アームズマガジン2004年8月号の「カスタムのすすめ」用に製作した海兵隊“フォースリーコン”です。
記事内容「ナイロンテープとコードでフィギュアをディテールアップする」に合わせて、
簡単な自作アクセサリー追加とパーツのアレンジ(と毎度おなじみウェザリング)で仕上げてあります。

フィギュアはBBIのG3.5(SEAL TEAM 3/RAPTOR)。
装備とユニフォームは市販品の寄せ集めでそれらしくまとめてあります。
本当は、米軍は特殊部隊が任務上必要と判断した等の特殊なケース以外、基本的に顎髭は禁止ですし、
特に海兵隊は身だしなみにウルサイらしいので、フォースリーコンといえども
“顎髭”はあり得ないシチュエーションなんですが……
装備の組み合わせを確認するときに、とりあえず手元にあった“ラプター”に着せてみたら
なんだか異常に似合ってしまって…結局そのままにしてしまいました(^^;
この人は髭が伸び放題になるくらい長期間にわたる特殊任務を遂行中…ということでご容赦下さいm(_ _)m

BDUはドラゴンTears of The Sunの物から肩ポケットを外し、代わりにベルクロを貼り付けて使用。
チェストハーネスはa.c.eのSOEフロッグ、ブーニーハットはTOY SOLDIERのBDUセットに付いていた物。
ヘッドセットはBBI、M4はHOT TOYS。いずれもパステルでウェザリングを行ったのみです。

ブーニーハットのループに、携帯ストラップなどに使われるナイロンコードを4つ編みにして通してあります。
本当は部隊ごとに伝統的なパラコードの編み方が有るようなんですが、
12インチフィギュアならこの程度でも十分それらしく見えるのではないか、と…
“四つ編み”の編み方は組みひもの本やHPに載ってますので、探してみてください。

胸の前にぶら下がっているのは歩数をカウントして移動距離を計算するための“ペースカウンター”です。
作り方は…あえて説明するまでもない、というか見たまんまなんですが…
二つ折りにしたナイロンコード(長さ12センチ程度)に市販のアクセサリー用ビーズを通してあります。

ALICEパックはドラゴン製。くくりつけてあるキャメルバッグはHOT TOYS。
2QTキャンティーンはドラゴン。1QTキャンティーンはBBの中身にドラゴン/ウルトラのカバー。
(なぜか同メーカーのカバー+本体よりもサイズがピッタリ合うのです(^^;)
スモークグレネードはBBI、ファーストエイドポーチはドラゴン製です。

M4のスリングはナイロンテープとa.c.eのバックルセットを使って自作。
AN/PAQ-2の脱落防止用パラコードをナイロンコードで再現してみました。
(しまった! トリジコン縛るの忘れてた!)

ホルスターはBBI製。カールコードでピストルランヤードを自作……したんですが、
BDUに隠れて全然見えません。
同じ物がHOT TOYSのレンジャーに付いてくるので
今更自作する必要もないと思います……というか
この状態でランヤードは却って邪魔じゃ無いのか? と言う気がしますが
そこは“テープとコードの使用例”を極力沢山盛り込むため、ということで(^^;

ニーパッドはBBI、パステルでウェザリングを加えたのみですが
ココにも脱落防止のパラコードを再現しても良かったかも…

ブーツもBBIを使用。靴ひものモールドをカッターで切り落とし、ナイロンコードを通してあります。
ベロ部分に切り込みを入れて紐を締め込み、足首を引き締めてやると効果的です。

せっかく靴ひもをライブにしたので、ドッグタグ(認識票)を通してみました。
光を反射しやすい物をこんなところに取り付けるのは
隠密行動を取るべき“フォースリーコン”としてはいかがな物か、とは思いますが、
これまた“作例”のためのウソ、と言うことでご了承下さい。

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