U.S. ARMY AIRFORCE FIGHTER PILOT

B-10ジャケットとA-9トラウザースを着用した大戦末期の戦闘機パイロット。
B-10は航空機の性能向上に伴い機能不足となった革製ジャケットに代わって
1943年7月に正式採用されたコットン製ジャケット。
この時期は飛行装備近代化の過渡期にあたったためB-10の装備期間は非常に短く
翌年4月には準標準装備扱いとなり45年には調達が停止されているが、
袖口や裾のニット処理などに後のB-15〜MA-1へといたる
ナイロン製ジャケットへの影響を見ることができる。

ユニフォームはHASBROクラシック・コレクションの“TUSKEGEE FIGHTER PILOT”のもの。
ジャケットとトラウザースはモデルを特定できる程度にはリアルなのだが
いかんせん色が良くないので布用染料で染め直してある。
パラシュートハーネスはACES製のシートタイプを使用している。
フィギュアはドラゴンのハンス。パラシュートハーネスには空挺部隊用のファーストエイドパックが取り付けられている。航空部隊用のエイドポーチも存在するのだが、コンパクトな空挺部隊用を使用するパイロットも多かったようだ
自作したライフプリザーバー(救命胴衣)。文字はアイロンプリントで転写、ベルトはナイロンのリボン、金具はアクセサリー用を使用。襟部の黒いチューブは作動不良時に息を吹き込んで膨らませるためのパイプ

ヘルメットと酸素マスクのディテールアップ。左が改造後、右がオリジナル。マスクにはゴムと綿リボンでストラップを追加、ストラップはアルミリベットで固定してある。ホースはゴムチューブにアルミ線を巻き付け熱収縮チューブを被せたが、アルミ線が細すぎたようだ
ヘルメット本体は茶で塗装した後ベージュでドライブラシをかけた。ベルトを止めるストラップにカッターで切り込みを入れ実際にゴーグルのベルトとヘッドホンのコードを通せるようにしてある(非常に簡単で効果的なのでオススメです)

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