リフトを降りて歩き出すとすぐ、姥ヶ岳を経由するコースと月山直下の牛首へ直接向かうコースの分岐に出会います。午後から天気が崩れるとの天気予報でしたので、天気の良いうちに見晴らしの良いところを通っておこうと、ここは姥ヶ岳へ登るコースを取りました。しかし、こちらを歩く人は少数派で多くの登山者は登りが少ない直接牛首へ向かうコースを取っていました。

月山ルートマップ姥ヶ岳の山頂は広くて小さな池があり木道が周囲を取り囲むように配置されています。ここまで来ると日本海側も開け、360°の眺望が得られます。この日は遠くがかすんであまりクリアーな眺望は得られませんでしたが、それでも爽快な気分に浸れます。姥ヶ岳から牛首までは、正面に月山、右手下方に牛首へ向かう木道を歩く豆粒のような登山者が遠望できるアップダウンの少ない気持ちの良い尾根歩きを楽しめました。途中にある金姥には賽銭が置かれていました。

牛首からは登山者が多くなり賑やかになりました。登山道の登りがきつくなりだすと雪が現れ、鍛冶小屋あたりでほぼ完全な雪道になりました。ここまで来ると風が強くなるとともにガスが周囲を覆い始め、山頂の月山神社に着いたときは、ガスで視界は殆どありませんでした。頂上は風も強く視界もありませんでしたので、月山神社で形だけのお参りをしてすぐに下山を始めました。未だ昼前でしたので、途中多くの登山者とすれ違いました。20日で登山道を閉じ、リフトの運行も休止するとのことですので、今シーズン最後の賑わいだと思われます。牛首からは直接リフト上駅に向かうルートを取りましたが、殆どが木道で起伏が少ない楽な道です。

下山後、前夜泊まった志津温泉の旅館で温泉につかり、今日の目的地の鶴岡市に向かいました。志津温泉の五色沼を見た後、旧道の六十里越を走りましたが、素晴らしい紅葉でした。

月山環境美化協力金徴収所 車を止めたすぐ先に「月山環境美化協力金徴収所」と書いた看板を掲げたプレハブ小屋が建っていた
ここで協力金200円を支払ってリフト乗り場へ向かった
リフト上駅 リフトを降りると目の前に月山が見える
姥ヶ岳山頂からの眺望-朝日連峰 姥ヶ岳山頂から朝日連峰を望む
晴れてはいたが、視界は今ひとつだった         
姥ヶ岳山頂からの眺望−酒田市街と日本海 姥ヶ岳山頂からの眺望
酒田市街とその向こうに日本海             

姥ヶ岳と牛首の間の稜線 稜線からの眺め
姥ヶ岳から牛首までは気持ちの良い稜線歩きを楽しめる 稜線からは牛首へ続く木道とその上を歩く登山者が豆粒のように見える

金姥 金姥
姥ヶ岳を下りきると湯殿山への分岐がある金姥に着く
賽銭箱があり、小銭が入っていた
牛首 牛首
ここまで来ると月山の山頂が目の前に迫ってくる
休憩用のベンチがある
登頂時は時間が早かったせいか、誰もいなかったが、下山する時は沢山の人が休んでいた
雪の月山頂上 月山山頂はガスの中
視界は20〜30mで、周りが白いことしか分らなかっ
月山神社 この奥が月山神社
受付はすでに閉められていて無人だった
これより奥は写真撮影禁止と表示されていたので写真撮影は遠慮した

エビの尻尾 頂上小屋の岩陰にはエビの尻尾ができていた     
ナナカマドの実 ナナカマドは葉が落ちて赤い実だけになっていた     

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