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No.2 明神ヶ岳
箱根外輪山にある明神ヶ岳(1169m)に登るコースはいくつかありますが、今回は最乗寺口から登りました。私にとっては三十数年ぶり、同行者には初めての雪の山道です。久し振りの雪道をつぼ足で歩いたためか結構へばりました。

日時 2003年(平成15年)1月22日(水)
天候 薄曇
同行 家内、飼い犬

所要時間
最乗寺駐車場(8.45) ←1時間20分→ (10.05)見晴小屋(10.20) ←2時間30分→ (12.50)明神ヶ岳頂上(14.20) ←55分→ (15.15)神明水(15.15) ←15分→ (15.30)見晴小屋(15.40) ←40分→ (16.20)最乗寺駐車場

山行概要

明神ヶ岳頂上から見た金時山
明神ヶ岳頂上から見た金時山
最乗寺の駐車場に車を置き、歩き始めて30分もすると登山道に雪が目立ち始めました。見晴小屋まで登ると登山道は一面うっすらと雪に覆われており、ここから上は10〜20Cmほど積もった雪道を歩くことになりました。

見晴小屋からしばらく歩き、水場の神明水の少し手前まで来たところで、私達と同年輩の夫婦の登山者に追い越されました。斜面はそうきつくはありませんでしたが、この辺りから足が重くなりピッチが上がらなくなりだし、そのうち少し歩いては休むの繰り返しになり、これが頂上まで続きました。

神明水の水場は付近が雪に覆われていましたが、水は凍ることなく流れていました。見晴小屋を過ぎるとここまでしばらく陽射しの下を歩きますので、夏場は良い休憩場所になりそうです。神明水を過ぎるとすぐ樹林帯に入り、ここで下山してくる親子連れと思われる3人組のパーティとすれ違いました。この日会った登山者はこのパーティが最後です。明神ヶ岳ルートマップ樹林帯の中は、木の枝にまだ雪が残っており、新雪の直後のような美しい雪景色を眺めながら歩くことができました。へばっていたのと写真を沢山写したのとで、この樹林帯へ入ってから稜線へ出るまで随分時間がかかりました。稜線へ出ると雪は更に深くなりましたが、トレースがしっかりできていて歩きにくいという感じはありません。頂上に着いてみると、先刻我々を追い越した夫婦連れの登山者が出発するところで、挨拶をすると、帰りは宮城野側へ下って温泉に入るけれど、これが楽しみだと言っていました。

頂上は少し寒かったのですが、お湯を沸かして暖かい飲み物を作り、昼食のおにぎりを食べながらゆっくり休みました。頂上に着いた時は、金時山の向こうに富士山がかすかに見えていましたが、昼食後下山する時は、見えなくなっていました。

アイゼンを持って来ていませんでしたので、下りの雪道で何回か転ぶことを覚悟して、下山を始めましたがトレッキングポールが役に立って、結局最後まで転ぶことはありませんでした。調子がよければ明星ヶ岳の往復も、などと登る前は都合のよいことを考えていましたが、これはとんでもない話で、自分の体力の無さを思い知らされた山行でした。

登山道入口 登山道入口
最乗寺の駐車場から歩いて数分のところにあり、大きな赤い和合下駄が目印になる
バス停等からここへ来る場合は、参道を直進する
途中で右折して本堂内に入り込まないよう要注意
本堂内にも和合下駄があり、そのすぐ先に登山道らしき道があるが、この道は現在廃道
見晴小屋 見晴小屋
名前の通り小屋の前は見晴しが良い
休憩用のベンチもある
見晴小屋からの眺望 見晴小屋からの眺望
南足柄市の市街とその向こうに丹沢が眺められる
雪道 見晴小屋から上はずっと雪道だった
この辺りまでは順調に歩けたが、この少し先からへばりだし、体力不足を痛感した
木の枝に残る雪 稜線近くの樹林帯の中では雪がまだ木の枝に残っており新雪の中を歩いているような感じ
静かな雪山の感触を味わうことができた
稜線の雪道 稜線まで来ると、更に雪が深くなった
明星が岳頂上 明神ヶ岳頂上から見た箱根内輪山、大涌谷         

同行した柴犬(チャコ) 同行した飼い犬
好きな雪があったので、終始嬉々として走り回っていた

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