STEP:2 パラシュートハーネスの修正

全ての装備中もっとも省略箇所が目立つのがMA-2パラシュート・ハーネス。
構造自体が大幅に簡略化されており形も異なるのだが
これを直そうとすると最初から自作した方が早い、と言うことになってしまうし
上から他の装備を装着すると、ほととんど見えなくなってしまうので
気になる部分にだけ手を加えて行くことにしよう。

1・2:実物MA-2ハーネスとHOT TOYS製ハーネスの腰部分の比較。
少々判りづらいが、実物写真は向かって左側が上半身になる。
HOT TOYSのハーネスで腰左右に縫いつけられているバックル(A)は、
本来は背中で交差して腰に回ったベルトに取り付けられており、表側からは見えない。
また、(B)のベルトは肩から腰に延びたベルトの胸のあたりに縫いつけられている。
さらに、シートベルトと接続するためのバックルが取り付けられたベルトと
腿の前を通るベルトとを繋ぐ部分(C)が省略されている

3:HOT TOYSのハーネスでは腰左右のバックルが下向きに取り付けられてしまっているため、
背面から股間を通したベルトを止めると向きが合わずに付け根が捻れてしまう

4:縫い目をほどいてバックルを取り外し、取り付け方を変更してやる。
付け根のベルトの長さも半分にした。余った分は後で使用するので残しておくこと。
また、腹前のベルト(画像2のB)は取り付け位置が全く異なるので付け根から切り取っておく

5:バックルは45度前方に回転させて付けなおしてやる。
どうせなら本体の裏側に取り付けた方が実物とのギャップは少ないだろう

6:シートベルトと接続するためのバックルが左右に離れすぎているように感じたので
ベルトの両端をカットして短くする

7:腰左右のバックルを付け直したときに余ったストラップを継ぎ足して
股間を通るベルトと繋がる部分を造ってやる

8:ここは実物を手に取ったときにかなり目立つので是非修正して欲しい。
腹部前のベルトは元々長めなので、上端をハーネス本体の裏側に付け直しても長さ的問題は発生しない

9:改修の終わったハーネス。前項の画像4と見比べて欲しい。
腰左右のバックルはサバイバル・ベストやライフプリザーバーを装着すると全く見えないので
シートベルト接続部の修正に必要な部品取りのついで、と割り切ってしまおう


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